Crystal Kayと言えばキャリアも長く、十代の頃から実力派シンガーとして知られていますが、彼女の曲の魅力は、何処と無く感じられる切なさではないでしょうか。彼女の歌声は、歌詞によってはその切なさを増し、聴いている者の胸に訴えて来るのです。
アニメ版の「のだめカンタービレ」のエンディングテーマとしても有名な曲、「こんなに近くで…」。切ない片想いの曲の決定版とも言えるこの曲ですが、実は曲全体にベートーヴェンの交響曲第7番第1楽章をフィーチャーした楽曲になっているのだそうです。
恐らくこの曲の制作者は、やっぱり「のだめ」の世界観を意識して作ったのでしょうね。
そんな背景もあってか、「こんなに近くで…」は、彼女の持ち歌の中で、オーケストラの美しさが最も際立っている曲だと言えるのではないかと思います。また、この曲はどちらかと言うとアップテンポな曲でありながら、片想い特有の切なさを有しています。
そんなCrystal Kayの「こんなに近くで…」の歌詞はコチラ
片想いを経験したことがある人は、性別を問わずこの曲の歌詞が痛いくらい心に響くのではないでしょうか。凄く好きなのに、告白する勇気がない。告白したいんだけど、フラれるかも知れないと思うと怖くて実行出来ない。だけど他のライバルに取られそうな気がして、気持ちだけは焦ってしまう…。恋愛って、楽しいだけじゃないんですよね。好きであればあるほど、切なさも増してきます。片想いをした事がある人は誰もが共感する歌詞なのだと思います。
また、この「こんなに近くで…」、実はPVが「きっと永遠に…」とリンクしているのです！「きっ と永遠に…」のPVにそっくりの背景と彼女そっくりの人形が映し出されて、そこから「こんなに近くで…」のPVが始まるのです。終わりにもその人形が登場し、クリスタル本人と共演しています。
現在進行形で片想いをしている人は、カラオケでこの曲を好きな人に向けて歌ってみてはいかがでしょうか？
この曲の力を借りて、自分の今の気持ちを伝えてみませんか？
もしかしたら、相手もあなたに同じ気持ちを抱いているかも知れませんよ。
TEXT:rie-tong
1999年「Eternal Memories」でデビュー。「Boyfriend -partⅡ-」「恋におちたら」などのヒット曲で大ブレイク。 2015年にCrystal Kay feat. 安室奈美恵「REVOLUTION」、「何度でも」（フジテレビ系木曜劇場『オトナ女子』挿入歌）を含むロングヒットアルバム『Shine』のリリース後も、LIVEなど精···
