木村拓哉が持つ才能
木村拓哉はジャニーズ事務所所属の歌手・俳優・声優であり、国民的アイドルグループSMAPの元メンバーです。
今は解散してしまった大物グループ「SMAP」ですが、木村はその中でも絶大な存在感を放っていました。
彼がSMAPのメンバーとしてデビューするまでの経緯と、音楽も含めたさまざまな活動について紹介します。
SMAPとしてデビューするまで
1972年11月13日に大阪府箕面市で生まれ、東京都で育った木村は「キムタク」の愛称で親しまれています。
2000年に歌手の工藤静香と結婚し、長女Cocomi、次女Kōkiはモデルとして活躍しています。
木村がジャニーズに所属したのは中学3年生の時ですが、きっかけは中学2年の頃に叔母が彼の履歴書を事務所へ送ったことでした。
ジャニーズ事務所側はすぐに木村に連絡しましたが、動物の飼育員を目指していた当時の彼はジャニーズに全く興味がなかったそうです。
事務所側は彼に5回もオファーを送っており、うち4回は断っています。
「やれない人もいるのだから1度行ってみなさい」「ジャニーに会ってくれ」と何度も言われて、興味もないままにとりあえず事務所に行きました。
当時から彼のあふれ出る才能を事務所側も感じており、入所してすぐSMAPの前身グループだったジャニーズJr.の「スケートボーイズ」に加入しています。
その当時から早くもドラマに出演し、木村は既にエースとして頭角を現していたそうです。
このグループには、TOKIOの国分太一やV6の坂本昌行、俳優である反町隆史もいました。
中居正広、稲垣吾郎、森且行、草彅剛、香取慎吾とSMAPとしてデビューしたのが1987年11月です。
1996年に森がオートレース選手になるため脱退し、SMAPは残った5人で活動することになりました。
グループが解散した2016年12月31日までにリリースした音源が次々にミリオンセラーを達成するなど、グループが残した功績は凄まじく、数々の社会現象を起こしています。
俳優・木村拓哉が残した功績
元SMAPのメンバーとして名高い木村ですが、俳優として数々の功績を残していることも有名です。
1994年に人気映画『シュート!』に出演したことで石原裕次郎新人賞を受賞し、それを皮切りに数々のドラマや映画に多数出演するようになりました。
フジテレビ系の看板ドラマの放送枠である「月9」にて主要の役を何度も演じ大ヒットに導いています。
たとえば『ロングバケーション』は初回の視聴率で30.6%、全話平均視聴率が30.8%を記録し、大ヒット作となりました。
彼が出演するドラマはすべて高視聴率になるため「高視聴率男」と称されるくらいになりました。
グループが解散しソロタレントになってからもドラマや映画などで、彼の姿を目にすることができます。
木村拓哉の楽曲でおすすめ曲3選!
木村はSMAPのメンバーの中で最も歌唱力に定評があります。
楽曲によっては、ステージでアコースティックギターの弾き語りを披露するなど音楽的な才能も見せています。
2016年12月にSMAPが解散して現在はソロミュージシャンとしてアルバムをリリースしたりライブを開催したりと、音楽面でも精力的に活動しているようです。
ソロ歌手・木村拓哉の楽曲でおすすめを厳選して3曲をご紹介します。
「サンセットベンチ」
『サンセットベンチ』は、2020年1月8日にリリースした木村拓哉の1枚目のアルバム『Go with the Flow』に収録されている楽曲です。
作詞作曲はシンガーソングライターuru、編曲は鬼束ちひろなどのサポートピアニストやL'Arc〜en〜Cielのプロデュースを手掛ける富樫春生がつとめています。
鍵盤の音とストリングスのサウンドが心地よく、彼の甘い歌声がよく映える極上のバラードです。
MVは『Go with the Flow』の世界観が重要視され撮影されたもので、くつろいでいたりサーフィンをしたり、彼の私生活を覗くような作品になっています。
撮影は朝から夕方までの1日をかけて、屋内・海辺・キャンピングカーなどで行われました。
「ローリングストーン」
2020年1月8日にリリースしたアルバム『Go with the Flow』の7曲目に収録されているのが『ローリングストーン』です。
作曲は歌手の森山直太朗、作詞は森山直太朗の作詞共同作者として名高い御徒町凧、編曲は塚本高史や大原櫻子にも楽曲提供しているミュージシャン小名川高弘がつとめています。
この楽曲のMVは大学生の水口紋蔵が担当しており、水口が通っている武蔵野美術大学の美術館で撮影されています。
「人の流れ=時間の流れ」で時代の流れを作ってきた木村が、暗い中で歌っている姿を撮影し「時代の中で生きてきた」というコンセプトのもと、できた映像のようです。
「One and Only」
木村拓哉の1stアルバム『Go with the Flow』の2曲目に収録されている楽曲です。
歌詞は人気ロックユニットB'zの稲葉浩志がつとめ、メインソングライターをつとめている多保孝一が作曲編曲を、井上陽水やSMAPのアレンジにも参加しているトロンボーン奏者の村田陽一がブラスアレンジを担当しています。
動画配信サイト「GYAO!」のCMソングにも起用されました。ロックでノリのいいサウンドが心地よい1曲です。
MVは架空のライブ会場をイメージして撮影され、このアルバムを引っ提げて開催されたライブツアーの前にYouTubeで公開されました。
ライブを待ちきれないファンや来場できないファンには、嬉しいライブの躍動感と臨場感を感じられる映像となっています。
歌手「木村拓哉」の今後に注目!
国民的アイドルグループSMAPのメンバーとして、絶大なる存在感を見せていた木村拓哉。
ソロ歌手となった彼の音楽は、更にファンを魅了しているようです。
今から次の新作音源が、楽しみでならない方も多くいるのではないでしょうか?
これまでグループでさまざまな音楽的功績を残してきた木村が、ソロとして今後どのような活躍を見せてくれるのか目が離せません。
TEXT Imahashimiwa