シンジュク・ディビジョン「麻天狼」とは!
『ヒプノシスマイク(通称「ヒプマイ」)』の世界では、野蛮な男性に代わって女性が政権を握り、男性たちは中王区外のディビジョン(区画)で暮らしています。
しかし、武器がなくなっても男たちが戦いをやめないため、人の精神に干渉する特殊な「ヒプノシスマイク」を使いラップバトルで優劣を決めるという「H法案」を制定。
それぞれのディビジョンの男性たちは、ラップバトルを繰り広げています。
そのディビジョンの1つ、シンジュク・ディビジョンの代表チーム「麻天狼(まてんろう)」は、第1回ラップバトル優勝チーム。匂いたつ大人の色気が魅力です。
それでは、シンジュク・ディビジョン「麻天狼」の魅力や彼らのラップについて、今からじっくりと紹介していきましょう!
大人の魅力満載のメンバーたち
メンバーの年齢が35歳と29歳のシンジュク・ディビジョン「麻天狼」は、大人の色気が漂うディビジョンで、チームカラーは灰色(グレー)です。
メンバーは、神宮寺 寂雷(じんぐうじ じゃくらい)、伊弉冉 一二三(いざなみ ひふみ)、観音坂 独歩(かんのんざか どっぽ)の三名。
ヒプノシスマイクらしい個性的な名前ですね。
職業も個性もバラバラですが、心に闇を抱えている点が共通の彼らは、危険な夜の街・シンジュクを舞台に、大人の魅力あふれるチームとなっています。
神宮寺寂雷
リーダー・神宮寺寂雷[じんぐうじ じゃくらい](CV 速水奨)は、1月9日生まれ、35歳のミステリアスな天才医師。「興味深い」が口癖で変人を好みます。
貧しい者には自腹で治療をするほどの仁徳者ですが、かつて殺し屋だった過去を持つ男です。
寂雷は伝説のチーム「The Dirty Dawg」の元メンバーで、同じくThe Dirty Dawgのメンバーだった、シブヤ・ディビジョンのリーダー・飴村乱数(あめむららむだ)とは犬猿の仲。
2人にいったい何があったのか、今後のドラマに期待ですね。
お酒を飲むと人格が変わり「酒持って来んかい!」などと乱暴な口調になるため、同じメンバーの独歩と一二三が、寂雷にお酒を飲ませないように気をつけています。
ただし、本人はお酒を飲むと記憶がなくなってしまうので、自分が酒乱だとは気づいていません。
伊弉冉一二三
伊弉冉一二三[いざなみ ひふみ](CV 木島隆一)は、6月22日生まれの29歳。あけすけな性格とチャラチャラした口調のホストです。
しかし実は彼は、かつて女性に嫌なことをされたことにより極度の女性恐怖症なのです。
一二三は、それを克服するためにホストになり、今では仕事用のスーツを着ると女好きに変貌できるようになりました。
普段はチャラチャラしているのに、女性を前にするとしどろもどろになり、仕事用のスーツを着た途端ホストモードに変わる一二三は、まるで3つの人格があるみたいですね。
小学校時代からの付き合いの観音坂独歩とは、性格は真逆ですが仲がよく、一緒に暮らす仲。寂雷とも釣りに出かけたりと、メンバーと仲良しです。
観音坂独歩
観音坂独歩[かんのんざか どっぽ](CV 伊東健人)は、5月15日生まれの29歳で、医療系の会社に勤めるサラリーマン。ちなみに寂雷は取引先です。
独歩は超がつくほどの悲観主義者で、かなりのネガティブ思考の持ち主。口癖は「すみません!」
なんと、敵に対してまでもよく謝っているのです。
そんな独歩ですが、いざヒプノシスマイクを手にするとかなり勢いのあるラップを披露します。
社畜ストレスをラップにしてぶつけているような歌詞も多く、彼の叫びには定評があります。
いわゆる「ギャップ萌えキャラ」として、人気の高いキャラです。
特におすすめの人気曲を3曲、ご紹介!
過去を背負う医者、女性恐怖症のホスト、限界社畜サラリーマンが揃った「麻天狼」。それぞれが個性的で魅力的なので、キャラソンも濃くおすすめですが、ここではチーム「麻天狼」として特におすすめの人気曲を3曲紹介します。
邪魔をするな!「Shinjuku Style~笑わすな~」
『Shinjuku Style~笑わすな~』は、2018年7月18日発売の『Fling Posse VS 麻天狼』と、2018年11月14日発売の『MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼』に収録された楽曲。
作詞はラッパ我リヤのMr.Qと山田マン、作曲は安藤健作(noTOKYO)とhatch(Mellow Monk Connection)、編曲はラッパ我リヤが担当しています。
Final Battle!トーナメント2チームがぶつかり合うCD『MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼』は、オリコンチャートのCD・デジタルの両方で、キャラクターアルバム初の1位を獲得。
しかも、声優及びアニメキャラクターのアルバム史上初の4週連続TOP10入りの快挙も成し遂げました。
医者がいるのに何なんでしょうか、この殺意は。
インパクトがすごいですね!
大人らしく見えるのに、死ぬほど喧嘩っ早いという二面性も魅力的。
殺意高めのディビジョンにキュン死する人、続出ですよ。
力強く、殺意を感じる危険な楽曲からは、他にはない魅力を感じます。
麻天狼×Zeebra!「The Champion」
『The Champion』は、ユーザー参加型企画「第1回Battle Season」で優勝を飾った麻天狼の優勝記念として発売された楽曲で、2019年2月27日にリリースされました。
ファンの一票で勝敗が決まる、筋書きなしのガチンコバトルの優勝を飾る楽曲です。
作詞はZeebra、楽曲のプロデュースはZeebraと理貴が務めています。
格好いい!これぞチャンピオン!イントロから色気が溢れていますね。
一二三は可愛いし、独歩は妖艶すぎるし、寂雷のラスボス感は圧巻の存在感。
歌詞も曲も「これぞナンバーワン!」といった感じで、何度でも聞きたくなる中毒性のある一曲ですね!
この絶対的王者感がたまりません。
たまには平和に「パピヨン」
『パピヨン』は、2019年4月24日にリリースされた、ヒプマイ1stフルアルバム『Enter the Hypnosis Microphone』の収録曲です。
作詞は岩間俊樹 (SANABAGUN.)、作曲は大林亮三 (SANABAGUN.)、編曲は岩間俊樹・大林亮三が担当しています。
アダルトな麻天狼が「らんらら〜」から始まる曲を歌うとは!破壊力がすさまじいですね。
「一体どうした?麻天狼」と思った人も多いのではないでしょうか。
いつもの殺気立った様子とは違い、釣りを楽しむ平和な麻天狼もいいですね。
ふだんはこんなに平和を愛し、幸福そうに過ごしているのに、バトルになるとガラッと変貌するのが麻天狼なのですね。
彼らへの愛がさらに深まる一曲です。
2020年TVアニメ化決定!
なんと『ヒプノシスマイク』のTVアニメ化が決定しました!
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme Anima(ライムアニマ)のタイトルで2020年に放送されます。
動いてしゃべる「麻天狼」が見られますよ。
そしてCD『麻天狼 -Before The 2nd D.R.B-』は、3月25日にリリースされました。
神宮寺寂雷、伊弉冉一二三、観音坂独歩の3人によるソロ曲と、彼らの物語のドラマトラックが収録されています。
ぜひ聴き惚れてください。
これからも、麻天狼から目が離せませんね。
TEXT 有紀