「どついたれ本舗」とは!?
野蛮な男性に代わって、女性が政権を握る『ヒプノシスマイク(通称「ヒプマイ」)』の世界。
今や争いは銃ではなく、人の精神に干渉する特殊なマイク「ヒプノシスマイク」が取って代わっています。
武器よりも言葉が力を持つ世界で、それぞれの区画(ディビジョン)が、ラップバトルによる男たちの威信をかけた領土バトルを始めました。
そのディビジョンの1つ「どついたれ本舗」は、オオサカ・ディビジョンの代表チームで、コテコテの浪花魂が持ち味です。
それでは、オオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」の魅力や彼らのラップについて、今からじっくりと紹介していきましょう!
コテコテで個性豊かなメンバー!
ディビジョン名が「どついたれ本舗」とは、ずいぶんわかりやすくて直球なネーミング。一度聞いたら忘れることは、まずないでしょう。
そんなオオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」のメンバーは、白膠木簓(ぬるでささら)、躑躅森盧笙(つつじもりろしょう)、天谷奴零(あまやどれい)の3人です。
年齢が46歳と26歳と、全ディビジョンの中でも、最年長のチーム平均年齢です。チームカラーはオレンジ。
デビューは2019年10月30日と、2017年9月2日にプロジェクトが始動したヒプマイの中でかなりの後発ながら、本当に「あっ!」という間に人気チームになりました。
白膠木簓(ぬるで ささら)
リーダー・白膠木簓(ぬるで ささら)は、舞台上では巧みな話術で人を笑わせ、プライベートではオヤジギャグを連発する、26歳のお笑いピン芸人。
誕生日は10月31日、年齢26歳、身長174cm、体重58kg、血液型B型、利き手は左です。
彼はもともとはヨコハマ・ディビジョンの左馬刻の仲間で、チーム「Mad Comic Dialogue」を組んでいたのだとか。これは、先の展開が気になりますね。
声優は大阪出身の岩崎諒太で『からくりサーカス』の仲町紀之や『かいじゅうステップ ワンダバダ』のクレロンちゃんなども演じています。
大阪出身だけあって大阪弁を使いこなし『ヒプマイ』全体で見ても、特にハイレベルなラップを見事にこなしていますよね。聴きごたえがあり、とても魅力的です。
躑躅森盧笙(つつじもり ろしょう)
躑躅森盧笙(つつじもり ろしょう)は、極度のあがり症で大勢の人前では上手に喋れないが、生徒にとても慕われている、26歳の教師。
実は盧笙はかつて、リーダーの白膠木簓とお笑いコンビを組んでいました。
しかし白膠木との才能の差を感じて悩み、最終的に解散する道を蘆笙が選んだのです。
誕生日は3月1日、年齢26歳、身長181cm、体重68kg、血液型A型。
声優は大阪出身の河西健吾で『number24』の柚木夏紗や『Dr.STONE』のあさぎりゲン『鬼滅の刃』の時透無一郎などを演じています。
河西健吾は、歌うま声優としても定評がありますよね。
これからどんなラップや楽曲を歌ってくれるのか、とても楽しみです。
天谷奴零(あまやど れい)
天谷奴零(あまやど れい)は、ヒプマイの最年長キャラの46歳。社交的ですが、目的のためなら手段は選ばない詐欺師です。
いわゆる「イケおじ」といった風貌。常にふざけた口調で話すため真意が読み取れませんが、1度約束したことは必ず守る義理堅さがあります。
誕生日は1月23日、年齢46歳、身長190cm、体重79kg、血液型不明。
声優は東京出身の黒田崇矢で『魔入りました!入間くん』の柚木夏紗や『放課後さいころ倶楽部』の金城タケルなどを演じています。
黒田崇矢は、声優紅白歌合戦2019にも出ていましたね。
低音のイケてるエロボイスで歌われると、ゾクゾクします。
特におすすめの人気曲を2曲、ご紹介!
お笑いコンビかとツッコみたくなるネーミング、それでいてキャラも設定、曲もすべて格好いいディビジョン。それがオオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」なのです。
デビューしてからそれほど経っていないので曲数は少ないですが、しっかりその存在感を示していますね。
それでは、特におすすめの曲を2曲紹介します。
大阪激ラブ!「あゝオオサカdreamin'night」
どついたれ本舗のディビジョン曲である『あゝオオサカdreamin' night』は、2019年10月30日にリリースされました。
この楽曲を担当したのは、なんと「Creepy Nuts」です!(作詞はR-指定、作曲・編曲はDJ松永が担当)
Creepy Nutsは、DJ大会で世界一に輝いたDJ松永と、UMB全国大会3連覇という前人未到の記録を持つラッパーR-指定による、2人組のユニットです。
そんな実力者中の実力者に曲を提供してもらえるなんて、すごいですね!
オリコン週間アルバムランキングでは、2位を獲得しました。
『あゝオオサカdreamin' night』というタイトルから感じる、浪花のコテコテ感。
三味線の粋な響きに厚みのある低音を重ね、大阪弁の歌詞のリズムが流れ込む楽曲の面白さ・心地よさを、どついたれ本舗のメンバー3人が豊かに表現していますね。
期待を裏切らないトラックメイクが光ります。
ノリよく歯切れよく、独創的なヒップホップチューンとしての魅力全開です!
また、立ちすくむ盧笙と、道化となって言葉を引き出していく簓との掛け合いは、感涙ものですよ。
「赤点」「カマゲン」「かまへん」「あらへん」と、お互いの韻が重なっていくところは、2人の心の重なりを表しているようで、胸に迫ってきますね。
簓はラップも歌も上手。盧笙の真面目そうなイケボに耳がとろけ、天谷奴零のエロボイスが怪しいインパクトを与えています。
すべてのディビジョン曲のなかで、YouTube再生回数が最も多いのも納得の中毒性の高い曲です。
新MVに「どついたれ本舗」が参戦!
ヒプマイのすべてのディビジョン・オールスターズによる『ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem- +』は、2020年3月12日に発表された曲です。
作詞・作曲・編曲は、invisible mannersが担当。
さすがオールスターズ!迫力がありますね。
「ペンは剣よりヒプノシスマイク」に思わず納得。
たしかに「アドレナリン」が、バンバン出てきます。
「殺るかもしくは殺られるかだ」というバトルに向かう熱い魂を感じますね。
聴いているだけで気分上々!最高に気分がノッてくる楽曲です。
オオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」は他から2年遅れの新参者ですが、そんなことを感じさせない風格で存在感を放っています。
これぞヒプノシスマイク!たまりません。
これからの「どついたれ本舗」に注目!
画像引用元 (Amazon)
Twitterで世界トレンド1位を取るなど、大人気のヒプマイは魅力的なキャラクターが勢揃い。
新たに誕生した、さらに個性的なディビジョン「どついたれ本舗」のこれからの展開に期待が高まります。
これからも「どついたれ本舗」から目が離せませんね。
TEXT 有紀