sumika/「春風」
1曲目にご紹介するのは、4人組ロックバンド・sumikaが2017年7月12日にリリースしたファーストアルバム『Familia』に収録されている楽曲「春風」。
今最も勢いのあるバンドといわれているsumika。彼らが作る楽曲は誰が聴いても、絶対に好きになる魔法のようなリリックと心地の良いメロディーが特徴的です。この「春風」も春という美しい桜の季節に乗せて、あなたに贈る想いを気持ちよく歌っているように感じさせます。
特に印象的な歌詞が、こちら。
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届けて
春の風に
紛れず心に
笑み増すように
届けて
春風吹く街の
春のような貴方へ
いつか僕の声で
≪春風 歌詞より抜粋≫
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新しく何かを始めることも多い春の季節。そんなとき、不安や迷いが過る時が来るかもしれません。ですが、そんなあなたの笑顔を少しでも多く咲かせて寄り添ってくれるのが、「春風」なのだと思います。
Official髭男dism/パラボラ
次にご紹介するのは、今絶大な人気を誇る国民的バンドOfficial髭男dismが4月10日に配信リリースを開始した「パラボラ」。女優・永野芽郁さんが出演する「カルピス」の新TV-CMにテーマソングに起用されており、CMとマッチした爽やかな楽曲です。
同曲は春ソングではないですが、新生活を迎える人々へ背中を押す応援歌となっており、歌詞もメッセージ性がかなりあります。
特に印象的な歌詞が、こちら。
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たがいちがいに歩き出した 僕の両足は
どんな未来のアスファルト踏みしめていくんだろう?
靴底を擦り減らして ドアの向こう側
まだ遠くて 不確かで ぼやけてる理想像も
追い越すような軌跡を描いていけるよ
そして遥か先をゆく
どっかの僕が迷わないように
眩い光放ってみせるよ いつかきっと いつかきっと
≪パラボラ 歌詞より抜粋≫
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新社会人を迎える人や、新しい生活や居場所に向かう人にとって、不安はつきもの。でもそんな不安を肯定し払拭させてくれるのが、Official髭男dismが奏でる、「パラボラ」という音楽なのだと思います。
WEAVER/「春色グラフィティー」
3ピースピアノロックバンドWEAVERが2011年8月24日にリリースしたアルバム「ジュビレーション」に収録している「春色グラフィティー」。メジャーデビューしてから4枚目のアルバムに収められており、「三菱東京UFJ銀行 フレッシャーズキャンペーンソング」にも起用されました。
ピアノロックバンドということもあり、メロディー全体がピアノの音色でとても美しく綺麗で、サウンドだけを聴いても最高です。歌詞は、小説家としても活動中の河邉徹さん(Drums)が担当しており、登場人物が想像できる詩的で読みごたえのある歌詞が魅力です。
特に印象的な歌詞が、こちら。
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「夢と名付けてしまったら
叶わない気がして怖いよ」
うつむく君の本当の気持ち
あの日の夢の絵思い出せ
≪春色グラフィティー 歌詞より抜粋≫
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夢の絵という目に焼きつく言葉を使い、人々の背中を押してくれる素敵なナンバーです。ピアノの弾き語りにチャレンジしてみるのも素敵ですね。
Mrs. GREEN APPLE/「春愁」
続いてご紹介するのは、Mrs. GREEN APPLEの「春愁」。同曲は2018年2月14日(水)にリリースされたシングル「Love me, Love you」のカップリング曲として発売されました。
「春愁」は、ボーカルの大森元貴さんが、高校卒業式の翌日に書き上げた楽曲だそうで、歌詞も学生時代に感じる思春期ならではの孤独や葛藤などが、たくさん散りばめられています。
学校生活をしているときは、早く卒業して大人になりたいと思い、そこにある大切な
事や人に気づけなかったりもします。けれど、卒業という節目になるときに初めて、これまで経験してきた様々な事を、深く大事に思えます。
特に印象的なのがこちら。
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大嫌いだ
人が大嫌いだ
友達も大嫌いだ
本当は大好きだ
≪春愁 歌詞より抜粋≫
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「大嫌いだ」と発言しているのに、最後には「大好きだ」と想いが変わっている部分が、青春時代を生き抜く10代の心理描写を的確に表現されていると思います。
ひかりのなかに/ロンググッドバイ
高校を卒業したばかりの男女3人組のバンド、ひかりのなかに。結成して間もないのにも関わらず、大手フェスに出演するなど今後の活躍に期待がされており、エネルギッシュなバンドサウンドと、若者ならではの等身大の歌詞で、人気を集めています。
そんなひかりのなかにで特におすすめしたいのが、「ロンググッドバイ」。同楽曲は、今年の3月で高校を卒業したばかりの彼らが、卒業の時に抱く心情を綴った卒業ソングになっています。
また、「ロンググッドバイ」の歌詞を基にした短編ドラマもOfficial YouTube Channelに配信されているので、こちらもおススメです!
特に印象的な歌詞がこちら。
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さくら、さくら咲いてくれるなよ
きみのこと連れ去ってしまうなよ
さくら、さくら咲いてくれるなよ
きみのこと連れ去ってしまうなよ
別れ際のキスも
夢のまた夢で眠ってる
明日が最後なのさ
≪ロンググッドバイ 歌詞より抜粋≫
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ストレートに桜がが咲いてほしくない!このままでいたい!という強くて純粋な気持ちを、サビにして歌っているのが何とも、清々しいです。青春を終えたばかりのひかりのなかにが歌うことで、よりリアリティーが溢れる卒業ソングになっているのではないでしょうか。
SCANDAL/HARUKAZE
最後にご紹介するのは、4人組ガールズロックバンドSCANDAL。ガールズバンドの中でも特にルックスがカッコ可愛らしい上に、歌唱力やバンドパフォーマンス力も高く、男女共に大人気です。加えて、そんな彼女たちに憧れてバンドを目指す女性なども多くみられました。ガールズバンドの先駆者として、バンドシーンに大きな希望や未来を与えてくれたのも、SCANDALだと思います。
そんなSCANDALの楽曲からおススメしたいのは、「HARUKAZE」。テレビアニメ『BLEACH』のオープニングテーマにも起用され、アニメファンからも指示を得ました。春の別れの儚さとガールズバンドが描く美しい言葉選びがとても素敵です。
「HARUKAZE」の印象的な歌詞がこちら。
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舞い落ちる花びら ヒラヒラ ココロの隙間すり抜けてく
素直になんなきゃ どんな痛みがまた僕のココロ襲っても 忘れないように
春風に夢と願いを乗せ歩き出す 信じた未来がここからまた始まるように
≪HARUKAZE 歌詞より抜粋≫
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桜が舞い落ちる景色が想像できる詩に、パワフルで可愛らしいSCANDALの歌声が乗るのが最高ですね。