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【歌詞コラム】「Unforgive」に表われるSHE'Sの新たな一面とは

ぎゅっとまとめ
  • 「Unforgive」で描かれる「偽り」と「憤り」とは
  • 一生消えることのない「許さない」という思い
  • SHE'Sが歌う人間の「陰」の側面

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公開日:2020年5月1日 更新日:2020年5月1日


この記事の目次 []
  1. ・嘘や偽りに身をまとう相手への思い
  2. ・謝罪で消えない過去の事実
  3. ・SHE'Sが歌う人間の「陰」の側面

嘘や偽りに身をまとう相手への思い


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Lying, overlooking
Play on her mistake
人をモノのように見て
石を投げつけて
Fabrication, money
and beg for mercy
いつまで気付かないんだろう
いつまで気付かないんだろう
≪Unforgive 歌詞より抜粋≫
----------------

人と交わりながら生きていく私たちにとって、関わった人全員を良く思うことは不可能に近いことです。

中には、相手のほんの些細な言動に気が立ってしまうこともあるのではないでしょうか。

『Unforgive』では、そんな人間の怒りが加速した末に抱く「許せない」という感情が歌われています。

自分を傷つけた相手は、自分のことを「モノ」のように扱い「石を投げつける」ような痛みを与え続けているのにも関わらず、その自覚すらありません。

「いつまで気付かないんだろう」という言葉からは、加害者に対する軽蔑を超えた哀れみのような想いまで感じます。

まさに「Fabrication,money and beg for mercy」という歌詞は、嘘や偽りに身をまとった加害者の姿を描いているのでしょう。

精一杯の皮肉と共に、相手への強い憤りが伝わってくる部分だと思います。

謝罪で消えない過去の事実


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後悔も贖罪も要らない
もう眠るまで許さない
She used to laugh a lot
Give it back, give it back
Unforgive if you apologize
≪Unforgive 歌詞より抜粋≫
----------------

「後悔も贖罪も要らない」「もう眠るまで許さない」という歌詞には、一生恨み続けるといった強い思いを感じます。たとえ相手が罪を認め、善行に努めて生きていくとしても、この憤りが消えることはないのです。

事件の加害者は、被害者とその家族に生涯をかけて謝罪をしますが、その行いで傷が癒えることはなく、何十年経っても罪が許されることはありません。

それは、謝られたからといって、過去の事実が抹消されるわけでも、人生がやり直せるわけでもないのですから、仕方のないことなのでしょう。

だからこそ「Unforgive if you apologize」という部分にも、謝罪をされても許すことは出来ないという意思が込められています。

たとえ事件のような大きい出来事でなくとも、心を踏みにじられたと感じれば、相手を許すことはできなくなるのかもしれません。

SHE'Sが歌う人間の「陰」の側面


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涙の海は涸れて
白昼夢のエンドロール
眩しい閃光から
脱け出して
≪Unforgive 歌詞より抜粋≫
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海が出来るほどに出た涙も涸れてしまい、いつかは前に進んでいかなければなりません。

「白昼夢」というのは「真昼に夢をみるような、非現実的な空想」を表す言葉ですので「エンドロール」を迎えるということは「自身の気持ちに一つのピリオドを打つ」という意味でもあるのかもしれません。

「眩しい閃光から脱け出して」という歌詞がありますが、瞬間的に明るく光る「閃光」こそ、主人公が見ようとしていた光輝く未来を表しているのだと思います。

しかし、そんな未来は全てを解決できてこそ訪れるもの。現実では、全てを洗い流すことも罪を許すことも簡単ではありません。

怒りやモヤモヤを払拭して、一瞬で目の前をパッと明るくすることは難しいのです。

だからこそ、少しずつ小さな灯火で日常を照らしていき、一歩ずつ歩んでいくことが必要なのだと思います。



『Unforgive』は、その曲名の通り「許さない」という思いが強く表われており、刺激的な言葉も多く並べられています。優しく爽やかなイメージがあるSHE'Sの楽曲としては驚いた方もいるのではないでしょうか。

ですが、思い返せばSHE'Sはこれまでも人間のあらゆる側面を歌ってきました。

人生で起こる「嬉しさ」や「楽しさ」その裏には、数え切れない「悔しさ」や「悲しさ」があります。

そういった人間の「陰」の部分を彼ららしい皮肉を交えて歌った楽曲であり、メッセージ性の強い曲であると感じました。

「許せないことがあってもいい」と考えることもまた、新たな道へと進む一つの選択肢なのかもしれません。


TEXT もりしま

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