稀代のアーティスト!
ピアノ・ポップが魅力の、期待の新生アーティスト、ビッケブランカ。
最近は、TVドラマやアニメ、CMなどで彼の楽曲をよく耳にするようになりました。
バラードからアップテンポな楽曲まで、様々な音楽をつくり出し、聴き手を楽しませる彼の多彩ぶりには驚かされます。
ビッケブランカとは何者で、どのような曲を歌っているのでしょうか。
彼の魅力を、今からじっくり紹介します!
ビッケブランカとは?
ビッケブランカは、1987年11月30日に愛知県に生まれました。
小学校低学年の時に実家にあったピアノを弾き始め、小学校高学年からは作曲も初めたそうです。
本人が語ったところによると、3歳で臨死体験をしてから10年もの間嗅覚を失い、味覚も鈍くなり、やたらと音に反応するようになったのだとか。
周囲の大人たちには、あるべき感覚が失われたことによって、聴力が異様に発達したのではないかと言われていたそうです。
10代はバンドを組んでギターを担当。
高校3年間は曲を作りまくり、大学進学をきっかけに上京しました。
21歳の頃に、音楽スタイルを変えようとギターからピアノに変更。
携帯電話を解約して、ピアノを猛特訓したそうです。
2012年からインディーズで活動し、2016年にリリースしたミニアルバム『Slave of Love』でメジャーデビューを果たしました。
現在は、映画主題歌にドラマ挿入歌、アニメOPやCMソングなど、数多くの楽曲を手掛けています。
ビッケブランカの魅力!
ビッケブランカの曲は名曲ぞろい!いろいろなタイプがあります。
彼の魅力として、まずはジャンルレスな作風を上げることができますね。
バラード、J-POP、ファンク、ロック、どんなものにも変幻自在に仕上げてしまいます。
そして、美麗なハイトーンファルセットも大きな武器です。
ファルセットを使えるということは、つまり音域の広がりが大きいということ。
それだけ、メロディの自由度が広がるのです。
そしてピアノ。
打ち鳴らすように弾くビッケブランカのピアノのプレイスタイルは、ロックサウンドと合わさっても、まったく引けを取りません。
ありとあらゆるジャンルを横断し、圧倒的なメロディセンスで多彩さを放ち続けるピアニスト×シンガーソングライター、それがビッケブランカなのです。
ビッケブランカのおすすめの3曲!
ビッケブランカの、バラードからポップやロックまで、ジャンルレスに何でもこなしてしまう縦横無尽な音楽性は素晴らしいですね。大胆に曲を展開させたり、しっとりとしたファルセットやサビのシャウトなど、楽曲ごとに色合いがまったく違うので、どこを切り取っても聴いていて楽しいです。
それでは、ビッケブランカの楽曲の中から、特におすすめの3曲を紹介しましょう!
胸を打つバラード「まっしろ」
『まっしろ』はビッケブランカの3曲目の配信限定シングル。
アルバム『wizard』に収録されています。
日本テレビ系ドラマ「獣になれない私たち」の挿入歌であり、日本テレビ系「スッキリ」 の2月テーマソングにもなりました。
『まっしろ』は、有線放送リクエストランキングで1位を獲得したりと、ビッケブランカの人気を急上昇させた楽曲で、YouTube動画再生回数1位を誇ります。
『まっしろ』はピアノが印象的なバラード。
曲の初めに流れてくる切ないピアノの旋律に心を打たれ、イントロから惹きこまれてしまいます。
メロディもサビのファルセットも美しく、ビッケブランカらしい一曲となっています。
言葉の一つ一つに気持ちが込められていて、心に染み渡るとても素敵な歌ですね。
ドラマが好きだった人もドラマを知らない人も胸を打たれてしまう、名曲です。
不気味で格好いい「Black Catcher」!
『Black Catcher』は、2020年1月8日にリリースされた、ビッケブランカの7曲目の配信シングルで、3ヶ月連続デジタルリリース第2弾。
2020年4月より放送の、TVアニメ『ブラッククローバー』第10クールOPテーマとして書き下ろされた楽曲です。
とにかく無条件に、クールでおしゃれで格好いい!
低音もいいですが、高音がよすぎます。
聴いているだけで、背中がゾクゾクしてきますね。
ダークで疾走感のあるサウンド、唸るようなベース、不穏さを漂わせるピアノなど、不気味さを感じさせるメロディにも、すっかり魅了されてしまいますよ。
「Shekebon!」はすっかりヘビロテ!
新曲『Shekebon!』は、3rdアルバム『Devil』に収録されている楽曲で、ビッケブランカの8曲目の配信シングル。
2020年4月より放送の、矢作穂香と伊藤健太郎がダブル主演を務めるMBSドラマ『ピーナッツバターサンドウィッチ』の主題歌です。
YouTubeでの再生回数の伸びる勢いが、怖ろしいことになっています。
MVでは、1人ですべての楽器を演奏する「バンドセッション」をビッケブランカが披露。
彼の才能が爆発していて、格好いいですね。
リズムもテンポもとてもいい感じのユーモアをはらんだダンスチューンで、中毒性が半端ないですよね。
曲が終わった後も、ずっと頭の中で「シェケシェケ」流れている人、多いのではないでしょうか。
歌詞も、ビッケブランカ流応援歌となっていて、聴いていると元気がでますよ。
ビッケブランカのこれからに注目!
2020年4月から5月にかけて、ビッケブランカ初の東名阪ホール公演を含む全国ツアー「Tour de Devil 2020」を開催。
ビッケのライブはまるで祭りのよう!曲調はバラエティに富み、ファンク色の強い曲もあればバラードやミッドテンポのポップソング、弾き語りなど盛り沢山です。
これほどポップで音楽性が豊かな曲を書けるソングライターはなかなかいませんよね。
ビッケブランカの今後の活躍にも注目です。
TEXT 有紀