生まれたばかりの人
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ドクドク交わって たちまちコンニチハ あはははは タタタ誕生日
続々患って 目の縁 濡れても 幸せです 生きているなら ほら
ケセラ ケセラ ケセラ あぁ
≪アンヘル 歌詞より抜粋≫
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交わってこんにちはというのは、産まれた直後を表していると考えられます。
なぜなら、産まれた直後だからその日が誕生日になりますし、続々患うのはまだ体がしっかり出来ていないから。
目の淵が濡れているのは産まれたばかりで泣いている状態と予測できるからです。
生きているのならそれで幸せという目線から、親からの視点なのでしょう。
生きているかぎり何とかなるという思いを、ケセラセラから取ったケセラで表しています。
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誰にも頼んだ覚えはなくとも あはははは 産んでもらえて
ジクジク痣になって 抉れ 血漏れても シアワセです 生きているから ほら
ケセラ ケセラ ケセラ ラララララ
≪アンヘル 歌詞より抜粋≫
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視点は成長した子ども側になります。
誰に産んでくれと頼んだわけでもないのに産まれてきて、さまざまな怪我をしてしばらく消えない痣になってしまいます。
しかし、生きているから幸せ、なんとかなると親の思いをしっかりと受け継いでいるようです。
視点は「アンヘル」へ
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紅く咲いた 功徳の刃 存在の意義を 翳せ 翳せ
従僕の業 囚獄の果てに くだらぬ命 紡げ 紡げよ
嗚呼
≪アンヘル 歌詞より抜粋≫
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功徳とは、現世や来世で幸福をもたらす善行や神仏の御利益を指す単語です。
では、何故このような単語が出てくるのでしょうか?MVに注目してみると、鳴花ミコトの目が赤くなっていきます。
背景は、鳥居や注連縄など神社を思わせるものが並んでいます。
一見、鳴花ミコトに縁のあるものを並べたようにも見えますが、タイトルは『アンヘル』。スペイン語で天使を意味します。
このことから、MVの鳴花ミコトは天使と推測できます。
「囚獄」とは牢獄を意味しています。苦しみや辛いことで満ちた人の生きる現世を「囚獄」と例え、人の一生を「くだらぬ命」と達観した様子で見守っているようです。
「アンヘル」は人々を見守り続ける
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決壊 シニカルって 1 2 3 辛いでしょ?必死になって生 生 生 生
切開 ココロ縫って 2 2 3 ガラクタな未来 照らせ照らせ
嗚呼
でっかい真っ赤な×点 1 2 3 踏まれたって穢たって生 生 生 生
実際 ココロ散って 2 2 3 ガラクタな未来 照らせ照らせ 晒せ 晒せ 壊せ 壊せ
≪アンヘル 歌詞より抜粋≫
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いくら傷付こうが心が決壊しても、なんとか立て直して生き続ける人間を相変わらず天使は見守り続けます。
天使から見れば、ぼろぼろになっても生きようとする人間は、泥臭く見えたのかもしれません。
しかしそんな苦しい思いをしながら生きる人間は、天使にとっては興味深い存在だったのでしょう。
そして天使は人間たちの綺麗な面や醜い部分、壊れる瞬間、立て直す瞬間も全て見守り続けているのです。
TEXT Noah