大阪☆春夏秋冬のYUNA(ユウナ)です。
Urock!50回目になりました。7月に入ってから、“今年も残り半分”という事実に何度驚いたことか。
この何ヶ月間、仕事として何も動いていなかったわけではないですが、人の笑顔を見られる機会が減るとこんなにも原動力のゲージが貯まらないものか・・・と痛感しました。
音楽にも沢山助けられましたけどね。
それ以上に人からもらうパワーは大きい存在だったんだなあと。
そしてもうすぐ夏本番を迎えようとしていますが、今週お届けするのは平井 大さんの楽曲です。
夏に向けて、2週間に一度のペースで1作品をデジタルシングルとしてリリースしてらっしゃる平井 大さんですが、その中の第3弾の楽曲で、強く夏や海を感じさせられるサマーチューン、「EndlessSky」を選曲しました。
今月のテーマ『海』の風を吹かせながら、平井 大さんの「EndlessSky」について書いていきます。
平井 大「EndlessSky」
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「答えは風の中」だって
どこかで 誰かが唱えた
それなら見つけにいこうと
はじまった Journey
そしていつしか その日々自体が
答えなのかもなって思えた
気がつけば沢山の奇跡に溢れていた
≪EndlessSky 歌詞より抜粋≫
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ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」の中に
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The answer, my friend, is blowin' in the wind,
The answer is blowin' in the wind
≪Blowin' In The Wind 歌詞より抜粋≫
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答えは風に吹かれている
答えは風の中にある
という歌詞がありますが、おそらくこれを指してるのではないかと思われます。
風の中に入っていく事を想像すると、意外とスリリングで沢山のリスクがあるような気もしますが、新型コロナウイルスによる今この状況の世界は、ある意味、既に風の中にいるのではないかと感じています。
苦しい状況下でそれぞれが力を振り絞って、新しい事を見つけようとしたり大切な場所を守るために動き出していますよね。
結果を見出すって難しい事ですが、‟その日々自体が答えなのかも”という歌詞にはとても希望が詰まっていて、背中を押されます。
それと同じように、新しく出会う事だけが奇跡ではなくて、今自分が成し遂げている事がもう奇跡なんだと思っています。
何かに向かって頑張れている事も奇跡ですし、誰か手を貸してくれる人がいるならばもちろんそれも。
----------------‟この街のノイズに埋もれた色褪せぬ旋律と
この街のノイズに埋もれた色褪せぬ旋律と
僕たちの青過ぎた夏を もう一度
≪EndlessSky 歌詞より抜粋≫
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僕たちの青過ぎた夏を もう一度”
2020年はいつもの夏とは違う予想できない夏だからこそ“もう一度”という言葉に重みを感じます。
‟ノイズに埋もれた色褪せぬ旋律”というのは夏の始まりを感じさせる7月にはピッタリな言葉ですよね。
何年経っても色褪せない音楽があれば、何度だって過ぎた夏を取り戻せるんだ、というメッセージも聞こえてきます。
私が何度でも取り戻したい夏の景色は夏フェスの景色です。
2015年から毎年出させてもらってるお台場で行われる夏フェスがあるんですが、その景色は毎年忘れられない景色ですね。
炎天下でのライブは足の裏が焦げそうで汗の量も尋常じゃないですが、目の前の景色が最高すぎるんですよ。
目の前にいるオーディエンスもわけのわからないくらい汗かいてますし。それがいいんです。それが最高なんですよ。
後、海でのライブといえば‟音霊”(おとだま)ですかね。砂浜に建てられたあの小屋の中でのライブといったら本当に気持ち良くて。
ライブ終わりに海に飛び込んではケータリングのBBQを頬張って。
そして他のアーティストさんのライブを見る。
あそこで聴くアコースティックライブなんかは別格ですよね。
そんな夏はどう足掻いてもずっと色褪せないものとして、それぞれの中で残り続けているはずです。
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あの空のもっと先まで
自由を味方につけて Faraway
向かい風くらいが丁度いい
We can fly so high
まだ見たことのない世界へ
そのココロがおもむくままに
ミチシルベならここにある
EndlessSky
≪EndlessSky 歌詞より抜粋≫
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この曲を聴いた人にとって、この曲自体がミチシルベというか。そんな存在にまでなるような心強い歌詞ですよね。
日本だけではなく世界全体が、まだ見たことのないもっと先へと進もうとしている明るい状況。
風の力という名の人の力を味方につけて飛んでいける私達。
どこへも行かず毎年やってくる夏空。
というメッセージを感じたので、今でこそ聴いて欲しい曲ではありますが、たとえ何年先でも全ての夏を思い出せるそんな素敵な曲になっているのではないでしょうか。
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"常識"のフィルターで見えなくなっていた風景を
真っ白なこの空に描こうよ もう一度
≪EndlessSky 歌詞より抜粋≫
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1番には‟青過ぎた夏”と書かれていましたが、ここでは‟真っ白なこの空”という風に変化しています。
確かに、全く同じ色を取り戻す必要はないのかもしれませんね。元通りの生活にばかりこだわらなくてもいいというか。
常識のフィルターがかかっている青い空ではなく、真っ白な空に夏を描けばまだ見たことのない空が見えてくるかもしれません。
どうでしたでしょうか。
夏が一気に楽しみになってきますよね。
この曲以外にも連続リリースされている平井 大さんの曲を是非聴いて欲しいのですが、全てが今の状況とリンクしていて本当に感動するんです。
約束した空の下で、小さな奇跡と希望を信じて待ち続ける今が書かれた「Life goes on」
会えない時間の苦しみや辛さを愛に変えて、空の向こう側へ届くように祈る「祈り花 2020」
真っ白な空に新しい未来を描き、前へと進んでいく「EndlessSky」
全てを乗り越えた後の空の下で、限りある永遠を生きられる幸せを噛み締めている「僕が君に出来ること」
この4曲を通しての平井 大さんからのメッセージが、これから生きていく上での心強い糧になっていくはずです。
沢山の人が、真っ白な空に描いていく未来が楽しみです。
ではまた。
You rock!!
しゅかしゅん LIVE INFO
【リリース】●2020年7月29日リリース予定
ニュー・アルバム『BRAVE SOULS』
▷全曲配信中!
この記事を書いた人
YUNA(ユウナ)
1999年5月26日生まれ(双子座 /A型/一人っ子)
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1991年5月3日、東京都生まれの30歳。ギターとサーフィンが趣味の父の影響で幼少の頃より海に親しみ、3歳の時に祖母から貰ったウクレレがきっかけで音楽に興味を持つ。 印象的な耳に残る優しい歌声と歌詞、キャッチーなメロディラインは聴く人の気持ちを癒し、穏やかにしてくれる。 サーフミュ···