sumikaってどんなバンド?
2013年5月結成され、2017年に発売された1stアルバム『Familia』はインディーズながらオリコンチャート5位を記録。
翌年に行われた全3日間の日本武道館公演は、全て完売。
その勢いは止まらず、2019年3月に発売された2ndアルバム『Chime』は、各配信チャートで一位を獲得しました。
発売に伴い開催されたsumika『Chime』Release Tourでは、全国16都市24公演のツアーを大成功に収めた大人気バンドです。
sumikaのバンド名には「様々な人にとってsumika(住処)のような場所になってほしい」という想いが込められています。
由来のとおり、たくさんの人にとって彼らは住処のような存在になっているでしょう。
sumika初のサマーソング「絶叫セレナーデ」
『絶叫セレナーデ』は映画『ぐらんぶる』の主題歌として書き下ろされ、2020年7月29日にデジタル配信リリースされました。彼ら自身初となるサマーソングであり、暑い夏を盛り上げてくれる1曲です。
ライブやフェスで一気に盛り上がること間違いないでしょう。
MVでは彼らがアニメーション作品となり、夏祭りや花火、常夏ビーチといった夏の風物詩を楽しむ姿が描かれていてます。
またギターボーカル片岡健太の描いたイラストが、映像のどこかに挿入されているのも見どころの1つです。
ぜひみなさんも、どこに隠れているか探してみてくださいね。
彼らが見せた新たな一面と魅力はここ!
『絶叫セレナーデ』は、80年代の歌謡曲のようなメロディが印象的な曲です。とても親しみやいメロディと思わず体が動いてしまうようなリズムで、聴くだけで気分が上がってしまいます。
今までsumikaの楽曲になかったメロディが彼らの新たな一面となりました。
このように幅広いメロディを奏でられるのも彼らの魅力といえます。
なんといってもこの曲の注目ポイントは、今までになかった擬音を活用した歌詞。
かっこつけずに言葉の意味を追求するのではなく、言葉遊びをしながらメロディをハメていったため、歌詞にはカタカナがたくさん入り混じっているそうです。
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ストップ
止まれって言われても
着火しちゃったら仕舞いだ
夏フレーバー ダンスフィーバー
ブレイクアウト
≪絶叫セレナーデ 歌詞より抜粋≫
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さっそく冒頭の部分からカタカナで描かれていますね。
メロディに合わせて、歌詞も80年代の歌謡曲を意識したそうです。
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バーン
派手打って倒れても
夏のせいと海のせい
イッちゃえば酔っちゃえば
スピークアウト
≪絶叫セレナーデ 歌詞より抜粋≫
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カタカナや擬音語を多く使用すると、どこかダサさを感じさせますがそれをかっこよくしてしまうのが彼ら。
人生も夏の花火のようにハジけよう!
『絶叫セレナーデ』の歌詞をみていくうちに、どこかメッセージ性を感じます。果たしてどのようなメッセージが込められているのでしょうか。
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(OH)
ヘイヘイ乱れ花火になれ
(OH)
バンバン燃やせ感情を
(OH)
火を灯せ 火を灯せ
ステップ×ステップ
トロいそんなスピードじゃ
待っていらんねえ
≪絶叫セレナーデ 歌詞より抜粋≫
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サビの部分では花火を連想させるような歌詞が描かれています。
「OH」の部分をライブやフェスで一緒に歌えば、さらに盛り上がりそうです。
夏は1年の中でも特にイベントが多い季節。
楽しいイベントや盛り上がるイベントが多いからこそ、花火のようにハジけて楽しもう!というメッセージが込められている気がします。
もしハジけすぎたらAメロでも描かれたように、すべては「海のせい 夏のせい」なのでしょう。
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渚に揺れて揺られて
刹那の感情火花
ライフイズショート
一度きりだぜ
Do it Do it Do it
プライマル
≪絶叫セレナーデ 歌詞より抜粋≫
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この部分では人生は、短く一度きりしかないと描かれています。
夏の季節も人生と同じであっという間にすぎてしまいますし、夏の季節は1年に一度きりしかありません。
「Do it」を和訳すると「やれ」という意味になります。
一度きりしかないのだからやっちゃえ!と背中を押してくれているのかもしれませんね。
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波高くうねりを生み
リミットなら追い越して
のうのうとのうのうとじゃ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌
get down get down get down
行こうか
≪絶叫セレナーデ 歌詞より抜粋≫
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人生は一度切りしかありません。
のうのうと過ごせば、あっという間に過ぎてしまうでしょう。
「たった一度きりしかない人生を夏の花火のようにハジけて楽しもう。」
そのようなメッセージが『絶叫セレナーデ』には、込められている気がします。
みなさんもたった一度きりしかない人生を夏の花火のようにハジけて楽しみませんか?
TEXT 萌依