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「山は登ったら降りるもの」宇多田ヒカルの休業前の覚悟が見える1曲 ― Show Me Love(Not A Dream)

2011年公開の山下智久主演映画「あしたのジョー」の主題歌として使用された宇 多田ヒカルの「Show Me Love(Not A Dream)」。


2011年公開の山下智久主演映画「あしたのジョー」の主題歌として使用された宇多田ヒカル「Show Me Love(Not A Dream)」

この曲、実は亡き母・藤圭子さんへの想いを綴った楽曲「嵐の女神」と共に、発 表される数年前には一応完成していたのですが、彼女が歌詞に満足していなくて、しかも発表する時期も逃してしまい、未発表のままになっていたという事情があったのだそう。

しかし休業前に発表されたアルバムに収録する事になり、「あの未消化だった2 曲と向き合わなきゃ」と思った彼女は歌詞を全て書き直し、発表に至りました。彼女は歌詞を書き直す作業について、「難しくて苦しかったけど、あの時向き合 えなかったことと向き合えて、ホントに書き直して良かったと思った」 と述べたそうです。

一流の歌姫だけに、歌詞へのこだわりも超一流だったのですね。

そんな宇多田ヒカルの魂が籠められた曲「Show Me Love(Not A Dream)」の歌詞 はコチラ

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築き上げたセオリー忘れよう
山は登ったら降りるものよ

実際どんなに深い愛も完璧じゃない
自分でしか自分にしてあげられない
自分を認めるコーレジ (Show me love)
自分を認めるコーレジ (Show me love)

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どんな分野でもトップまで登り詰めてしまえばその山頂は居心地が良すぎて降り たくなくなってしまう。きっと彼女自身も日本の音楽界という山のトッ プに居続けて、思うところがあったのでしょう。しかし今いる山から降りないと、次の山に登れないことに彼女は気づいたんですね。休業前に発表されたこともあり、この曲はかなり注目されました。また、「この 歌詞って、自分のことなんじゃないの?」との批判もあちこちであったのだとか。

でも彼女みたいな環境にいる人がこの歌詞を書けること自体、凄いことだと思い ます。「トップ」といわれる人たちの中で、一体何人が「自分を信じて山を降りよう」と思う人がいるのでしょうか。

「あしたのジョー」の主題歌だったこともあり、トップアスリートを感じさせる 部分もあるこの曲。大会など、目標という山を登るための原動力として、この曲を自身の応援歌にしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに運動不足の著しい私は、この曲をBGMにウォーキングを始めるところか らチャレンジする所存です。(笑)

TEXT:rie-tong

シンガー・ソングライター 1983年1月19日生まれ 1998年12月9日にリリースされたデビューシングル『Automatic/time will tell』はダブルミリオンセールスを記録、15歳にして一躍トップアーティストの仲間入りを果たす。そのわずか数か月後にリリースされたファーストアルバム『First Love』はCD···

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