映画音楽論:「22年目の告白 -私が殺人犯です-」
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22年目の告白 -私が殺人犯です-
サスペンス映画は好きですか?
伏線。謎
そういったものをずっと楽しみにする人生なのかもしれない
「伏線 映画」と検索して
サスペンス映画を観漁った時期もある
今回紹介する映画は
22年目の告白
私が殺人犯です
です
22年前5人を殺した殺人犯が
時効になった瞬間に告白本を出すという話
遺族目線でみれば抑えようのない怒り。
しかし、法律上どうすることも出来ない
日本映画の良さは何か?
個人的には日本映画の素晴らしさは
湿気の高い映像やと思う。
どこかドロンとしてて
湿気の高い
ジメジメした雰囲気
アジア映画の特徴かもしれない
その画面の中に
とてつもない怒りがある。
その矛盾した感覚が
とても上手く美しさを表現していた
派手すぎない演出のなかに
大きな感情がうごめく
それも日本映画の素晴らしさ
この映画は映像だけではなく
脚本も凄い
普通の派手な殺人映画
ましてや
テーマがわかりやすい
こういった映画は最終的に感情論で
みていれば考えずとも観終わっている
しかし、この犯人と
本当の真相が
最後に待っている上
犯人側の心理もしっかりと描いている為
エンタメとして
しっかりと楽しめる脚本になっている
そして、事件の全てと答えを知った先で
流れるのが
疑問疑答/感覚ピエロ
イントロが流れた瞬間に
この曲しかこの映画にはあわない!
と言う感情が生まれる
音で映画を表現している
劇伴の良さが目立つこの映画の
最後をしっかりと締めてくれる
ストーリーを観終わったスッキリした感情と
何かにリンクした心情を
開放して
ああ観てよかったと
「あなたの世界はあなた色」
見る方向によって
世界は変わる
正解も間違いもない
この映画をあなたはどう観る?
「疑問疑答/感覚ピエロ」
TEXT 片桐航
紹介された楽曲「疑問疑答/感覚ピエロ」
Lenny code fiction 新曲『the last words』歌詞公開中!
2020年新型コロナウイルスの影響により、ツアーや数多くのイベントが中止された今だから聞いてほしい曲です。
コロナウィルスの感染拡大による現状を生きていく中で、当たり前の日常が当たりまえではなくなってしまった。
当たり前のことなんで、実はないのかもしれない。
命がいつ終わるかなんて誰にも分からない。
今、隣にいてくれる人をどうか大切にして欲しい。 片桐航
片桐航
4人組ロックバンド・Lenny code fictionの(Vo/Gt.)を務める。1993年生まれ、滋賀県出身。
大の映画好きで、1日に3本以上の映画鑑賞を行い、年間200本以上の映画を鑑賞をしている。
映画や小説などを好んでおり、そこでインスパイアを受けた世界を自身の音楽活動に活かしている。
片桐 航を中心に滋賀で結成された4人組ロックバンド。 Vo.片桐が映画から影響を受け、「欲望」「反骨」「愛おしさ」のような誰しもが持つ感情にフォーカスを当てた歌詞とバンドアンサンブルを軸にした楽曲が魅力。それらを表現し観客と共有するようなライブを追求している。全国ツアーの開催や大型···