1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. 梶浦由記

【天才】梶浦由記とは?鬼滅の刃などアニソン界を彩る巨匠の経歴や名曲を紹介

LiSAの「炎」を手掛けたことで話題になっている作曲家の梶浦由記。メディアへの露出が少ないため、どんな人物なのか分からないという人も多いのではないでしょうか。この記事では、今話題の作曲家・梶浦由記の経歴や魅力、代表作を紹介します!

梶浦由記(かじうらゆき)とは?

画像引用元 (OFFICIAL HP)

生年月日 1965年8月6日
別名 Fion/FictionJunction
出身 東京都(ドイツで育つ)
血液型 A型
職業 作詞家
作曲家
編曲家
音楽プロデューサー

梶浦由記はポップやロック、クラシックをベースに、アジアンテイストなメロディや打ち込みなどを組み合わせた音楽スタイルが人気の音楽家です。

以前からミュージシャンやアニメ・ゲーム音楽ファンを中心に人気でしたが、アニメ作品「鬼滅の刃」の楽曲を手掛けたことで、さらに知名度がアップしました。

経歴も長く、これまでにも数多くの名曲を生み出しており、音楽界の第一線を走り続けているのです。
    

アニソン・劇伴を主に手掛ける天才

梶浦由記は主にアニソン、アニメの劇中音楽やBGMなどの劇伴を手掛ける天才です。

声優や歌手などに曲を提供しており、ライブで伴奏を担当することもあります。

劇伴では、「ツバサクロニクル」や「SAO(ソードアート・オンライン)」、「魔法少女まどか☆マギカ」などの人気アニメをシリーズを通して手掛けていますよ。

また、オンラインゲームをテーマにした「.hack//」や、未来を描いたSF作品「ゼノサーガ」シリーズなどのゲーム音楽も担当。

作品の世界観を再現した、柔らかくも幻想的な音楽が多くのファンを魅了しています。

「梶浦語」を操る

梶浦由記の楽曲は「梶浦語」という、アジア圏の言葉やロシア語のような響きを持った独特な言葉が登場することで有名です。

コーラスやメインボーカルの歌などに織り交ぜて使われるケースが多く、独特な響きが曲の雰囲気や世界観をさらに際立たせています。

もともとは梶浦由記が作り出した架空の言葉で、自身が「梶浦語」と呼んでいたためにファンや関係者などにこの呼び名が広まりました。

LiSAから梶浦へのメッセージが話題に

2020年の年末に行われた「第62回日本レコード大賞」で、梶浦由記が作曲し、LiSAと共に歌詞を作り上げた「」が大賞を受賞しました。

コメントを求められ、作者の吾峠呼世晴や梶浦を始めとする制作スタッフにも感謝のメッセージを伝えたLiSA。

LiSAのメッセージを受けて、梶浦由記もTwitterに「LiSAさん、改めまして本当におめでとうございます!」とお祝いのメッセージを投稿したことが話題になり、3万件以上の「いいね!」が押されました。

梶浦由記のすごい経歴

梶浦由記は、他の有名作曲家やアーティストとは異なる、個性的な経歴を持った作曲家です。

高校時代からバンド活動はしていたものの、音楽大学のような音楽専門の学校の出身ではなく、卒業後すぐにプロとして活動をはじめたわけでもありません。

音楽活動のなかで実力を認められ、多くの作品に参加しながら知名度を上げた作曲家で、才能だけでなく、努力や音楽に対する姿勢などもすごい人物だといえるでしょう。

この梶浦由記のすごい経歴をメジャーデビューから、アニメ・ゲーム音楽の世界に入るきっかけ、有名番組への参加までを中心に紹介します。

OLを経て「See-Saw」としてメジャーデビュー

梶浦由記は、大学卒業後は一般企業に就職し、OLとして働いていたそうです。

OLとして働きながらアマチュアバンドの活動も続ける、という二足のわらじを履いていました。

その後、20代半ばで本格的に音楽の道を志すことを決め、1993年に「See-Saw」としてメジャーデビューを果たします。

2年後の1995年には、それぞれがソロ活動へ専念するために活動を一旦休止。

2001年に活動を再開し、機動戦士ガンダムSEEDシリーズのエンディングテーマ曲「あんなに一緒だったのに」や「君は僕に似ている」などのヒット曲を発表しています。

2006年以降は休止状態ですが、アニメ「鬼滅の刃」にSee-Sawのメンバー石川智晶が一部参加したことにより、再タッグを組んだとアニソンファンの間で話題となりました。



ユニット活動休止後はアニソンの世界へ

1995年のSee-Saw活動休止後、梶浦由記は作曲家としてソロ活動を開始します。

当初は仕事が少なく、収入面も不安を抱えた状態だったそうです。

その後、1998年にゲーム音楽の仕事を担当したことをきっかけに、アニソン・ゲーム音楽に関連する仕事が増え、担当作品のファンから注目されるように。

2000年代からは自身のソロプロジェクト「FictionJunction」の立ち上げや、ユニット活動の再開、ドラマや舞台の劇伴など幅広く活動しています。

「Kalafina」をプロデュース

梶浦由記のプロデュース業のなかでも、特に人気なのが「Kalafina」のプロデュースです。

「Kalafina」は劇場版「空の境界」の主題歌や挿入歌のプロジェクトとして結成されたグループで、Wakana、Keiko、Hikaruの3人で構成されています。

「空の境界」以外にも「黒執事」や「Fate/Zero」、「魔法少女まどか☆マギカ」などの人気アニメの主題歌や挿入歌を担当していますよ。

2019年に解散してしまいますが、元メンバーKeikoのソロアルバムに梶浦由記の提供曲があるなど、今後の再タッグも要チェックです。

「歴史秘話ヒストリア」の音楽も担当

歴史秘話ヒストリア」の主題歌や、映像のバックで流れる音楽も梶浦由記の作品です。

番組に使われている曲は、柔らかさや温かさがありながらも、幻想的で各時代の風景を感じさせる楽曲たちで構成されており、番組の雰囲気や映像を引き立てていますよ。

オープニングテーマ・エンディングテーマも梶浦由記によるもので、プロデュースするユニットKalafinaが歌唱を担当しています。

サウンドトラックは3枚発売されているので、幻想的な曲が好きな人はぜひ聴いてみてくださいね。

梶浦由記と鬼滅の刃

「鬼滅の刃」の音楽を手掛けているのが梶浦由記と、人気ゲーム「テイルズ」シリーズや「ゴッドイーター」などの音楽を担当する人気の作曲家・椎名豪です。

椎名豪がメインの劇伴を担当、梶浦はEDテーマや1話のプロローグ、2話のラスト部分を担当しています。

作画や演出だけでなく、音楽にもこだわられた作品なので、制作エピソードもたくさんありますよ。

経歴の次は、梶浦由記と鬼滅の刃との関係を中心に、制作エピソードや劇場版の音楽制作についてを紹介します。



アニメEDでLiSAと初タッグ

テレビアニメ版「鬼滅の刃」のEDテーマ「from the edge」は、LiSAと梶浦由記の初タッグ作品です。

LiSAはKalafinaと一緒にイベントやライブに出演することも多かったため、お互いに面識はあったそうですが、これまでには1度もタッグ曲を発表していませんでした。

「鬼滅の刃」のEDで初のタッグが実現し、梶浦由記のソロプロジェクト名FictionJunctionにLiSAの名前が加わった「FictionJunction feat. LiSA」として楽曲を発表しています。

ダークで幻想的なオーケストラと激しいバンドサウンドの調和が印象的で、そこにLiSAの力強い歌声が加わったアニメの世界観にピッタリの楽曲です。

劇場版も梶浦由記×椎名豪の神コンビ

2020年10月公開の「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の音楽を担当しているのは、TVアニメ版と同じ梶浦由記と椎名豪の神コンビです。

メインの劇伴は椎名豪が担当し、梶浦由記は主題歌とそのアレンジ曲を手掛けていますよ。

「鬼滅の刃」の劇伴はフィルムスコアリングという、映像に曲を付けていく特殊な方法で作られており、劇場版でも同じ方法を採用。

多くのBGMを担当した椎名豪は、「劇場版では映画館のスピーカーや、約2時間というアニメよりも長い上映時間を意識した作曲を行った」とコメントしています。

アニメ版とは違った雰囲気曲もたくさん登場するので、映画を観るときは音楽にも注目してみてくださいね。

LiSAとの共作「炎」誕生秘話

劇場版の主題歌「炎」は作曲は梶浦由記、歌詞はLiSAとの共作という、アニメ版のEDテーマとは違った方法で制作されました。

最初は痛みが前面に出た歌詞だったそうですが、LiSAが前向きな気持ちを表現する言葉を加えていき、主人公の炭治郎の気持ちや映画の世界観にピッタリの歌詞が完成します。

歌詞の完成時には、すでにLiSAの表現や歌い方の方向性が決まっていたため、レコーディングは梶浦の絶賛の言葉が飛び交うなか進んでいったそうです。

主題歌の「炎」は作品に深く関わり、音楽と真摯に向き合う2人だからこそ生み出せた名曲だといえるでしょう。


梶浦由記の代表作ランキングBEST3

梶浦由記の魅力的な楽曲を、もっと聴いてみたいと思っている人も多いのではないでしょうか?

彼女の曲と言えば、オーケストラや電子音が入った素敵な劇伴曲のイメージが強いかもしれません。

しかし、アーティストとタッグを組んだ名曲も多いのです。

彼女とアーティストの才能があわさって、さらに楽曲の魅力が増していますよ。

最後に梶浦由記の代表作をランキング形式で紹介するので、気になる曲があった人は聴いて
みてくださいね。

【第3位】春はゆく / Aimer

▲Aimer × 梶浦由記「春はゆく」the end of spring 2020(劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song主題歌)

春はゆく」は「劇場版Fate/stay night [Heaven’s Feel] Ⅲ.spring song」の主題歌に起用された楽曲です。

歌唱は、個性的なハスキーボイスが人気の女性シンガーAimerが担当していますよ。

ハープの幻想的な音色からはじまる曲で、盛り上がるにつれストリングスの音色とバンドサウンドが際立つ壮大な雰囲気に変化します。

闇と光をイメージさせる梶浦由記らしいサウンドと、Aimerの儚さと温かさのある歌声の調和が美しい楽曲です。



【第2位】Magia / Kalafina

▲Kalafina『Magia』

Kalafinaの「Magia」は、ダークなメロディとハードなバンドサウンドが際立った人気曲です。

かわいいキャラとダークな物語が人気のアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のED曲で、作詞・作曲は同作品の劇伴も担当する梶浦由記が手掛けていますよ。

歌詞もアニメの世界観にマッチした、闇の中で希望を求めるようなダークな内容になっています。

ロックの激しさと和と洋の両方が感じられるメロディ、ボーカル3人の複雑に絡み合うコーラスが魅力的な楽曲です。



【第1位】炎 / LiSA

▲LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP-

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の世界観をリアルに表現した名曲が、LiSAと梶浦由記の共作曲「」です。

主人公・炭治郎の痛みや悲しみ、劇場版の重要人物・煉獄杏寿郎の姿をイメージさせる歌詞で、楽曲の後半では前向きな気持ちが表現されています。

劇伴曲や他の人気曲とは少し違ったストレートな曲調ながらも、光と闇の両方をイメージさせる梶浦由記らしさを感じられる曲調になっていますよ。

ストリングスとピアノ、バンドが中心の壮大なサウンドと、LiSAの儚さや悲しみを表現した歌声がマッチした素敵な楽曲です。



梶浦由記はアニソン界のカリスマ!彼女が仕掛ける音楽の魔法から目が離せない

梶浦由記は幻想的で、美しい楽曲を得意とする、アニソン界のカリスマ的存在の作曲家です。

アニソン界には、オーケストラや電子音などを得意する作曲家が他にもいますが、ポップで柔らかさのあるサウンドは唯一無二で、彼女の音楽の最大の魅力ではないでしょうか。

今後も梶浦由記の音楽の魔法には大注目なので、公式サイトやSNSなどを使ってリリース情報や活動情報などをチェックしてみてくださいね。

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約