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【インタビュー】鈴木まなか・Hiroki Sagawa、2人の鬼才がアイドル史を変える。「コンプレックスこそ、あなたの個性」

アイドルの新たなスタンダードを作るべく、鈴木まなかとHiroki Sagawaが中心となり、アイドルオーディションを開催する。そんな2人がこれからクリエイトしていきたい「次世代アイドル像」や、このオーディションにかける想いをインタビュー。
「三代目 J Soul Brithers・花火」を作曲し、第54回 日本レコード大賞 優秀作品賞を受賞したHiroki Sagawa。

若干17歳にして作曲家デビュー後、わーすた 、SUPER☆GiRLS、NMB48、HKT48など数々のアーティストに楽曲を提供している超新星・鈴木まなか。

2人の鬼才が「アイドルオーディション」を開催する。そんな2人がこれからクリエイトしていきたい「次世代アイドル像」から、このオーディションにかける想いなどを語ってもらった。


才能溢れる2人の出会い

──経歴を見るだけでも、才能溢れる2人ですが、その出会いから現在までの経緯を簡単に聞かせてください。


鈴木まなか:あまり面白くないのですが、もともと、作家事務所が同じだったんです。当時、Hiroki Sagawaさんが23歳で、ワタシが17歳という先輩後輩の関係でした。

Hiroki Sagawa:たまたま事務所の後輩で「すごい若い子が入ってきた!」ってウワサで、どんな子なのか話してみると、地元が凄く近いという事実が発覚して(笑)、東京で出会って地方でご近所ってなかなかない話じゃないですか? それが出会いのエピソードですかね(笑)。その後は、事務所内で作曲を共にすることも多くて、アーティストとしてもお互い認め合う関係値であったと思います。

鈴木まなか:ワタシが前事務所を退社した後は、エイベックスを経てフリーランスとしても活動している時期があったのですが、時を同じくしてHiroki Sagawaさんもフリーランスで活動していたんです。それで結局、事務所は違うけど、数々の楽曲を共に制作してきた!という経緯もありつつ、わーすた さんの楽曲を提供させてもらうタイミングで、Hiroki Sagawaさん、斉藤さん(事務所 創立メンバー)とご一緒する機会が増えてきて、その流れで「Relic Lyric,inc」を3人で立ち上げたのが現段階ですね。

それぞれ強みが違った所にあるので、どんな曲でもバランス良く仕上げることができるのが、ワタシたちの強みだと思っています。

異なった「個性」が1つの音になる。


Hiroki Sagawa:鈴木は、感覚や感性的にも良い意味で近い部分があります。一方で、全く違った感性も持ち得ていて「それ、いいじゃん!」みたいな発見も数多いんですよね。

鈴木まなか:性格的な部分でもバランスが取れてるよね(笑)

Hiroki Sagawa:それって、どんな感じなの?(笑)

鈴木まなか:なんとなくHiroki Sagawaさんは内向的で、身内を大切にして周りのケアをしていくタイプなので、チームのことを考えて物事を進めてくれる。逆にワタシは外交的で、外の視点から曲を作ったりするので、そういう意味ではバランスは取れているのかな?って感じてます。

Hiroki Sagawa:確かに、言われて見ればそうだね(笑)。鈴木は結構、アクティブなんですよ!


──なんとなく、お話をお伺いしていてチームのバランスの良さが伝わってきます(笑)。そんな才能ある2人の第1印象ってどうでしたか?

鈴木まなか:見た目が輩な先輩だな~って思ってました(笑)。怖いなぁって!

Hiroki Sagawa:あの、、輩のセンパイってwww 当時は23歳で、まだレコード大賞も獲ってなくて、お金もなかったので美容室も行けない状態だったんですよ。坊主だったので、そう見えたのかもしれませんね。。一方で、鈴木の第1印象はとにかく「若い!」ってことですよね。当時、17歳での業界入りなので。

作曲家になる上での第1目標って「メジャーアーティストに楽曲を提供する!」っていうところにあると思うのですが、それを17歳で達成していたので、その印象が強かったです。さらに、人懐っこい性格で誰とも臆せずに突っ込んでいける(笑)、っていう印象は今も昔もブレずに変わらないですね。


──2人の素敵な人間性が見えてきたところで、今回の本題でもあります“新しいプロジェクト”である「アイドルオーディション」についても、お話をお伺いしていきたいです。


鈴木まなか:メジャーの曲をメインに制作してきましたが、やはり制限や壁などがある中で「自分の曲で作れたら!」というジレンマがHiroki Sagawaさんにはあり、「アイドルをプロデュースしたい」という話し合いは多々ありました。実際に、ワタシもHiroki Sagawaさんの曲をすごく尊敬していますし、曲自体もすごく普遍的で耳に残るモノがあり、ヒット曲にすごく向いてる部分があるので、制限がない楽曲も楽しみにしています。

そして何より、プロジェクトを進行しているCDCプロダクション(株式会社 AACJ)の本多さんとの出会いはすごく大きいですね。その仲間たちなら、ワタシも新しい試みにチャレンジしてみたい!と感じて、それぞれの想いが一致したところです。


──才能を持つHiroki Sagawaさんと鈴木さん、そして、これから発掘していく「次世代アイドル」の3者から、どのような「熱や感動」を世の中に発信できるとお考えですか?

Hiroki Sagawa:何よりも、鈴木と昔から話していることなんですが「人がやってないことや、面白いことをやるべきだと」。なので、そういったマインドで新しいモノを創りあげて、それこそ新しいコンテンツへと成長していけたらなぁっとは思っています。


強みのある者同士が集まる現象。


鈴木まなか:ワタシとしては、会社の方針でもあるのですが「みんなでやる!」っていうチームの力を重視していて、音楽もそうなんですが、それぞれの強み、そして特化したモノを持つ人たちが集まった時に、独自のクリエイティブが生まれるんじゃないかな?って考えています。

なので、今回のアイドルプロジェクトに関しても同じで、ワタシたちは音楽を創るという強みがあり、アイドルの方たちは自分の持っている強みを武器にして欲しいですね。そういった意味合いでも「強みのある同士」が集まった時の現象がすごく楽しみなんです!!


──2人のSNSなどを拝見させてもらった時に「感動」「熱」と言った言葉をよく目にしました。こんなにも素敵な言葉や想いを発信する2人だからこそ、人を感動させることができるんだなぁっと、インタビューしながら実感しました。そして、今後、テーマにもあります「シンデレラストーリーをあなたに」とありますが、どんな「次世代アイドル」の方と出会いたいとお考えですか?

Hiroki Sagawa:2010年ぐらいからアイドル戦国時代と呼ばれていると思うのですが、生き残りをかけた戦いであり、その中でも武将クラスがいたりする中で新たにプロジェクトを立ち上げる!ってことは、その本物と言われる武将たちに負けないアイドルを育てていきたいと考えています。

具体案としては、やはり自分は作曲家なので、その目線から「代表曲がないと上がれない」ということを念頭に置き、常に普遍的な良い楽曲を提供すべきであると考えています。アイドルといいつつも、根底はミュージシャンなので「ガチなプロ意識」も持っていないといけないと思います。


クリエイティブで大事なこと。


鈴木まなか:ワタシも曲に関しては、Hiroki Sagawaさんに任せても大丈夫だっていう信頼感があります。じゃぁ逆に何が大切かな?って考えた時に、クリエイティブで人を感動させたりすることは、作ってる側も感動できたり、楽しくないといけない。だから、一緒に感動できるメンバー、一緒に楽しめるメンバーっていう人間的な部分も大切だと考えてます。あと、現実的な話もすると「何かに特化している子が良いですよね」。

Hiroki Sagawa:うん、それはあるよね。判断基準としては「個性」ですよね。言い方は悪かもしれませんが、「個性」さえあればパッケージは成立すると思っていて、極端な話でいえば歌が上手くなくても、時にそれは魅力へと転換していくので、そうしたこともひっくるめた上で「それこそがワタシの個性です」と自己PRできる方が良いですね。

自分の光モノを自分で見つけて、それが武器だと思って来てください!マルチにできなくても良いでの「何か1つ、極端にヘンな事」で良いんです。自分が特技だと思ってないこと、コンプレックスに感じてることが、他人から見たら光り輝くモノでもあるんです。


コンプレックスこそ「個性」。

──Hiroki Sagawaさん、ご自身もかなりのご苦労を乗り越えて来たとお話をお伺いしました。そして今、社会全体でもなかなか物事が立ち行かない状況が続く中で、今回のアイドル企画に「挑戦しようか?」 悩んでいる方にメッセージをお願い致します。


Hiroki Sagawa:ありきたりなんですが、、1つ思うことがあって「一生懸命耐えて、コツコツやっていけば結果はついて来る」と思っています。駆け出しの頃は、30社の書類面接に落ちたり、1社だけ面接にいってみたら、紫色のスーツに金髪の方に「君、経歴ないね」って一言で終わらされたり。。そんな状況でした。でも、信じて曲を作り続けていけば、絶対に自分のカタチになる!そうやってブレずに進んできました。辛い時は、特にそういう感情を思い出してやっていました。 今もコロナで、飲食店とか皆んな大変じゃないですか。だけど、その辛いことを耐え忍んで、それで、その後にくる見返りって本当に“ある”と信じています。

30社落ちた時のどん底のスタイルと、レコード大賞を獲った後の自分のスタイルは変わってなくて、もちろん流行りのモノは取り入れます、でもコアな自分のスタイルは変えないことが大事なんじゃないでしょうか? 良いタイミングは必ず来ると思います。なので、自分に自信がないし「これは欠点じゃないの?」って思うことがあれば逆に応募してほしいです。

鈴木まなか:ワタシは「夢が叶わなかったことがなくて」常に、自分の周りの人を大切にしようって心がけて来たんですね。結局、何かあった時は絶対に助けてあげようと心掛けているのですが、逆に助けてもらってばかりなので、そうした思考の上で巡り巡って「夢は叶う」と実感しているんです。なので、前向きに「とりあえず、やってみて!」「やってみたら何か始まるかも!?」ぐらいの気持ちで、メンバーをライバルでは無く仲間だと思い一生懸命に活動できる方は応募してください!お待ちしています。

新アイドルユニットオーディション


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このプロジェクトのキーマンであるCDCプロダクション(株式会社 AACJ)代表取締役・本多昭之からのメッセージ

今回のプロジェクトのコンセプトを見たとき「この2人ならではだなぁ~」という印象が強くて(笑)、わーすた さんの初期のエピソードをふと思い出したんです。当時はモーニング娘さん、AKBさんなどの王道アイドルが世の中を席巻していたワケなんですが。いきなり「ワンワン、ニャンニャン,トリケラトップス~」なんていう打ち出しをしてきて、それは誰もが思い付かない提案だったのですごい衝撃だったんです。ですが、フタを開けてみたら「メチャメチャ良いよねぇ!」っていう感覚になりました。なんとなく独特で不思議な勢いこそが2人の真骨頂で、今回のプロジェクトの企画書も、その時の衝撃が再来するようなコンセプトだったんです。

実際、タイトル(企画書の冒頭)を見た時に「おやっ?(笑)」とは思ったんですが、読めば読むほど「うわぁ、やっぱり天才は違うな!」っと企画書段階で感動してしまいました。なので、このオーディションに通過できた人たちと共に「新しいアイドルのブーム」ができることは間違いないと確信しています。
残念ながらコンセプトはオーディションの最終面談まで開示されないのですが、2人が創造した斬新なコンセプトも楽しんでもらえればと思います。


TEXT KRAY-G Monkey
PHOTO 井野友樹

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