AyaseはボカロPとしても活動中!
楽曲『夜に駆ける』で大ブレイクした音楽ユニット『YOASOBI』のメンバーである『Ayase』。
現在に至るまではボーカロイドを使って楽曲を製作するボーカロイドプロデューサーとして活動がメインでした。
今ではすっかり『YOASOBI』としてのイメージが定着しましたが、実は現在もボカロPとしての活動は継続中。
2021年5月にはスマートフォンゲーム内のユニット『Vivid BAD SQUAD』に新曲『シネマ』を提供し、SNSなどで話題になっています。
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誰もが突然に始まった
デタラメなシナリオの上で
それは映画のような
まるで映画のような
どこにでもあるストーリー
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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早速ご覧いただいたのは冒頭の歌詞。
『シネマ』というタイトル通り、「人生」を映画のストーリーに準えて歌った楽曲です。
「どこにでもあるストーリー」というフレーズを見ると、どうやら主人公は自分の人生にあまり魅力を感じていない様子。
一体なにがあったのでしょう?
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間違いだらけの道のりだ
丸付けられるのは幾つだ
何が良くないのか
何処が良くないのか
そこまで教えてくれよ
明け方の妄想
貴重な逃避行と
勘違いの英雄ごっこ
もう渋滞してんだ
どうしようもこうしようもないよな
こんなはずじゃなかったよなって
どんなはずだったんだよなって
思えば思うほど
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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続く歌詞で主人公の葛藤が歌われています。
誰かから自分の人生を否定されてしまったのでしょうか?
「何が良くないのか教えて欲しい」「こんなはずじゃなかった」というフレーズは主人公の強い後悔や苦しみが感じられますね。
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間違いだらけの道のりだ
丸付けられるのは幾つだ
何が良くないのか
何処が良くないのか
そこまで教えてくれよ
明け方の妄想
貴重な逃避行と
勘違いの英雄ごっこ
もう渋滞してんだ
どうしようもこうしようもないよな
こんなはずじゃなかったよなって
どんなはずだったんだよなって
思えば思うほど
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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何かから逃げ出したいと思う一方で、そうもできない主人公。
その弱さにまた自信を失ってしまうという経験が、もしかしたらみなさんにもあるかもしれませんね。
なかなか前には進めないけど・・・
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足りなくなる度笑ったり
増えた荷物数えては泣いたり
期待するほどでもなくがっかり
責めることすらできず悩んだり
燦然と輝く街の灯り
散々だって顔の通りすがり
始めるなら今!そうだな
またやろう…
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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2番でも日々の不安や釈然としない気持ちが歌われています。
「今日から頑張ろう!」と思っても気持ちがうまく続かず、波に乗れない様子も描かれていますね。
しかし、主人公は葛藤ばかりの毎日でも希望は捨てていないようです。
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これじゃないない
ハマり悪いよな
向いてないない
今すぐ辞めてしまえば
でも何万回と繰り返した
明日に期待してしまうんだ
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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何度も辞めたい、逃げたいと思うけれど、心のどこかでは明日と自分に期待している。
一体何故なのでしょうか?
ヒントになると思われるのが、次の歌詞の最後の3行です。
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明け方の妄想
貴重な逃避行と
勘違いの英雄ごっこ
もう渋滞してんだ
どうしようもこうしようもないよな
あの頃は確かにあったんだ
描き出したものがあったんだ
いつの間にか僕は
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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今は葛藤ばかりの主人公ですが、昔は大きな夢があった様子。
その時の思いや夢を大切にしまっているからこそ、人生を簡単に諦めることはできないのかもしれませんね。
人生のストーリーを決めるのは自分自身
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誰もが突然に始まった
デタラメなシナリオの上で
何かを演じるの?
誰かを演じるの?
そんなわけがないだろ
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞と似ていますが、決定的に違うのが最後の1行。
「勝手に決められたストーリーに従うもんか!」という強い思いが溢れています。
どうやら主人公は自分の人生の主役は自分であること、ストーリーは自分で決めることができるということに気づいたようです。
続く歌詞には、自分の気持ちに正直に生きることを決めた主人公の熱い想いが溢れています。
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誰もが突然に始まった
デタラメなシナリオの上で
何かを演じるの?
誰かを演じるの?
そんなわけがないだろ
≪シネマ 歌詞より抜粋≫
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冒頭では自分の人生に魅力を感じていなかった主人公。
しかし、その原因は自分自身にあると気づいたことで、新たスタートを切ることができたようです。
気持ち新たに一歩を踏み出そうとする主人公の様子に、リスナーも勇気付けられそうな一曲ですね。
今後はどんな活躍を見せる!?
『YOASOBI』としてはもちろん、1人のコンポーザーとしても音楽界を賑わす存在となった『Ayase』。
今後はどこでどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみですね。
ぜひ『YOASOBI』の楽曲もボカロPとしての楽曲も注目してみてください。
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