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東京女子流が放つフィリ―ソウル&シティポップ (2/2)


コイバナ相談編

──例えば『ストロベリーフロート』に登場する女性の主人公から、恋愛について相談されたら、どういうスタンスをとります?

新井ひとみ:私はこの女性に寄り添いたい。「別れた方がいいよ」とか「まだ大丈夫だよ」とか言うんじゃなくて、ただ話を聞いて、寄り添って、「答えは自分で決めた方がいいよ」って言うと思う。彼女なりにいろんな考えがあって、すごく辛いだろうから、それを1回私に吐き出しなよっていう。そして、最後の決断は言わない。

中江友梨:私は1回話を聞いて、それでどうしたいのかなぁ…って訊くと思うんです。あと、友達が辛そうにしている姿は見たくないから…やっぱり向こうが動き出してくれないんだったら、自分からしか、そこから立ち去れないし、離れることも出来ない。

最終的にはその子が決めればいいけど、辛そうにしているのは見たくないので、離れた方がいいってことは言うかも。自分が1番幸せだなと思う相手と一緒にいて欲しいから。もっと前向きな好きって気持ちで一緒にいられる人と、一緒にいた方がいいって言うと思います。


庄司芽生:一旦、話を全部聞いて、もし私の考えを求められたら、自分の考えをそのまま言います。でも別に聞いてほしいだけって場合もあるから。


──そういうパターンすごく多いと思いますよ。恋愛相談においては、かなり多いと思います。

庄司芽生:だから「そっか、そっか」って聞いて、相手から「どうしたらいいかな」って聞かれたら、正直に自分の気持ちを言います。

山邊未夢:私も、状況がわからないから、一旦聞きますね。恋をしている時って周りが見えてない人っているじゃないですか。

全員:(笑)


──そうですね。恋は自分とは別の生き物だと思いますから。わかっているのに出来ないことが多すぎるもの(笑)。

山邊未夢:そうですよね。例えば電話に出ないのも「たぶん忙しかったから…」とか、どうしても相手をかばっちゃう。だからこそ、私は正直に言うと思うんです。そのときの相手にとっては、すごく酷なことなんですけど「電話も出たくなかったからだよ」とか言うと思う。男性の行動のおかしなところ、ちょっと違うなと思うところを全部言うと思います。

全員:おぉおおおー。


──スパルタだね、かなりね(一同笑)。

山邊未夢:最終的には本人が決めるべきだとは思うんですけど。この『ストロベリーフロート』の主人公の女性に言うとしたら、その暗い気持ちの原因は100%相手にあるよ、100%向こうが悪いよって言った上で「答えは自分で出して…」って言うと思います。


──なるほど。じゃあ、それでもまた同じ状態で2回目の相談に来たらどうする?

全員:(笑)

山邊未夢:え!(笑)


──すみません、意地悪な質問で。

山邊未夢:いえいえ(笑)。1回目、自分で答え出してっていうのは、それで万が一でも元の関係に戻ったなら、それはそれでいいよねって気持ちも含まれているんですけど…それが改善されなくてまた相談されたら……「もう別れたら」って言いますね。悩んでる表情見るのも辛いし。


新井ひとみ:友だちが悩んでるの見るの、本当に辛いよね。

山邊&中江&庄司:辛いよね。

庄司芽生:早く笑ってもらいたいと思う。

新井ひとみ:そういう表情を見るのが辛いから、今出来る可能な範囲で、どっか気分転換に連れて行ってあげたりしたい。楽しいことをして、気分を和らげてあげたいなと思います。


これからの東京女子流

──では最後に。今後の抱負をお聞かせいただけますか?


山邊未夢:今年はたくさんリリースする年っていうのを公言している中、今年3作目のシングルを出せることが嬉しいし、ファンの皆さんにもいいペースで曲を届けることが出来ているのも嬉しい。自分たちもその作品にちゃんと気持ちをのせていけるように、ちゃんと届けられるように…そういう自分たちであり続けられるように、いい作品が出来る度、丁寧に突き詰めていきたいなと思います。

新井ひとみ:今年はいろいろな楽曲をリリースさせていただいて、私たち自身もいろんな刺激を貰ってるんです。すごくありがたいことだと思ってます。

今回の『ストロベリーフロート』『ガールズトーク』は、同世代の女性の方に共感してもらえるような歌詞になっていると思うので、これまで東京女子流を聴いたことがなかった人たちにもアプローチをかけて、楽曲を通して、もっと私たちのことを知ってもらえたら嬉しい。私たち自身も、今言ったことを意識しながら、活動出来たらいいなと思います。


中江友梨:ファンの方に私たちが直接感謝の気持ちを伝える場が、今はすごく限られているんですよね。東京女子流は昔から、ライブやみんなと触れ合える時間を大切にしてきたグループなので、よりひとつひとつをもっと大事にしたい。限られているなら限られている分、思いっ切り気持ちを込めたいし、その全部を伝える気持ちで挑みたいし。

今回のリリースもそうですけど、自分たちから明るいニュースをどんどん発信していきたいと思う。そうすることで、自分たちも明るくなるし、みんなにもその明るい気持ちを伝えていきたいなと思ってます。

庄司芽生:今回のシングル『ストロベリーフロート』について、たくさん共感してもらって、この夏をこの曲とともに過ごしていただけたらいいなと。そうじゃない人には「4人のガールズトークを盗み聞きしちゃったよ、ラッキー」くらいの気持ちになっていただけたら。今回、ガヤ感を出したいってことで、レコーディングも久しぶりに4人でわちゃわちゃ録ったりしたので、そこを盗み聞きしてる気分で楽しんでいただけると嬉しいです。

あとは、東京女子流が皆さんにとってのインフラに、日々欠かせない存在になるように。そういう存在になっていきたいと思いながら、私たちも色々やっていくし、それぞれのSNSとかも通して、日々皆さんに元気を届けて頑張っていきたいと思います。



TEXT 伊藤亜希
PHOTO 井野友樹

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