1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. 大阪☆春夏秋冬

シンガロンシンガソンOSAKA 2021主催Cat Walk Records伊藤「イベント前後の流れまで提供していきたい。中間試験みたいな。」 [しゅかしゅんYUNA Urock! 第108回 2021年8月特別企画part3]

大阪☆春夏秋冬・YUNAの連載歌詞コラム[しゅかしゅんYUNA Urock!]。今月は特別企画として、音楽フェスを主催する様々な人との対談を掲載。新しい音楽フェス『シンガロンシンガソン』がの主催者Cat Walk Recordsの伊藤航太さんに話を伺いました。

大阪☆春夏秋冬のYUNA(ユウナ)です。

Urock!108回目になりました。



――8月15日(日)に服部緑地野外音楽堂にて開催予定しておりました『MUSIC MONKEY FES.2021』に関しまして、メンバーのEON、RUNA、事務所スタッフ4名の新型コロナウイルス感染に伴い、公演中止が決定されました。

という事で、本当に残念ながら大阪☆春夏秋冬初の主催フェスが中止となってしまいました。

記事を読んで楽しみにしてくださっていた方や、出演者の皆様には申し訳ない限りです・・・。

今月は『フェス』というテーマを掲げ、既にイベント開催に携わってきた方々にインタビューするという対談企画をお届けしてきた中で、自分たち主催のフェスをどう作り上げていくかという話もしていたので、1週〜2週目の記事は少し話が食い違う部分もあるかと思います。

万全な感染対策の上、多くのスタッフやアーティスト、お客さんまでもが一丸となっている音楽シーンの徹底と底力を、微力ながらもっともっと多くの人に伝えていきたいという想いに加え、今度はもっと自分たちでフェス制作をやり切りたいという想いを胸に、残り2週分も全力で届けさせていただきます!

さて今週は、大阪に新しい音楽フェス『シンガロンシンガソン』が生まれるという情報を耳にし、その主催者であるCat Walk Recordsの伊藤航太さんにお話を聞かせていただきました。

※濃厚接触者の認定により私も自宅待機期間であるため、リモートでの取材になります(8月10日時点)。





『シンガロンシンガソン』



YUNA:本日はよろしくお願いいたします! 私たちは今日が初めましてですよね?

伊藤:お話するのは初めましてですね。でも僕、2月にしゅかしゅんが心斎橋SUNHALLでライブをされてる時に全編観させていただんです。圧倒的なクオリティーで、感動して帰りました。

YUNA:えー! 嬉しいです。ありがとうございます。

伊藤:SUNHALLが『シンガロンシンガソン』の会場でもありまして、ちょうどそこで観れたなあっていうのを思いながら今日参加してます。

YUNA:中止にはなっちゃったんですけど、今週末(8月15日)に主催のフェスをやる予定だったんです。今後また必ずやりたいと思っているので、今日はフェスを主催するということについても色々お聞きしたいなと思います。

伊藤:お願いします。

YUNA:まず、伊藤さんの簡単なプロフィールをお聞きしてもいいですか?

伊藤:まず第一に紹介できるのが、現役のバンドマンで、大阪の‟ヒミツノミヤコ”というバンドでドラムを叩いています。その側でライブハウスでイベント制作をしてきたり、音楽制作の裏方を手伝わせてもらっていうのを10年ほどやってきた経験を生かして、2019年からは自分のレーベルを運営するということにも挑戦しています。

▲ヒミツノミヤコ

伊藤:ヒミツノミヤコをリリースするレーベルが1つと、対バンで出会ったりだとかライブハウスのイベントで出会った若手のミュージシャンに、「次は全国挑戦しようよ」っていうファーストステップとしての音楽レーベル‟Cat Walk Records”を立ち上げて運営しています。今回の新しい音楽フェス『シンガロンシンガソン』もCat Walk Recordsが主催です。大きくこの2つですね。

YUNA:大阪で新しい音楽フェス『シンガロンシンガソン』を立ち上げるきっかけというのは?

伊藤:出身が東京で、大学や20代前半もずっと東京で音楽活動をしてきたんですけど、あるきっかけで京都に引っ越してきて音楽活動をする事もあったので、20代っていう若い力で動けたりライブハウスに沢山足を運べるタイミングで、東京と関西(大阪・京都)両方の音楽シーンを経験したところ、それぞれの良さがわかったと同時に、それぞれの街が苦手としている部分もわかりまして。

東京の大きな街の規模、大きな会社の予算を受けて音楽活動をするのは、大阪でも挑戦できるんじゃ? と思いまして、拠点を大阪に決めて、その第一歩としてシンガーさんを応援するっていう形が、このフェスを立ち上げたきっかけですね。

YUNA:自分が音楽をやるだけじゃなくていろんな運営もするとなると、今まで以上にコミュニティだとか、実際に足を運んで自分の言葉でいろんな人と話さなくちゃいわけじゃないですか。それもバンドをやりながら、大阪や東京に限らず全国でやられてきたって事ですもんね。

伊藤:そうですね、それはバンドのツアーでいろんな場所に行った時にしてました。街の規模とか発展した企業があるかどうかで音楽のやりやすさが変わるっていうのは、追いつけ追い越せで東京以外の街もできる事がめちゃくちゃあるなあと思って、今はそこに着手しています。

YUNA:コロナ禍でのライブ開催がもう1年半ほどになりますけど、苦しい中で、全国のイベントだったりフェスを主催する方々が、フェスを成功させて次に繋げていくっていう意識をすごく感じますしね。その中でも大阪は先陣を切る勢いでやってみよう精神が凄い印象です。『シンガロンシンガソン』の開催はいつぐらいから進められてきたんですか?

伊藤:‟大阪でもっと応援すべき対象としてシンガーがあるよね”っていうアイデアが出てきたのは昨年末ぐらいですかね。動画を活用して応援するのか、インタビューやメディアを使って応援するのか、ライブハウスで定期イベントをやって応援するのかっていういろんな形がある中でフェスがいいっていう形になったのは今年の3月くらい。

近しい人間2〜3人と話しながらフェスをやろうって。SUNHALLとANIMAっていうのはかなり回りやすいし、箱の中でも沢山ステージを作れるのでそれを利用しながら。

YUNA:実際どんなフロアを使うんですか?

伊藤:SUNHALLに4ステージ、ANIMAに3ステージの合計で2会場7ステージ作ります。

YUNA:出演されるアーティストさんのブッキングはどういう形で?

伊藤:僕が過半数オファーさせていただいたんですけど、ライブハウスでやってきたイベント関係だとか、ここ1〜2年で言うと配信のプラットフォームでの活動で耳に入ってきて応援したいなあと思った方だとか、イベントを盛り上げる発信が積極的な方にどんどん声をかけていきました。

ただ、僕から見えてるシンガーさんっていうのも限定的なので、残りの半分くらいは、既にシンガーさんのイベントを取り扱ってる方に紹介いただいたりっていう形で決めました。全部で50枠あるんですけど、もう9割8分くらい終了しまして、あとはタイムテーブルを決めるのみです。



YUNA:それだけステージ数があるとタイムテーブルも大変ですよね。

伊藤:タイムテーブルを組むのはもうパズルですね。読み切れないし正解がないから、泥沼だったんですけど、現時点で暫定稿になってるタイムテーブルはとてもいい形になりました。

YUNA:SNSで拝見させていただいたんですけど、‟ミクチャ”とか、‟推しアーティスト”っていう形での出演権獲得を企画されてるとか。詳しく聞かせていただきたいです。

伊藤:通常は主催がオファーして決まっていくんですけど、それだけじゃない形で参加枠を作ろうっていうのを僕が思い立ちました。1つはミクチャっていう配信プラットフォーム。日々配信を頑張ってるライバーの中でもオリジナル曲を持ってる方が沢山いらっしゃるんですけど、ライバーの方って配信の中で歌うだとかミュージックビデオが出るっていうオンラインでの発信に完結してる方が多い印象があったので、「生のステージどうですか?」という投げかけをしてみたくて。

出演権をかけたオーディションを実施して、1位から3位までの方が出られます。かなり積極的に配信されてたり、お客さんも自分が推してるライバーさんをフェスに出したいと思ってくださってるみたいで、1時間の配信だけでポイントが上下したり順位が入れ替わってるくらい沢山応援してくれています。

伊藤:2つ目は、僕がずっと思ってたことなんですけど、ライブハウスの何が好きかって、今日はPangeaに行ってvijon (北堀江club vijon)に行ってっていう、どうやって回るねんっていう挑戦をしてるライブハウスフリークなお客さんがめちゃくちゃ好きで。下手なバンドマン・ライブハウススタッフよりも、バンドとか音楽に詳しいんですよね。

そういう人たちの声も聞いてみたいし、もしフェスを作るならどういう意見を出すのか? っていうのを拾ってみたいなと思いまして。公平性を図るために、有料のコンテンツではあるんですけどブッキングに参加できますよっていうキャンペーン商品を販売しました。額面で言うと1枠5万円であなたの推しアーティストをブッキングできる。

その内2万円はアーティストのギャラに直行して残りは運営費に当てさせていただきますっていうところまで公表したところ、実際に3つ売れまして、3組ともお客さん第1希望のアーティストさんが決定しました。そのアーティストが誰かっていうのは今回は公表してないんですけど、タイムテーブルの中に混ざってます。

YUNA: えー!面白いですね。夢のような。

伊藤:ちょうど3組とも僕がオファーする人脈網にない方だったので、このプランがなくてお客さんの推薦がなかったら間違いなく今年の出演はなかったと思うと面白いし、当日どんなパフォーマンスをしてくれるのかが楽しみですね。

YUNA:実際にSNSが普及してても、そこに書き込まない人は書き込まないし、意見を知れるきっかけも意外と簡単じゃないですもんね。

伊藤:アーティスト個人がお客さんの声を拾いすぎるのは、リスクがあることだと思うんです。アーティストさんが、お客さんの声を聞きすぎると精神が傷ついてしまったりすることもあるし、元々決まってる方針じゃないことを言われたり、叶えられないこともあるので。一方で実行委員っていう公平な立場だと、お客さんとアーティストの間に入れるので、両方に寄り添えるものが実現できたなあと思っています。

YUNA:アーティストさん直々に「出たいです」っていう声はあるものですか?

伊藤:今回初めての開催ですし、僕もシンガーのイベントを沢山打ってたわけじゃなくどっちかというとバンドマンとしてアーティストの交流がある方なので、第1弾を解禁したぐらいではあんまりなかったんですけど、キャンペーンを実施したりだとか第3弾を出したくらいでは「あのフェスってどうやったら出れるんですか!?」っていう声をいただくようになりました。その中でもめちゃくちゃ熱烈に連絡をくれた方がいて、僕が折れまして、出演オファーしました。

YUNA:それだけの声があると心打たれますよね。

伊藤:今年に関してはどんなフェスかわからない方が大半だと思うので、こっちからお願いして「第1回の開催を支えてくれ」っていう形でオファーすることが多かったです。実際にイベントが終われば、こういうフェスを目指してたんだなっていうのが見えるかと。

YUNA:今お聞きしただけでも、伊藤さんは沢山の0から1を作られてるじゃないですか。私たちが主催の場合、私たち自身が0であったとしてもそこを1にしてくれるのは結局周りの方々やなっていうのをすごい感じてて。

だから今度フェスを開催するときは、何から何までやってみたいという願望があるんです。ブッキングも実際にお会いしてお願いしたりっていうのを本当はしたかったので。

伊藤:いいですね。しゅかしゅんの活動も精力的にやられてるから、バンドをやってても、クオリティーが高い集団がいるらしいぞ、と、かなり名前が入ってきてるんですよ。僕がアイドルに近いところにいるからとかじゃなくて、バンドをやってる人たちも知ってることが多い。

活動が決して順調なものだけではないと思うんですけど、熱心に誠心誠意やられてるっていうのがお客さんを通じてなのか関係者を通じてなのか伝わってくるので、アーティストの耳にそれが入ってる状態でオファーが来たらみんな嬉しいと思います。本体の活動が強いと、その後の挑戦も強いので、1からしゅかしゅん のメンバーが作るっていうフェス楽しみですね。興味あります。

YUNA:私がバンド好きっていうのもあるんですけど、リサーチするのも大好きで。サーキット・イベントに出させてもらう時でも事前にアーティストの名前をひたすら調べて音源を聴いて、当日観に行くっていうのが趣味なので、また新しい音楽を知れるきっかけになる音楽フェスが大阪にできるっていうのはすごい嬉しいです。観に行きたい。

伊藤:ありがとうございます。是非!! フェスのタイムテーブルっていいですよね。北海道のフェスだとしても一旦疑似体験できるじゃないですか。このバンドの後にこのバンドくるんや〜みたいな。今回のフェスはSUNHALLとANIMAなので、来れる人数は完売しても数百人ですけど、

●タイムテーブルを出す
●SNSで1組1組を丁寧に紹介する

っていう事をすると、情報を出せるっていう意味では何万人にもアーティストの名前は届けられるので、実際に現場で感動しに来てくれる人とちょっとでも情報を掴みたい人っていうのを、セグメントを分けて発信して行こうかなと思ってます。

最近は配信併用のライブが多いですけど、今回は一切同時配信はしなくて。代わりに全ステージの映像を収録して、後日1アーティストずつ映像を編集してリストにして公開しようと思ってます。

新人の方、これからチャンスを掴みたい方が多いので、1組興味があって覗いてくれたお客さんがついでに隣にあるアーティストさんを観るっていう出会いをWEB上だけでもやりたいんです。フェスが終わった後も、この日のフェスのコンテンツを啄めるというか。

YUNA:ライブに来れなかった人だけじゃなくて、実際に観に行った人でももう一度楽しめますもんね。

伊藤:そうですね。「この日のライブのここよかった〜」っていうのができるのは用意してます。



YUNA:今後『シンガロンシンガソン』をどうしていきたいっていうビジョンはあるんですか?

伊藤:まずお硬い感じでいくと・・・、今回フェスをやってるのはもちろんお客さんに感動してもらって楽しんでもらうっていうのを目指してるんですけど、出演が決まったアーティストが、当日までに何を準備して、フェス当日例えばお客さん100人ぐらいに観てもらえて、その後はその100人に何を告知するのか? っていう前後の流れまでを提案できるフェスになりたいと思ってます。

中間試験みたいな使い方をしてもらえるフェスにしたい。あと、取り急ぎのミッションは継続開催できる力をつけることですね。まだどこにも言ってないんですけど、イベントを年に1回以上の頻度で開催したいって思ってます。

半年後で言うと冬っぽい季節に場所を変えてやろうかなと。夏フェス=泉大津みたいに、場所と季節の温度感って結びつくものだと思ってるので、冬は場所を変えてもうちょっと屋内っぽいところでしようかなあ、とか考えてます。

伊藤:継続開催できる力をつけるために、今年は安全に運営して、数字的にも沢山の方に来てもらって、資金的にもずっこけないように成功するって言うのが目標です! まあこれはお硬い感じなんですけど、フランクにシンプルな野望としては‟なんばHatch”でやりたいと思ってます。

『ミナホ(MINAMI WHEEL)』の深夜に、なんばHatchの中にいくつかステージを作ってライブする、FM802さんがやられてる ‟EXTRA-MIDNIGHT EDITION”みたいな。例えば5年経ったときにその5年間のベストアクトを集めてなんばHatchでドーンっていうのがあれば、夢があるなあと思っていて。

伊藤:『シンガロンシンガソン』のランクが真ん中くらいだとして、そのプレイベントだとかアフターイベントが小まめに開催されつつ、もっと上の到達地点としてなんばHatchとか、Zepp Namba、Zepp Osaka Baysideとかが見えてくると、「次はそっちを目指そう」っていう話をアーティストともできますし、お客さんも「Zepp Osaka Bayside目指すにはどうしたらいいの?」ってなって、新しいアイデアや行動が生まれると思う。

こうしてるうちに大阪の音楽マーケットが盛り上がっていって「あれ? 東京行かなくても大阪で全国区やれるな?」ってところにたどり着いたら勝ちかなあと。

YUNA:わあ、、、すごい素敵なビジョンですね。ひとつ憧れとして大きいステージがあると、お客さんも‟そこでライブが観たい”‟あの音の大きさで聴きたい”っていうのが生まれると思うので、いい方向に進んでいくだろうなぁって思います。

そんなビジョンを目指されるにあたって、最近の大阪の音楽シーンはどう思われますか?

伊藤:もったいなさが強い。平日のライブハウスで20〜30人しかお客さんがいないイベントでも、めちゃくちゃ良いバンドとかシンガーさん出てて「え!? すごくない!? フジロックのステージで観たいわ」みたいなのが結構ザラにあって。大阪の方は、ファンとのコミュニケーションだとかパフォーマンスのレベルが高い方が多いじゃないですか。

ここ10年くらいでデビューされていく方でも、実は大阪出身、関西出身っていう方がめちゃくちゃ多い。だからこそ余計に、東京に行けないと全国区の活動がないのがめちゃくちゃもったいないと感じてます。

僕も、Cat Walk Recordsでお手伝いをしているバンドが今ちょっと新しくステップアップしていくために準備してるんですけど、東京に行かないと話が進まない部分が多いみたいで。

YUNA:実際に行くと話の進み具合は、やっぱり違いますよね。

伊藤:でも大阪は、東京に比べるとスタジオの広さとか値段にも余裕ありますし、ホスピタリティーがあるので、大阪や京都ってめちゃくちゃバンド活動がしやすい場所だなあと思います。だからこそ、全国区の王手を打つのは東京でしかできないっていうのはもったいなあと思ってます。

かといって僕がいきなり資本金1億円の社長になれる訳でもないので、アーティストに近いところからアクションを起こして解決していって、5年10年っていうスパンでローカルからボトムアップで力を増やして、いつの間にか東京に行かなくても全国区の活動を回せてるなあっていうところにいきたいです。

YUNA:今回出演される方の中でいくつかピックアップさせていただきたいんですけど、まず‟相谷レイナ”さん。

▲相谷レイナ

YUNA:昔はグループ活動をされてたので、よく一緒に対バンしてたりだとかプライベートでも仲がいいんですけど、レイナちゃんを知ったきっかけというのは?

伊藤:グループで活動されてた時に、アイドルだけじゃなくてバンドとも共演されてた時に出会って。ソロの音楽自体はSNSで入ってくる形で知ってたんですけど、リリースをしてたりだとかかなりアーティスティックに活動されてますし、音源を聴いて「曲がいいなあ」ってなって。

YUNA:コロナ期間も毎日弾き語りの動画をアップしてたりとか。やっぱりオリジナルは良さが出てるなあってめっちゃ思います。

伊藤:シンプルに‟普段聴き”できる音楽やと思うし、今回出演する若手のアーティストだとかこれから自分お推しのアーティストを応援したい人にとって、全国区での活動に足踏み入れてる人のモデルケースみたいなのが欲しくて、全国区でリリースを重ねてるレイナさんをオファーしました。

アコギではなく、‟同期”などを使ってエレクトロっぽい音楽をされる方の候補を沢山出しました。今は東京ですが、元々大阪で活動されてたというのもあるので‟これに続け!”っていうメッセージも込めて先輩として来てもらいたいです。

YUNA:他の出演者さんの中にもそういった音楽性の方っていらっしゃるんですか?

伊藤:変わってる人で言えばぶっちぎって‟モンゴール☆天山”さんですね。

▲モンゴール☆天山

伊藤:千日前プロレスっていう、音楽をやってる方々が集まってプロレスごっこをするっていう。本格的なマットプロレスをライブハウスでやるっていう集団です。舞台監督も務めてらっしゃる方で自分自身で歌も歌われる。でもちょっと歌を歌うだけじゃなさそうやし、何をしはるんやろうっていうのは楽しみでもあり怖くもあります(笑)。

あと他には今回は、従来のシンガーさんのフェスに比べてエレクトロを題材にしてる方が多いと思います。例えば‟SiMA”さん。

▲SiMA

伊藤:ヒューマンビートボックスをやる方で、エレクトロの機材を持ってきて全部その場でドラム・ベース・シンセとかを口で入れてルーパーで回して最後は歌うっていう。

YUNA:リアルタイムでの作曲っていう事ですもんね。

伊藤:その時の発音が曲になるのでその時しか生まれない曲ができるので、この間プレイベントをやった時にも、めちゃくちゃ盛り上がってました。ヒューマンビットボックスって音楽的でもありながら、パフォーマンス的な見せ方もできるので。

YUNA:後は、‟門松良祐”さん。私たちすごくお世話になっていて色々関わらせていただいてます。イベントに出させていただいたり、コラボさせていただいたり。

▲門松良祐

伊藤:アーティストの方からtwitterで宣伝する為の動画を送っていただいた時に、門ちゃんさんがめちゃくちゃ情熱的で、大阪から発信していこうっていうのをメッセージにされてる方なので、『シンガロンシンガソン』の理念と合致する部分がかなり多くて、共感し喋っていただいてるなっていうのを感じました。心強い味方なので、お胸をお借りする感じでお願いしようかなと思ってます。

YUNA:他に出演されるアーティストの皆さんのこともリサーチしてみます。

伊藤:良い意味でジャンル的にごちゃ混ぜになるように組んでるので、これもソロシンガーでOKなんやって感じてもらえるかと思います。

YUNA:最後にアーティスト含めこのイベントに来てくれる方やまだ出会ってない方へのメッセージをお願いします。

伊藤:出演者の方! 今後出演者になるであろうNEXT COMINGなシンガーさん! これから力を蓄えていくフェスなので一緒に力をつけて共に歩んで挑戦していきましょう。

そして音楽ファンの皆さん! 関西の音楽ファンの皆さん! 今が最古参になれるチャンスなので是非入って来てください! 自慢できるフェスにしてみせます。

YUNA:本日はありがとうございました!

伊藤:ありがとうございました!


どうでしたでしょうか?

多方面でお仕事をされている方だからこそできる、‟お客さんファースト”であり、‟アーティストファースト”。

何かを優先しなければならない事でも、いかに丁寧に正確にやることが大切かといこうに気付かされました。伊藤さんにお話を聞けた事、すごく嬉しく思います!

自分の思考だけではなく、一歩先の感情や出来事まで汲み取れる強さと、音楽シーンへの愛を沢山感じましたし、惹きつけられる言葉のボキャブラリーも熱い思いも本当に素敵で、インタビュー中も圧倒されっぱなしでした。

大阪に新しく立ち上がるフェス『シンガロンシンガソン』、これからの進化がめちゃくちゃ楽しみです! 是非ご注目ください。

『シンガロンシンガソン OSAKA 2021』
[日程] 2021年9月18日(土)
[会場] 心斎橋SUNHALL / ANIMA (大阪・アメリカ村) 2会場7ステージ
[時間] 午前11時30分開場 / 午前11時50分 / 午後8時終演予定
[料金] 前売 4,300円 / 当日 4,800円 (+ 1 DRINK 600円)
▷公式HP

ではまた。

You rock!!

[しゅかしゅんINFO]

【リリース】
■最新アルバム『BRAVE SOULS』 CD発売中&配信中

【イベント】
※国及び各都道府県からの要請に基づき変更となる場合もございますので、イベントの実施に関しましては各所ホームぺージ、SNS等でご確認の上、ご参加下さい。

■『@JAM EXPO 2020-2021』
[日程] 2021年8月27日(金)・28日(土)・29日(日)開催
[会場] 横浜アリーナ
※大阪☆春夏秋冬は27日(金)・28日(土)に出演。

【TV】
■サンテレビ『#Nuts Porker』
※EON準レギュラー出演中!
毎週土曜日深夜24時00分~
※放送時間は週により変更になる場合がございます。
▷詳細はこちら

【RADIO】
■ラジオ関西『ONEラジ!』
2021年8月20日(金) 21:00~21:30
※MAINA、EON毎月第3週準レギュラー出演。
▷詳細はこちら

【BOOK】
■『IDOL FILE Vol.22 WEDDING DRESS』発売中
※MANA掲載

■『Kyoto & Shiga Creative Life Magazine Leaf』8・9月発売中
※MANA連載コラム掲載

■『おとめ失格』コミックス第1巻(2021年5月14日発売)の帯にYUNA、RUNAが登場!!
【関連リンク】
▷MAGKAN
▷公式Twitter
▷『おとめ失格』HP

【WEB】
■YouTube『しゅかしゅんのバラエtv』
▷YouTube Channel

■「Let you fly」ダンス・プラクティス動画YouTubes公開中
<YouTubeタイトル> 大阪☆春夏秋冬 / 「Let you fly」 Dance Practice Video @LIVE HOUSE
▷視聴はこちら

■MAINA作詞・作曲「春風」Music Video、YouTubeにて公開中
2021年2月27日に放送された読売テレビ「御社のMVつくります」で制作された、MAINA作詞・作曲「春風」のコラボMusic VideoがYouTubeにて公開中!
【大阪☆春夏秋冬 / 春風 -Collaboration MV-】
▷視聴はこちら

■WEB【SPICE】インタビュー掲載中
▷インタビューはこちら

■2020年6月に実施したオンライン単独ライブ『MABU~From LIVEHOUSE~』ライブ映像YouTube公開中
▷動画はこちらから

この記事を書いた人

YUNA(ユウナ)



1999年5月26日生まれ(双子座 /A型/一人っ子)

▶Twitter
▶Instagram

▶U rock!記事一覧

5人組ガールズ ダンス&ヴォーカルユニット! 圧巻の歌唱力と、4人の個性溢れるコーラス&ダンスワークで、ROCK・ファンク・POPS・バラードと幅広い音楽を、歌とダンスで表現する驚きのパフォーマンス。音源だけでは満足できない、本物の LIVEアーティスト。 ▷大阪☆春夏秋冬オフィシャルHP ▷大阪☆···

この特集へのレビュー

男性

naoya

2021/08/21 08:09

フェスのためにこうやって考えて準備してるって考えがきけて面白い記事でした

こんなフェスやりたいという理想はみんなあるから、客の自分の要望とかつい苦労も分からず思ってしまいがちですが、シンガロンシンガソンのフェスが伊藤さんにとってもお客さんにとってもより良いイベントになる事を願ってます

(イベントの準備とか苦しい事も多いでしょうがワクワクですね)

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約