毎月変わる各課題曲への思い入れや、練習のエピソードをご本人の執筆で連載することが決定いたしました。
第2段の課題曲も多くのアーティストにカバーされ、永く親しまれている名曲「悲しくてやりきれない」。
YouTubeチャンネルで公開された椎名千佐子さんの弾き語り動画とともにお楽しみください!
▲第1弾「真夜中のギター」はこちら
ザ・フォーク・クルセダーズ「悲しくてやりきれない」
皆さん、お元気ですか?椎名佐千子です。
この企画を担当させていただくようになってから、日常の中でギターを触る時間が圧倒的に増えました。
最近は、時間があればとにかくギターを触ってます♪
一度挫折しかけたギター。
この絶望的な指の痛み、、辛さの先に、きっと、きっと何かが、待っている!?
自分の中のMっ気を総動員して・・笑
根気強くやっていきます!
どうか、お付き合いくださいね♪
さて、今回、挑戦する楽曲は、
1968年(昭和43年)に発売されました、ザ・フォーク・クルセダーズ
「悲しくてやりきれない」(作詩:サトウハチロー、作曲:加藤和彦)です。
選曲したあとで、前回と時代が被っていることに気づき、、反省。スミマセン。
でも、この時代の楽曲の強さ、吸引力をまざまざと痛感しました!言い訳です、笑。
さて、フォークル(略しますね)は、一年限定で活動した幻のフォークグループ。
前作「帰って来たヨッパライ」がコミックソング??ってくらい斬新な詩とメロディー、何よりあの世というより、宇宙人?とも思える不思議な声で大ヒットしていますね。次のシングル「イムジン河」が発売自粛となって、急遽作られたのがこの曲、らしいです。
作詩のサトウハチローさんは、「ちいさい秋みつけた」をはじめ、童謡や詩集を数多く残された詩人。戦後初の大ヒット曲「リンゴの唄」や、朝ドラ『エール』でも取り上げられた古関裕而さん作曲の祈りの讃歌「長崎の鐘」も代表作です。
詩を読んだだけでも、散文のような広がりのある世界、人知の及ばない深さが広がっているような気がしました。
広島の原爆で弟さんを亡くされたサトウハチローさん。
秋の空は どこまでも どこまでも 青く 澄んで美しい
こんなにも沢山の 哀しみがあるのに・・・
まるで 何事もなかったように・・・
このやるせないモヤモヤ・・
誰に伝えればいいのでしょう?
いいえ、精一杯ここにいる事、それしかないんです・・
はじめストロークでジャラジャラと弾いてみましたが、なにか違う!
もっともっと静かに、語るように歌いたい・・・で、結局自らハードルを上げてしまい、
初のアルペジオで弾き語ることに。。
ツタナイ演奏ではありますが、自分の中のモヤモヤ、皆さんが感じていらっしゃるモヤモヤ、世の中のモヤモヤ、、、
どうか少しでも、ほんのひと時でも、穏やかになりますように・・・
願いをぎゅっと込めて、歌います!
椎名佐千子オフィシャルYouTubeチャンネルにて公開しますので、チャンネル登録の方も是非よろしくお願いいたします!!
椎名佐千子
「悲しくてやりきれない」弾き語り動画はこちら
最新情報
椎名佐千子20周年記念コンサート2021年11月4日(木)14:00OPEN 15:00START
会場:なかのZEROホール
<チケットのお申込み・お問い合わせ>
03-6805-6797(ガディスプロダクション)