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乃木坂46の新譜「君に叱られた」は、鈴木絢音と田村真佑の仲良し記念曲!? (1/2)

9月22日発売の乃木坂46の28thシングル『君に叱られた』について、選抜メンバーの鈴木絢音と田村真佑に取材を敢行。曲や歌詞についてはもちろん、これからの目標についてなどなど、二人の関係性が垣間見える仲良しインタビュー。ご堪能ください!

先輩後輩だけど同級生。実はとっても仲良しなんです♪

──今日はよろしくお願いいたします。お二人ペアでのインタビューってあまり印象がないような気がするんですが、いかがですか?

二人:確かに!(笑)

田村真佑:初めてです。始めてですよね?

鈴木絢音:うん。初めてだね。


──期は2期違うけど、同い年なんですよね。そのせいか、先ほど撮影されていた時もすごく仲良さそうに見えました。

鈴木絢音:真佑ちゃんが心を開かせてくれました。わたしの心の扉をガガガガガン!ってノックして(笑)。

田村真佑:わっ! 良かった! 実はキャプテンの秋元真夏さんから“手強いぞー!”って言われてたんですよ(笑)。だから心を開いてくれてるんだって今聞いて、ホッとしました。こう、けっこう強めにノックしたんで(ものすごい勢いで扉を叩くフリ)。


──扉を壊す勢いですが(笑)。

鈴木絢音:はい、強すぎました(笑)。でもそのおかげで、もう今はわたしのほうからも絡みに行けるので、ありがたい後輩です。

田村真佑:やったー。嬉しいです!


──ではそんなお二人の関係を活かした質問も織り交ぜていきたいと思います。まずは今回のシングル『君に叱られた』について、第一印象を伺いたいのですが。

鈴木絢音:はい。まず思ったのはすごく明るい曲調だなってことです。乃木坂の夏曲は明るい曲調が多いので、ちょっと夏っぽさもあるかな、とも。

でも歌詞はうって変わってバラードでもいけそうな、グッとくる言葉がたくさん書かれていて。その二つのギャップがとってもいいなって思いました。

田村真佑:わたしも初めて聞いた時はすごくメロディがキャッチーで、一回聞いただけでもメロディが耳に残るというか、リズムを刻んじゃうような曲だなって思いました。でも歌詞はすごく自分を見つめ直すいい機会になりそうな言葉が並んでいたのが意外でした。

こういう歌詞の時ってちょっと静かな曲調の時が多い気がするんですけど、逆にメロディが明るいからこそ前向きにポジティブに受け止められるんじゃないかなって思います。
全てがスッと受け入れられるような歌詞とメロディだなぁって思いました。


──この歌詞の主人公は叱られるんだけど、叱られたことを最終的には“嬉しかった”って肯定的に捉えてるのもポイントかもしれません。

田村真佑:そうですね。叱られて最初は悔しかったけど、おかげでやっと大切な存在に気づけたよという歌詞なので、そういう気持ちで聞いてもらいたいなって思います。


──お二人とも歌詞と曲のギャップというようなことを話されていますが、確かにこの曲は歌詞と曲とパフォーマンスでそれぞれ印象がけっこう違いますよね。そしてMVもまた、全然印象が違います。

鈴木絢音:確かに、全然雰囲気が違いますよね。MVは以前撮っていただいた横堀監督が今回も撮ってくださるというお話だったので、今回の曲の詳しいお話を聞く前から“きっと物語が背景に見えるようなMVになるんだろうな”ってなんとなく想像はしていたんです。

でも実際に撮影されたものを見たら、その想像のはるか上をいく素敵な映像になっていました。そういう意味では爽やかな曲調と、いろいろ考えさせられるような歌詞と、ストーリー仕立ての作り込まれたMVと、ってこの曲1曲でたくさんの楽しみ方ができるんじゃないかなと思います。


乃木坂46、選抜としての想い。

──今回のシングルは鈴木さんにとっては約2年ぶりの選抜となるわけですが、そのあたりの想いというのはありますか?

鈴木絢音:久しぶりの選抜という部分でもがんばらなくてはという気持ちがあるのですが、それよりも一期生の先輩方が卒業していって、同期や3期生からも卒業していってという中で、思うところがやっぱりあります。

常に甘えてきた自分にとっては、“先輩にならなきゃいけないタイミング”が今来たんじゃないかなとすごく思っていて。
そのタイミングで『君に叱られた』という曲の選抜メンバーに選ばれたのは、今までたくさん叱られたりアドバイスを受けてきた自分だけれども、これからは自分が何か後輩たちにアドバイスや助言ができる立場にならなきゃいけないってことなんじゃないかなと、考えさせられました。


──たくさん叱られてきたということですが、中でも今までで一番叱られてきたことってなんですか?

鈴木絢音:ライブパフォーマンスですね。周りが見えていないって言われることが多くて。今でこそわかるんですけど、当時は言われている意味がよく分かりませんでした。
注意していただいてもうまく納得できていなかったし、心ではわかってはいてもやっぱり余裕がなくてできていなかったなって今なら思えます。


──田村さん的にはこのシングルをどういう気持ちで捉えていますか?

田村真佑:わたしは今まで2作選抜として選んでいただいているんですけど、その2曲はどちらもすごく明るいというよりはカッコよかったり儚かったりという感じだったので、今回みたいにパフォーマンスの中で常に笑っていられる曲というのは初めてなんです。
だから最大限の笑顔でパフォーマンスできるというのがわたし的にはとても新鮮で、この曲をパフォーマンスする時はいつも素で楽しんでやれています。

あとはやっぱり、今回のシングル曲はセンターが同じ4期生の賀喜遥香だというのが大きいです。
わたし、前回と前々回のシングルは自分のことで精一杯だったんですよ。やらなきゃいけないことだったり、まだまだだなって思う部分だったりがたくさんあって。
でも今回は、今でも足りないところはもちろんあるんですけど、そんな中でも少しでも賀喜遥香の支えになれるような、周りを見られるような活動をしていきたい、できるといいなって思っています。


──賀喜さんとは番組MCなどでもペアでお仕事されていることも多いから、よりそういう思いが強いのかもしれませんね。

田村真佑:そうですね。普段から一緒にいることも多いので、センターの重圧だとかプレッシャーだとかも、本人は表には出さなくても少し漏れ出る部分が見えることもあるんです。
なので、そういう時に少しでも気持ちを和らげてほっと安心できる存在になれたらいいなって思います。


「愛がなければ生きてはいけない」

──ではUtaTenらしく、ここからは歌詞について少し詳しく伺っていきたいと思います。まずはそれぞれのお気に入りの歌詞ポイントを教えてください。

田村真佑:わたしは「愛がなければ生きてはいけない」という部分です。ここは本当に自分に一番当てはまるなって気がしていて。
わたしは今まで生きてきた中で、たくさんいろいろな方の助けがあって成長してきたなって思うんです。

そうやって成長できてこられたのは、先輩方だったりスタッフさんだったり両親だったりが愛をもって叱ってくださったからこそだと思います。この歌詞を見て、きっとそういうたくさんの愛をもらって今があるんだなってそう感じたので、自分とすごく重なる部分があるなと思いますね。


──愛がこもった叱りを受けた経験があるということですね。

田村真佑:そうですね。乃木坂に入ってからは特に、先輩方が4期生に対してすごく親身になってくださって、もっとこうしたら良くなるんじゃないかっていうアドバイスをたくさんくださるんです。
人って無関心な相手には手助けをしようと思わないじゃないですか。だから、愛があるからこそこうやって教えてくださるんだなって思って、毎回愛を感じています。


──その辺り、もう少し具体的にお伺いしてもいいですか?

田村真佑:エピソードはたくさんあるんですけど、例えば全国ツアーの時に4期生はやっぱり圧倒的に4期生というくくりで活動することが多かったから、先輩方との距離感だとかライブへの姿勢だとかでどうしても少しズレがあったんです。
そういう4期生に対して先輩の秋元真夏さんが、ライブへの姿勢をもう一回見直して一緒にがんばって欲しいというのを伝えてくださって。

“4期生はこれから選抜も増えて、アンダーにも入って、どんどん乃木坂の主体になっていくべく成長していかなくてはいけない時期なんだから、もっとがんばって欲しい”って声をかけていただきました。それって本当に愛があってこそだなって。
言っていただかなかったらきっとわたしたち自身も気づけなかったと思うし、先輩たちがあえて言葉に出してくださったからこそ、わたしたちも自覚することができたので。
本当に乃木坂への愛はもちろん、わたしたちに対しても大切に思ってくださっているんだなって感じました。


──それこそ、歌詞にあるように「わかった」んですね。

田村真佑:まさにそうですね。乃木坂にもっと真剣に向き合っていかなきゃいけないなって、やっとわかった瞬間でしたね。



──鈴木さん、同じく歌詞の自分的ポイントを教えてください。

鈴木絢音:えー、本当にいろいろあるんです。今、真佑ちゃんが言っていた「愛がなければ生きてはいけない」のところはわたしもすごく好きで。
あとは、AメロBメロサビ…ってけっこう具体的なエピソードというかお話が綴られている中で、Dメロで「愛は甘えられるもの 許してくれるもの」って出てくるんです。わたし、この部分が歌詞とメロディと相まってすごく好きなんです。急にちょっと哲学的というか、“愛”という範囲がすごく広がるというか。
うまく言葉にできないんですけど、えっと……ここが好きです!!(笑)


──すごい勢いでの“好き”をいただきました(笑)。

二人・スタッフ:(爆笑)

鈴木絢音:すみません(笑)。でもなんだか、ここで一気に抽象的になるところがすごく、すごく好きなんです。この曲の中で、“叱り”とは反対?のものを差し出してくれている感じがするんです。あー、うまく言えなくてすみません!!(泣)


──この部分はもしかしたら、主人公が“君”に甘えていたなって気づいた瞬間なんですかね。真理に気づいたみたいな。

鈴木絢音:ああ、そうかもしれません。叱りの中にも愛があって、今までずっと甘えていたけどそれは“君”の愛に支えられていたんだな、愛ってそういうものなんだなって気づいた風にも捉えられるなと思います。


──例えば鈴木さんにとってそういう甘えられて許してくれる人というと?

鈴木絢音:同期です。2期生ですね。わー、恥ずかしい。わー!(笑)


──なんでそんなに恥ずかしいんですか(笑)。いいことじゃないですか。

鈴木絢音:いや、ホントにわたし…変わっている人間なので(笑)。
普通に社会にいるだけで浮いてしまったり受け入れてもらえない人間なんですけど、それをすべて受け入れて許してきてくれたのが同期だったんです。
そのことに、いろんなメンバーが卒業しはじめてから気づきました。


──鈴木さんはことあるごとに“自分はアイドルに向いてない”って仰っている気がしますが…

鈴木絢音:(食い気味に)だって本当に向いてないと思うんです!


──いやいやそんなことは(笑)。でも今はどうですか? なんとなく、はたから見ていても少し意識の変化があるのかなって思ったりするのですが。

鈴木絢音:えー、ほんとですか!? でも、そうですね。本当はカッコつけたいですし、いい自分ばっかり見せたいですけど、でも自分そんなに器用じゃないなってことにやっと気づけたなっていうのはあります。

素直に楽しんでもいいんじゃないかなって思えてきていて、そういうちょっとした意識の変化がわたし自身を変わってきているように見せているのかもしれないです。


──その、気づいたきっかけというのはあるんですか?

鈴木絢音:どうでしょう。“これがきっかけ”というよりも、徐々に気づいていった感じですね。たくさんのことの積み重ねですね、きっと。
わたし自身、変わることがあまり好きではなかったんですけど、今の自分も決して嫌いじゃなくてむしろいいなって思います。

次ページ : 眩しい太陽には、ちょっと引き気味に…(笑)。

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