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DISH//「沈丁花」は受験がテーマ?タイトルと歌詞の意味を考察!

男性4人組バンド『DISH//』が新曲『沈丁花』をリリース。ドラマ『二月の勝者 -絶対合格の教室-』の主題歌としても話題になっています。作詞はマカロニえんぴつの『はっとり』が担当。楽曲タイトル『沈丁花』に込められた想いや、歌詞の意味を徹底考察します。

「沈丁花」は受験生の目線で描かれている?

楽曲『』が人気を集め、富士急ハイランドでのライブ開催など目まぐるしい活躍を見せる『DISH//』が新曲『沈丁花』を発表。

11月17日のCDリリースに先駆けて、10月末にはメンバーの演奏シーンとドラマシーンで構成されたMVも公開されました。

▲DISH//-沈丁花【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

『沈丁花』はドラマ『二月の勝者 -絶対合格の教室-』の主題歌として書き下ろされた楽曲。

作詞は4人組バンド『マカロニえんぴつ』のボーカル・はっとりが務めています。

ドラマのストーリーとあわせて、『沈丁花』の歌詞の意味を考察していきましょう。

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いつもいつも ありがとうね
なんでそれが言えないんだろ
「負けないことが本当の強さじゃない」
そう教えてくれたあなた
≪沈丁花 歌詞より抜粋≫
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『二月の勝者 -絶対合格の教室-』は柳楽優弥演じる塾講師・黒木蔵人を主人公とし、中学受験の実態を描いた作品。

ドラマの内容を踏まえると、『沈丁花』の歌詞は受験生の視点で描かれているのではないかと想像できます。

サビで何度も登場する「ありがとう」の言葉は、どこか照れくさく大切な人ほど素直に伝えられないものではないでしょうか。

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沈丁花の花 種をまいた九月
僕が何か分からなくなって、しまった十月
弁当箱の愛を食べ切れず残して
暗い顔なんて見せまいと 笑い方を忘れた十二月
≪沈丁花 歌詞より抜粋≫
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「弁当箱の愛」から、歌詞の主人公が「ありがとう」と言えない相手は親だと想像できます。

受験生に対して親ができることは、子供をしっかりと支えてあげること。

美味しいものをたっぷり食べて力をつけてほしいと作られたお弁当は、「僕」にとっては嬉しい半分プレッシャーを感じてしまうものなのかもしれません。

不安な想いを隠そうと無理して笑っているうちに、いつしか笑い方さえもわからなくなってしまった主人公。

「成功しなければならない」というプレッシャーと戦いながら、誰にも弱みを吐けないでいる主人公の気持ちが伝わってくるようです。

歌詞から主人公の心情を考察!


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平凡でごめんよ母さん
ただいま「おかえり」あと、あのさ
≪沈丁花 歌詞より抜粋≫
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高い学歴を持つ人、周囲から尊敬されるような人に子供が育てば、親は嬉しいものかもしれません。

「平凡でごめんよ母さん」と言う主人公は、親の期待に応えようと必死になっているのでしょう。

しかし、なかなか上手くいかず、主人公が申し訳なさを感じているのが伝わってくるようです。

いっそ夢を追うことを諦めてしまえたら、楽になれるかもしれません。

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いつもいつも ありがとうね
なんでそれが言えないかな
「選ぶ道より、選んだ勇気じゃない?」
そう言ってくれたあなた
≪沈丁花 歌詞より抜粋≫
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一方で、「すごい道を選ぶ」よりも「挑戦する勇気」を褒めてくれる「あなた」。

頑張ることからも逃げようとする主人公にとって、心に響くフレーズだったのではないでしょうか。

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一丁前の花になるための旅は
踏み潰されても起き上がる友と共に続く
逃げたい!やめたい!少しつらい
ぜんぶあなたに言えてたらなあ
もしも僕が諦めてしまっても 笑ってくれますか?
≪沈丁花 歌詞より抜粋≫
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受験勉強は自分との戦いで、孤独さを感じることもあります。

その分乗り越えた時の達成感は大きく、辛い経験も自分自身を強くしてくれるのではないでしょうか。

結果ではなく将来の目標に向かって日々励んでいくことこそが、まさに「一丁前の花になるための旅」なのかもしれません。

楽曲タイトル「沈丁花」に込められた想い


楽曲タイトル『沈丁花』の読み方は「ちんちょうげ」。

2月~4月頃にかけて咲く花で、まさに春の訪れを感じさせてくれます。

つまり、「春に花を咲かせる」=「受験に合格して、笑顔で春を迎える」という主人公の想いを例えていると解釈できそうですね。

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夢は夢で夢らしく?
じゃあ僕は僕らしく、こっそりゆっくり迎えに行く
≪沈丁花 歌詞より抜粋≫
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「夢を追いかける」という言葉はよく聞きますが、ここでは「夢を迎えに行く」としているのが印象的でしょう。

夢は届かないものではなく、自分さえ動けば叶うものだとポジティブに捉えているように感じられますね。

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いつもいつも ありがとうね
今日はそれが言えなくちゃな
「進め!進め!振り返る日のために」
そう思えたんだ僕は
≪沈丁花 歌詞より抜粋≫
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歌詞中の「今日」とは受験当日を表しているのかもしれません。

特別な日にこそ、普段は言えない言葉をきちんと伝えたいものでしょう。

たとえ思い通りの結果にならなかったとしても、頑張ってきたことは今後の人生で生きてくるのではないでしょうか。

「いつか思い出した時に後悔のないように」という想いを抱えながら、これからの戦いに挑む主人公の強い姿が想像できます。

沈丁花の花言葉


「泣ける」と話題のDISH//の新曲、『沈丁花』の歌詞の意味を考察しました。

受験がテーマのドラマにあわせ、聞いている人の背中をそっと押してくれるような優しい楽曲だと感じられるのではないでしょうか。

なお、沈丁花には「栄光」「不死」「不滅」といった花言葉があります。

花言葉からも、諦めないで輝かしい未来を掴もうとする強い気持ちを感じられますね。

本格的に始まる受験の季節にあわせて、音楽からエールをもらってはいかがでしょうか。

北村匠海(Vo/G)、矢部昌暉(Cho/G)、橘柊生(DJ/Key)、泉大智(Dr)の4人組ダンスロックバンド。 結成13年目。 代表曲「猫」の累計再生回数が10億回を突破し、21年末には紅白歌合戦への初出場を果たした。 メンバー全員が楽曲制作に携わり、精力的なリリースを続けている。 2年連続でアリー···

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