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コブクロ「この地球の続きを」歌詞の意味は?未来への希望あふれる万博テーマソングを考察!

2022年7月19日に配信リリースされたコブクロ『この地球の続きを』。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマソングとして制作された楽曲です。今回は、そんな歴史の1ページを彩る『この地球の続きを』の歌詞の意味を考察していきます。

大阪・関西万博公式テーマソングを解釈

『蕾』や『桜』など、数々の名曲を世に送り出してきたコブクロ

2025年に開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)のアンバサダーを務めることが決定した、言わずと知れた国民的デュオです。

2022年7月19日には、大阪・関西万博オフィシャルテーマソング『この地球(ほし)の続きを』を配信リリース。

▲コブクロ-この地球(ほし)の続きを【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

こんにちは」で始まるサビは、1970年の大阪万博テーマソング『世界の国からこんにちは』にも通ずる、明るい未来を予感させる爽快な歌詞です。

『この地球の続きを』に関して、コブクロの小渕健太郎と黒田俊介は「万博から繋がって行く物語へ、元気な風を吹かせられる歌になったら良い」とコメントしています。

約半世紀の時を経て生まれた新たな日本の万博ソング。

今回は、そんな日本の歴史の1ページを彩る楽曲『この地球の続きを』の歌詞の意味を考察します。

まだ見ぬ未来に「こんにちは」


まずは1番の歌詞です。

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(2025 未来見に行こう!)
当たり前に 空を飛べる 100年先を想像できるかい?
(2025 未来見に行こう!)
100年前に 笑われてた 誰かの夢が 今を動かしてる
≪この地球の続きを 歌詞より抜粋≫
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冒頭は「2025 未来見に行こう!」という掛け声。

全人類が明るい未来を心待ちにしているかのような、ワクワク感が伝わってきます。

続く「当たり前に 空を飛べる 100年先」は、空飛ぶ車が宙を行き交うようなイメージでしょうか。

SFの世界で描かれる夢のような技術も、いつかは現実のものになる可能性を秘めています。

そしてそれを実現するのは得てして「他人から笑われるような夢を持った誰か」なのでしょう。

今あるテクノロジーも例外ではなく、かつて一笑に付された「誰かの夢」が発展を続けた結果だといえそうですね。

次の歌詞を見てみましょう。

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瞳の色も言葉も 違う
だけど 同じ願いを持っているはず
≪この地球の続きを 歌詞より抜粋≫
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生まれた所や育った文化の異なる人が一堂に会する万博。

そこで抱かれる思いは「まだ見ぬ世界を実現したい」や「世の中をもっと便利にしたい」など、より良い未来を築きたいという願いなのではないでしょうか。

そんな「同じ願い」を持つ世界中の人々へ呼びかけるように、サビへと続きます。

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こんにちは 桜咲く こんにちは 幕が開く
こんにちは 海を越え この命は 響き合う
輝きながら この地球は この命は 続く
≪この地球の続きを 歌詞より抜粋≫
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明るく壮大な曲調で展開される「こんにちは」。

1970年の大阪万博で歌われた三波春夫『世界の国からこんにちは』を連想させる、万人にとって日本のイメージが強いストレートな表現ですね。

「桜咲く」や「幕が開く」からは、壮大なイベントが始まることへの高揚感が伝わってきます。

そして後半部分で登場する「命」という言葉。

2025年の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。

また「命」という漢字には「巡り合わせ」という意味があります。

海を越えて日本で巡り会った多くの人々が互いに刺激し合い、一人一人が輝きながら地球の未来をデザインしていく。

『この地球の続きを』のサビでは、そんな晴れやかな「共創」の過程が描かれているのではないでしょうか。

技術革新は地球とともに


ここからは2番から最後のサビまでを見ていきます。

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あの日夢見た世界は もう
幻想じゃないのでしょう 鮮やかなイノベーション
(2025 未来見に行こう!)
≪この地球の続きを 歌詞より抜粋≫
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「あの日夢見た世界」とは、1970年の万博で夢想された未来像といった意味でしょうか。

自動翻訳やロボット開発、ネットワーク技術の拡大など、「イノベーション(技術革新)」は目まぐるしく日常を変えていきます。

かつて「幻想」であった技術が実現したというケースもあるはずです。

そしてそれは現代も同様で、今でこそ「幻想」に思えるテクノロジーが未来で実用化されている可能性は十分あり得ます。

それを夢想すること自体が「未来を見に行く」ということなのかもしれませんね。

続いてサビの歌詞です。

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こんにちは 桜咲く こんにちは 幕が開く
こんにちは 海を越え この命は 響き合う
こんにちは 桜舞う この地球は 生きている
≪この地球の続きを 歌詞より抜粋≫
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1番と異なるのは3行目の「こんにちは 桜舞う この地球(ほし)は 生きている」。

冒頭の「桜咲く」から「桜舞う」へと繋がるのは、テクノロジーの発展と好対照な「生命の律動」を感じさせます。

技術革新は素晴らしいことですが、それによって地球が害されてしまっては元も子もありません。

「この地球は 生きている」は、人類の発展にも自然の保全にも目を向ける「持続可能な開発」を思い出させるフレーズですね。

それでは最後のサビを見ていきましょう。

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こんにちは いつの日か A Whole New World
飛べる日を 夢見続ける
子供達が変えてゆく この地球の続きを
(2025 未来見に行こう!)
(2025 未来見に行こう!)
≪この地球の続きを 歌詞より抜粋≫
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「この地球の続き」へと舵(かじ)を切るのは、万博で描かれる未来社会のイメージに目を輝かせる子供たちだといえます。

そんな夢いっぱいの世界中の子供たちが、いつか自由に安全に空を飛べるようになるなら、こんなに素敵なことはありませんね。

うつむくな、人類!

今回は、コブクロ『この地球の続きを』の歌詞の意味を考察しました。

人々の輪に入って「こんにちは」と唱えたくなるような、明るくて優しい未来志向の歌詞でしたね。

コロナ禍の自粛生活が尾を引いて疲れ気味の人類ですが、決してその未来は閉ざされたわけではありません。

『この地球の続きを』は、来る万博のテーマソングでありながら、コロナ疲れでうつむきがちな人々を元気づける応援歌でもあるのではないでしょうか。

「ちょっと疲れたな」というときには、ぜひ『この地球の続きを』を聴いてみてください。

小渕健太郎は1977年3月13日生まれ。宮崎県出身。黒田俊介は1977年3月18日生まれ。大阪府出身。 ストリートライブ活動を通じて1998年9月にコブクロを結成。 2001年3月、ワーナーミュージック・ジャパンより「YELL~エール/Bell」でメジャーデビュー。 2006年のベスト・アルバム「ALL SINGLES···

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