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20th Century「風に預けて」歌詞の意味は?トニセンが伝える人生の歩み方

2021年に解散したV6のグループ内ユニットとして結成され、現在も活動を続ける20th Centuryが新曲『風に預けて』をリリース。ポジティブな考え方が背中を押してくれる歌詞の意味を考察します。

坂本昌行・長野博・井ノ原快彦からなる20th Centuryが新曲をリリース


SPOOX・フジテレビTWOにて配信/放送されている20th Centuryのレギュラー番組「トニセンロード~とりあえず行ってみよ~」のテーマソング『風に預けて』が2022年8月1日にリリースされました。

この楽曲は“ネオ風街系”として注目を集める新進気鋭のバンド・グソクムズが、作詞作曲を務めて提供したもの。

V6のグループ解散後も音楽やドラマ、バラエティと精力的に活動を続ける20th Centuryにぴったりのグルーヴィな楽曲となっています。

どんな作品なのか、気になる歌詞の意味を考察していきましょう。

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忙しない街の上
雲が流れてく
時間を忘れたように
行き交う人の群れ
誰かのため息
晴れ渡る空に溶ける
≪風に預けて 歌詞より抜粋≫
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舞台は現代の街中で、誰もが想像できる日常の何気ない景色が映し出されます。

街を行き交う人たちは皆忙しなく動き回り、自分のことで精一杯です。

ふと聞こえた「誰かのため息」も日常的なもので、多くの人たちが心の余裕を失っている様子が垣間見えます。

その一方で、晴れ渡る空に浮かぶ雲は「時間を忘れたように」ゆったりと流れていきます。

日々の活動に気を取られていては忘れてしまうようなゆとりを感じさせる光景です。

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立ち止まって
耳をすませば
微かに聴こえる
いつかのメロディー
≪風に預けて 歌詞より抜粋≫
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時間に追われていると、美しいものや好きだったものにさえ、心が鈍くなってしまうでしょう。

そんな中で、少し休憩して耳を澄まし聴こえてきた懐かしい「いつかのメロディー」は、心を惹きつけ癒してくれるものの象徴のように思えます。

時々立ち止まって自分の心と向き合うことの大切さを思い出させてくれる歌詞です。

心動く瞬間を大切に


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行き先は風に預けて
水面の煌めく方へ
急がなくたっていい
いつだってここがゴール
君にしか見えないものが
一番大切なのさ
心動く瞬間を信じる
君は素敵だ
≪風に預けて 歌詞より抜粋≫
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タイトルの「風に預けて」というフレーズがサビで登場します。

風の吹くまま、心の赴くままに行動してもいいのだと、励ましてくれる優しいフレーズですよね。

また「水面の煌めく方へ」という言葉からも、美しい景色に惹かれるように心がときめくことが大切だと伝わってきます。

「いつだってここがゴール」だという言葉の通り、自分の目指す場所こそがゴールです。

誰かの決めた目的地へと急いで向かう必要はなく、周囲と競い合う必要もないのです。

「君にしか見えないもの」つまりほかの誰でもなく自分の「心動く瞬間」こそ何よりも大切なもの。

自分の心の感覚を信じ「行き先は風に預けて」みれば、きっと今以上に魅力的な未来が待っているでしょう。

周囲に合わせて必死で行動してきた人たちにとって、自分の思う通りに行動するのは案外不安が大きいものです。

それでも「君は素敵だ」と、背中を押してくれる言葉に勇気づけられますね。

行き着いたそこがゴール


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静かに揺れている
小さな木漏れ日
誰にも気付かれずに
行き交う人の群れ
誰かの微笑み
少し疲れてる横顔
≪風に預けて 歌詞より抜粋≫
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忙しい日々の中で、風に揺れる「小さな木漏れ日」に目を留める心の余裕がある人はどのくらいいるのでしょうか。

きっと多くの人が素通りして、見逃してしまっているでしょう。

もしかしたら「誰かの微笑み」や「少し疲れてる横顔」も見落としているのかもしれません。

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何も持たずに
走り出すのさ
息が止まるような
景色の中を
≪風に預けて 歌詞より抜粋≫
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現代人はスマホやネットなど多くのツールを持っていますが、便利な反面そうしたツールに縛られてしまっていることもあるはずです。

だから時折「何も持たず走り出す」ことが必要なのです。

自分を縛る物もしがらみも全て置いて美しさに「息が止まるような景色の中」をただ走る時、きっと心が満たされるのを感じるでしょう。

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行き先は風に任せて
光が差し込む方へ
帰れなくたっていい
行き着いたそこがゴール
君だけの輝きだから
誰にも内緒でいいのさ
心動く瞬間を信じる
君は素敵だ
≪風に預けて 歌詞より抜粋≫
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「光が差し込む方へ」というフレーズは、気分が明るく弾む道を選ぶことと解釈できそうです。

一度選択したら失敗しても戻れないことが、決断を躊躇させるときもあります。

しかし、ここでは「帰れなくたっていい」という考えを伝えています。

人生は選択の連続であり、常に一方通行で進むことしかできません。

だからこそ「行き着いたそこがゴール」というポジティブな見方をすることが大切です。

どの選択にも失敗はないと思うと、躊躇わずに行動できるのではないでしょうか。

とはいえ本当に自分の目指すものが正しいか分からず、自信を持って人に話すことはできないと思うこともあるでしょう。

それでも、その心に秘めた想いは「君だけの輝き」であり「誰にも内緒でいい」のです。

周囲がどうかではなく、ただ自分の心のときめきを信じるなら今よりもっと素敵な自分になれるはずです。

V6解散後も変わらないトニセンの魅力を感じて

風に預けて』は、人間関係や仕事など毎日を忙しく懸命に生きる全ての人の心を包み込んでくれるような温かみのある応援ソングでした。

自分のペースで自分たちらしく生きる人のかっこよさを体現する20th Centuryだからこそ、より説得力のあるメッセージとして伝わってきます。

前向きな気持ちにしてくれるトニセンの新たな名曲をじっくり堪能してください。

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