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DECO*27「妄想感傷代償連盟」の歌詞の意味を徹底考察!

人気ボカロP・DECO*27の代表曲といえば『妄想感傷代償連盟』。5thアルバム『GHOST』の収録曲で、2017年にミリオンを達成。2022年にはプロセカの楽曲として追加され、今もなお愛されている人気曲を歌詞の意味から考察します。

叶わぬ恋の息苦しさを表現した歌詞

▲DECO*27 feat. 初音ミク - 『妄想感傷代償連盟』【OfficialMusicVideo】

冒頭の歌詞から考察していきます。

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言っちゃった
もう一時だけ隣りに居たい
いやいやまさか 延長は鬱雑い
御免なさい 帰ってね
二酸化の炭素 きみの濃度
≪妄想感傷代償連盟 歌詞より抜粋≫
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歌詞の主人公は恋をしているものの、「隣に居たい」と気軽に言える関係ではないことが分かります。

続きの「いやいやまさか 延長は鬱雑い 御免なさい 帰ってね」という言葉には胸が痛みますね。

歌詞の主人公が一方的に思いを寄せている片思いの状況、あるいは付き合っているのに心がすれ違っている状況なのだと考察できます。

相手の返答がそのまま歌詞になっているとも捉えられますが、MVにおけるこの歌詞の部分では、歌詞の主人公と思われる少女だけが描かれています。

「もう一時だけ隣に居たいと伝えたとしても、うざがられるだけだろう」という少女のネガティブな想像が、独り言のように紡がれている可能性もあるでしょう。

「二酸化の炭素 きみの濃度」という歌詞も印象的ですね。

人は酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出すことで呼吸をしているため、空気中の二酸化炭素の濃度が上がるにつれて、息苦しくなってしまいます。

少女の頭や心が「きみ」のことでいっぱいになればなるほど、叶わない恋心が募り、苦しくなってしまう心情を表現した歌詞だと考察できるでしょう。

浸っていたい「泥沼の夢」とは


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浸ってたいよ 泥沼の夢に
身勝手だって言われてもペロリ
不安じゃない 未来はない
その顔に生まれ変わりたいな
≪妄想感傷代償連盟 歌詞より抜粋≫
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「浸ってたいよ 泥沼の夢に」という歌詞は、実際に行動に移して拒否されるくらいなら、彼と幸せに過ごす妄想に浸っていたいという意味だと解釈できそうです。

しかし、「泥沼」というネガティブなイメージを持つ言葉と、「夢」というポジティブなイメージを持つ言葉が組み合わさっているのが気になります。

少女自身に「妄想に浸っていたって仕方がない、でも抜け出せない」という思いがあるからこそ「泥沼」という表現になっているのかもしれませんね。

また、彼と幸せに過ごしたいという夢は、少女の身勝手な願望であり、彼にとっては迷惑なものなのだという意味で「泥沼の夢」と表現した可能性もあるでしょう。

少女はこの夢が叶わないことで息苦しく、彼はこの夢が叶うことを望んでいない。

誰も幸せにならない夢なのだと思うと切ないですね。

「その顔に生まれ変わりたいな」という歌詞も、“自分ではない誰かになりたい”という少女の思いが表れており、なんとも切ない気持ちになります。

理想を求めて歪んでいく願望


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だから妄想感傷代償連盟
愛を懐いて理想を号んだ
行き場のない愚者のメロディー
≪妄想感傷代償連盟 歌詞より抜粋≫
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「理想を号んだ」という歌詞が悲痛に響きますね。

先ほど引用した「その顔に生まれ変わりたいな」という歌詞も合わせて考察すると、少女は、“自分が彼から愛されないのであれば、彼に愛されるような理想の人物になりたい”という願いを抱くようになったのではないでしょうか。

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再挑戦・転生・テレポーテーション
何回だって 重ねて逝くんだ
終わりなき愛の隨に さあ
≪妄想感傷代償連盟 歌詞より抜粋≫
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「再挑戦・転生・テレポーテーション」という歌詞がありますが、MVでは「再挑戦」で首吊りの縄、「転生」で赤ちゃん、「テレポーテーション」で血に濡れた包丁のイラストが表示されます。

“一度死んで生まれ変わりたい”あるいは“誰かを殺して自分が成り代わりたい”といった少女の歪んだ願望を表現しているのかもしれません。

「妄想感傷代償連盟」の意味って?


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だけど「大丈夫」なんて嘘を覚えて仕舞うの
≪妄想感傷代償連盟 歌詞より抜粋≫
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妄想に浸り、歪んだ願望を抱く少女は、到底「大丈夫」には思えませんが、少女は「大丈夫」だと嘘をつくことを覚えます。

一般常識で考えれば、生まれ変わるというのは現実味がありません。

少女ができるのは、せいぜい嘘をついて、理想の自分を演じることくらいなのでしょう。

偽った自分を愛してもらえたとしても、少女の心は満たされないでしょうし、最終的には彼のことも傷つけてしまいかねません。

妄想は膨らんで、現実とのギャップに感傷を抱いて、嘘をつくことしかできなくなって、その代償として傷つけあう連盟になってしまう。

妄想感傷代償連盟』という曲名は、そんな物語を表現しているのかもしれません。

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