ザ・チャレンジは、全員サングラスという出で立ち、トリプルボーカルが特徴の5人組バンド。2015年4月にメジャーデビューしています。メンバーは沢田チャレンジ、チャレンジオノマック、タラコチャレンジ、ヤンキーチャレンジ、ドラゴンチャレンジの5人。メンバー全員にチャレンジがつき、物販のデザイン・販売をするスタッフまで物販チャレンジという名前がつきます。
2015年12月13日、このバンド初の代々木公園フリーライブが開催されました。あいにくの雨でのスタート。1万人には及ばないものの沢田チャレンジは「虫や精霊をあわせれば1万人いる!」と豪語しました。ザ・チャレンジは、バンド名通りチャレンジしていくグループなのです。
このフリーライブの終盤で演奏されたのが、彼らの代表曲の1つ『お願いミュージック』。ミュージックに合わせて踊るというそのままの曲です。
“今宵 パーティー さあ はじまり ミラーボールがまわりまわり”
「こよい」「ぱーてぃ」「はじまり」「まわりまわり」と「い」の音で韻を踏むラップパート。
こちらの歌詞どおりフリーライブでは、人力で自らミラーボールになり観客のまわりを神輿でまわりまわった沢田チャレンジ。銀のヘルメットを被り、自ら頭に懐中電灯をあててミラーボールに見立てる演出は観客の笑いを誘いました。楽しませることを意識しているバンドです。
“お願いミュージック 魔法を解かないで”
観客に風船を配っていっせいに飛ばす演出もありました。ラストには花火の効果音を鳴らし、あたかも一つのフェスが終わったかのような演出がなされました。予算がなくても、ザ・チャレンジは魔法をかけてくるのです。音楽さえあれば魔法のような空間を作ることができると信じているのです。
アミューズメントロックバンドを自称するだけあり、様々な工夫でフリーライブも盛り上げるザ・チャレンジ。
メンバーはもともと様々なバンドで活躍していました。紆余曲折を経てこのバンドにたどり着き今動員を伸ばしてきています。沢田チャレンジはDragon AshのKjと同級生だったと言うことから、新人とは言えないほどの年齢であることが分かります。だからこそチャレンジする。チャレンジしない人生なんて!それがこのグループのコンセプトなんですね。
TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)