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【インタビュー】岸洋佑というアーティスト以上に、岸洋佑という一人の人間として応援してもらいたい。

次世代アーティストの日本一を決める国内最大のアーティストバトル大会として定期開催中の『ARTISTS LEAGUE Grand-Prix』。優勝賞金1,000万円を賭けた今年の大会で優勝したのが、岸洋佑。シンガーとしての活動を軸に据えながら、特撮テレビドラマ「宇宙戦隊キュウレンジャー」へ出演するなど、役者としても活動している。最近では、焼き肉店も経営するなど、その活動は多岐に渡る。12月5日には『僕らの挑戦状』を配信リリース。岸洋佑とは一体どういう表現者なのか、ここでお伝えしたい。

仲間のためにアーティストバトルへ

──『ARTISTS LEAGUE Grand-Prix 2023」で、優勝賞金1000万円を獲得されましたが、もう使い道は決めましたか?


岸洋佑(以下、岸):僕は、この1,000万円で音楽フェスを作ります。でも、1,000万円では足りないから、結局はさらに持ち出しになってしまいますけど(笑)。『ARTISTS LEAGUE Grand-Prix 2023』へ挑戦したのも、1,000万円という賞金をもとに「いろんなアーティストの方々が歌える場所を作りたい」という想いを抱いたことがきっかけでした。僕のようにメジャーデビューを経験したアーティストが、若手がチャンスをつかむ場所へ出演することってまず無いじゃないですか。僕の場合、そこが注目を集めるポイントでもあり、誰もやらないことへ挑戦してこそという意識を持っていることもあって、挑戦をしたという経緯もあります。


──岸さんは、アーティストとしての活動を軸に据えつつ、役者業なども行っていますよね。

:アーティストとしての活動を軸に据えたうえで…と言うよりも、歌の活動をずっと続けていくためにも他の表現活動も行いながら、そこで得た成果を歌へ繋げていくために僕はやっています。


──最初は、プロダクションへ所属しながら活動。でも、途中から独立。所属時代は、大手のプロダクションへ所属していたわけじゃないですか。その環境を捨てて、自ら会社を設立というのは、正直リスキーな面もあったのではないかと思ってしまいました。

:自分を表現していくうえで、「属す側」でいるほうが良い場合と、「作る側」の立場でいたほうが良い場合、2つあると僕は思っています。別の言い方をするならば、「敷かれたレールを一生懸命に走れる人」なのか、「レールを自分から作れる人なのか」。その選択って、同じ道を歩むうえでもかなり違うもの。僕自身の性格上、敷かれたレールの上を一生懸命走るよりは、たとえそれが険しい道だとしても、自分でレールを敷き続けたほうが精神衛生上良いことから、独立の道を選びました。


──それは、敷かれたレールの上を走ってきたことで気づいたことですか?

:そうです。列車に例えての話にはなりますが、敷かれたレールの上を走るうえで、いろいろと思うことも出てくる中、その気持ちを抑えてでも、決められた目的地へ向かって走っていけるのかとなった時、僕はどうしても物事の一つ一つを納得したうえで走りたかった。どちらかが良い悪いではなく、僕自身は、そのレールを自分で納得したうえで走りたい人だった。そこで、自らレールを敷く道を選びました。

もちろん、自分でレールを敷くのはとても大変なことです。でも僕自身は、自分だけのためのレールを敷く活動だとは思っていません。一緒に支えてくれるスタッフたちの想いも共に背負いながら。そして、僕がレールを敷くことで、仲間や僕を慕ってくれる後輩たちが走りやすい路線にしていけたら。その思いを強く持っているからこそ、やりがいを胸に今の活動を行っています。『ARTISTS LEAGUE Grand-Prix 2023」へ出場したことも、その一環でした。


──岸さん自身、「自分が」という方ではなく、「誰かのために」「みんなのために」という意識を強く持っている方なんですね。

:僕自身は、仲間たちと一緒に、そして、同じ志を持った仲間たちへ向けて何かを作りあげるということが、僕にとって何よりも大事なことです。


── 和牛焼肉店『一心』の経営を始めたのも、そこに関連することなのでしょうか?

:もちろんです。僕が経営をする和牛焼肉店『一心』の従業員は、全員が芸能活動をしています。まだまだ活動を始めて間もない若手や、多くのチャンスを手にするために頑張っている成長過程にある人たちの場合、本業だけでは生活が難しく、アルバイトをやりながらという人たちも多くいます。でも、仕事のためにアルバイトを休むことにもなるため、なかなか融通の効く仕事も多くはないのが現状です。ならば、同じ志を持った仲間たちが集う場所で働きながら、同時にその人のファンが食事することで推し活も出来る場所を作ろうという思いから、中目黒に焼肉店を立ち上げました。


自身の生き様と向き合った音楽

──岸さんは、「アーティストとしての脳」「ビジネスマンとしての脳」、その2つを巧みに使い分けながら活動をしている方なんですね。


:そうですが、楽曲を作ること以外は、すべて「ビジネス」だとも僕は捉えています。たとえばの話、路上でライブ活動をしている人の多くが、「絶対にいつか俺の音楽のことを理解してくれる人が現れる」と夢を抱いて歌っているじゃないですか。でも、そのアーティストをスカウトした側は、その人を成功へ導くためにお金を投資していくことになる。つまり、そこにはビジネスが発生してくるわけです。そこをアーティスト側が理解をしたうえで活動をしているのか、出来ていないのか。僕は、そこが非常に重要だと思っています。

でも、楽曲は「ビジネスじゃない脳」こそが大事になる。楽曲って、いくらお金をかけようと、その人の生き様として昇華しきれていなければ、支持を得るのはとても難しい。そこはビジネスではなく、とにかく自分自身の生き様と真摯に向き合って生み出していくしかないことですからね。


──岸さんの歌う楽曲はどれも生々しいといいますか、感情を剥き出しに歌っている曲たちばかり。だから、聴くたびに胸が熱く揺さぶられます。

:なんか、自分に似合わない音楽をやっても、結局は煙たがられてしまうと思うんですよ。これもたとえ話にはなりますけど『もう恋なんかしない』という楽曲を、槙原敬之さんと福山雅治さんが歌うとした場合、モテる福山さんが「もう恋なんかしない」と歌っても、「そんなことはないだろう」と思ってしまう。決して槙原さんがモテないということではなく、その人のパーソナリティが与える印象として、槇原さんが「もう恋なんかしない」と歌うほうが、聴く側にもしっくりくるということ。

僕についても、僕自身がずっと泥臭い生き方をしてきたし、今もしているからこそ、変に格好をつけた音楽ではなく、泥臭くて生々しい思いを、ギター1本に乗せて全力で歌うほうが相応しい。そこが、音楽を表現していくうえで一番大事にしている部分なんです。それに、自分の気持ちに嘘をついてまで歌いたくはないですからね。


──みなさん、その生々しくも感情的な歌に共感や共鳴をして、岸さんを支持していますからね。

:そうだといいなと思っています。こうやって表舞台に立って人を惹きつけようとする以上は、音楽だけが良いでは駄目な気がしていて。もちろん音楽もですけど「この人の人生が面白い」と思ってもらいたいし、「だから応援したい」となってもらえたらなという思いが、僕の中では強いです。さっき語った焼き肉屋さんだって、うまくいったら、それはいろんな人たちの支えになることだから嬉しいけど。もしうまくいかなかったとしても、それすらも「岸洋佑らしいな」と笑ってもらいたい。僕自身は、岸洋佑というアーティスト以上に、岸洋佑という一人の人間として応援してもらいたい気持ちをずっと持ちながら活動をしています。


感情を剥き出したまま全力で歌っていきたい

──ライブでは、いつも感情を剥き出しにぶつかっていく。あの姿を見るたびに心が熱く揺さぶられます。


:今は、あそこまで感情を剥き出しに歌う人ってなかなかいないじゃないですか。僕が尾崎豊さんのことを大好きなのもそこなんですよ。とても生々しくて、人によっては「ちょっと痛いよな」と思うくらいに振り切っている。でも、「振り切ること」が大事なんですよ。僕が歌っている『バカ』は、まさにそう。変に照れてしまうと格好悪い。だからこそ僕は、感情を剥き出したまま全力で歌っていきたいなといつも思っています。



──その姿が『ARTISTS LEAGUE Grand-Prix 2023』でも強い支持を受け、グランプリへ繋がったわけですもんね。

:僕は、そうだと信じたいですね。


──岸さんのファン層って、お子さんから年齢の高い方まで、それこそ親子で応援していたり本当に幅広いですよね。 

:幅広いですね。LDHへ所属していた時代や、特撮ヒーローをやっていた時代など、みんな僕と出会ったきっかけが異なるところも理由の一つにはあると思います。だからなのかもしれませんけど、それぞれの環境の中で得たファンの人たちみんながずっとついてきてくれているかといえば、決してそんなことはないです。その時期の自分を好きでファンになってくれた方たちの多くが、自分の表現していく環境が変わると、変化に合わせて離れていきます。もちろん、引き続き応援し続けてくださる方々もいますし、そういう人たちはどんなに環境が変化しようと、僕自身を好きでいてくれるから応援し続けてくださいます。

要は、そうやって変化を見せるたびにファンの人たちが離れては、新しいファンの人たちが増えてという大きな波を繰り返しながら進んでるということ。しかも、その波は着実に上がり続けている。たとえ一度波の底辺に来たとしても、過去と比較した場合、その底辺の位置が、以前の頂上と同じだったりもする。僕の場合は、これからもそれを繰り返し続けていくんだと思います。


未来を見据えて挑戦し続けていく

──岸さんは、12月5日に新曲の『僕らの挑戦状』を配信リリースしました。この曲の魅力についても教えてください。


:『僕らの挑戦状』は、『ARTISTS LEAGUE Grand-Prix 2023』へ出演したときに最後に歌った楽曲になります。僕は2016年12月5日に『僕への挑戦状』という楽曲でメジャーデビューをしました。あの曲で僕は、<唄いたい唄を唄って 歩きたい道を歩く 僕が僕に当てた僕への挑戦状>と歌っているんですけど。そこには、「たとえ息が出来ないほど苦しいことがあっても、他の誰のせいでもない。だから胸を張っていいよね」という思いが込められています。

それから5年後に出来上がった『僕らの挑戦状』では、<あぁ 大人になっても変われない僕らがいた バカだなって思うけど 何故か 誇らしくて笑えた ねぇ 聴こえているかな この熱苦しい声が 唄いたい唄を唄って 歩きたい道 歩き続けてる>と歌っています。「あの頃に憧れていた道の通り、今も僕は唄いたい唄を唄って、歩きたい道を歩き続けているよ。しかも僕だけではない、僕らの道となって」という想いを込めた楽曲として、『僕らの挑戦状』は生まれています。いろんな現実を知ったうえで、それでも僕は唄を唄えている。この曲は、そんな僕を支え続けてくれたみんなに感謝の気持ちを伝えた楽曲なので、ぜひ2つの歌詞を読み比べてもらえたらなと思います。きっと、「おーっ!!」となりますから。


──岸さん自身、これからどんな未来図を描きだしていくのでしょうか。

:『ARTISTS LEAGUE Grand-Prix 2023』に出たことで思ったのが、「結果を出したいな」ということです。単純に「売れたいな」ということ。ここへ至るまでにもいろんなことへ挑戦してきましたけど、さらにギアを一つ上げ、これまで僕のことを知らないでいる人たちへ、僕のことを届けていく活動を本当の意味でやろうと思っています。来年はたぶん、応援してくださっている方々にはびっくりするような発表もいろいろ出てくるかと思います。それもすべては数年後の岸洋佑の姿を考えてのことなので、それをわかったうえで応援し続けてもらえたら嬉しいし、活動の中で新たな出会いを広げていこうと思っています。2024年は、そんな1年間にしていくつもりです。ライブ活動も精力的に行っていますので、ぜひ会いに来てください。



TEXT 長澤智典
PHOTO 井野友樹

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