実力派アーティスト 三浦大知
三浦大知は歌って踊るアーティスト。振付も自身で担当し、作詞作曲も行ない、ピアノの弾き語りまで出来ます。テレビに出る機会は決して多くはないものの、実力派として知られる存在。都会が舞台の楽曲
“眠らないこの街にうごめく思惑
幾つものBad Signs から目を逸らす
始発の地下鉄に響く 地鳴りみたいなノイズ
So damn loud 重い足引きずり
階段上り 出逢った夜明け”
Good Sign │三浦大知 歌詞より
三浦大知の『Good Sign』はタイトルどおり「グッドな兆候」「良い兆し」について歌っている曲。「眠らない街にうごめく思惑」の歌詞で開始する都会が舞台の歌。
歌詞の主人公は始発の地下鉄に乗ります。「眠らない街」の歌詞から、歌詞の主人公が夜通しで何かやっていたことが分かります。「幾つものBad signから目を逸らす」とあるように、目にうつる風景が悪いものであることが伝わる歌詞。騒音が地鳴りのように感じ、足も重い様子。
韻の踏み方が素敵すぎる
“Look, it's Amazing...! Do you feel that...?
朝焼け空 染まって行くこのCity
「綺麗だ」 思わず出た言葉は
Beautiful phrase”
Good Sign │三浦大知 歌詞より
しかし階段を上って朝焼けを見て感動します。“朝焼け空 染まって行くこのCity 「綺麗だ」思わず出た言葉は Beautiful phrase”この歌詞から曲も明るい雰囲気になっていきます。「アメーズィン」「シーティ」や「ドゥユフィーザ」「きれいーだ」の韻の踏み方も無理がなく良いですね。
“Look, it's Amazing...! Do you feel that…?
闇夜に今 沈んで行くこのCity 気づいた
こんなにも月が 近くにある Evening”
Good Sign │三浦大知 歌詞より
2番のサビでも同様に良い兆しを発見する主人公。ここでは闇夜の街で月が近くにあることを感じます。
良い兆しに目を向ける
この曲が良いのは、日常のちょっとした気づきについて歌っているところ。恋愛でも野望でも悩みでも励ましでも孤独でも努力でも才能や夢や希望でもなく、あくまで「良い兆し」に焦点をあてている点です。こういう歌は意外とないもの。そもそも人は「ちょっとした良い兆し」に気付かず、それが歌になるとも思っていないからです。この曲を完成させた三浦大知は、こういう曲、ひいては「良い兆し」そのものをつかむ力を持っているのでしょう。
カメラへのこだわり
この曲は、三浦大知とダンサーによるワンカットのMVが公開されています。このMVがすごいのは、ダンスのクオリティが高いのは勿論、カメラワークも非常に凝っていること。三浦大知とダンサー達が目まぐるしく動く様子をカメラが的確にとらえています。三浦大知は、このカメラワークも自身で考案しています。まさに、映像だからこそできる表現。靴がフロアをこする音も入っていて、臨場感が伝わってきます。
例えば「始発の地下鉄」の歌詞をダンスで表現しているところも見どころ。地下鉄に乗って吊革につかまっている人の体が揺れている動きを、一瞬のダンスの中に入れています。
序盤は三浦大知が一人で登場し、ダンサー一人一人と出会っていく展開。ここでは画面の光もやや暗い状態。そして曲が明るくなってくるサビで画面も明るくなり、三浦大知とダンサーが揃い、奥行を使ったダンスを披露。歌詞に合わせ映像自体も、暗から明、1人から複数、平面から奥行というように変化させているのです。
疲弊した人にこそ、聞いて欲しい
この見せ方で出てくる「Good sign」の説得力。この曲は曲単体でも良い曲ですが、このMV演出が加わったことで、曲自体の「Good 」な要素が広がったのです。都会の忙しい日常の中でも良い兆しを感じられる瞬間があるという曲。
都会で疲弊した生活をおくっている人には、特にぐっとくる歌詞。三浦大知の歌唱とダンスが歌詞に説得力をもたらしています。
Good Sign 歌詞 全文
Good Sign 動画
Good Sign 動画を見るTEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)