卒業式や合唱に選ばれる定番ソング
沖縄出身の女性二人組音楽ユニット「Kiroro」。
透き通った伸びやかな歌声が特徴で、これまで「長い間」や「Best Friend」などの名曲を輩出してきました。
今回の「未来へ」は、メンバーの玉城千春が中学校3年生のときに母親に宛てた曲で、今では卒業ソングや合唱曲、結婚式ソングとして名高いです。
2021年にnewsがカバーしたことも話題となりました。
そんな「未来へ」のそれぞれのフレーズに注目してみましょう。
母への感謝の気持ちを歌に込めて
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ほら 足元を見てごらん
これがあなたの歩む道
ほら 前を見てごらん
あれがあなたの未来
≪未来へ 歌詞より抜粋≫
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あなたというのは「自分」のこと。
母が自分に「足元から見えるのは、これからの人生に繋がっている道だよ」、「前を見ながら、未来に向かって進みなさい」と、教えている様子が浮かび上がってきます。
意味深な歌詞で続きが気になりますね。
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母がくれた
たくさんの優しさ
愛を抱いて
歩めと繰り返した
あの時はまだ幼くて
意味など知らない
そんな私の手を握り
一緒に歩んできた
≪未来へ 歌詞より抜粋≫
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幼い頃は母親の優しさと深い愛情が込められた言葉の意味を知らないのが自然なことですよね。
ですが、年を重ねるごとに、それがどれだけありがたいことなのかを知る様子が描かれています。
ありったけの愛情をもらえることはとても幸せなことなのです。
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夢はいつも
空高くあるから
届かなくて怖いね
だけど追い続けるの
自分の物語 だからこそ
諦めたくない
不安になると手を握り
一緒に歩んできた
≪未来へ 歌詞より抜粋≫
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「叶えたい夢はあるのに、ずっとずっと高く遠い場所にある」と、不安な様子が表現されています。
ですが、一生に一度しかない自分の人生を謳歌するために、諦めずに夢を追いかける前向きな気持ちに切り替える姿に、思わずグッときますね。
夢に向かって努力する姿は、どんな人でも輝いて見えるでしょう。
不安なときは、母の手の温もりを感じながら励まされる。
素敵な母娘の愛ですね。
思春期を経て、大人の階段を登る
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その優しさを
時には嫌がり
離れた母へ素直になれず
≪未来へ 歌詞より抜粋≫
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「頭や心の中では分かっているはずなのに、直接言葉に出すのは恥ずかしい」
まさに思春期あるあるですよね。
きっと誰しも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
そんな素直になれない気恥ずかしい心情が、リアルに表現されています。
大人になると「あの時、どうして素直になれなかったんだろう?」と、後悔することも。
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未来へ向かって
ゆっくりと歩いて行こう
≪未来へ 歌詞より抜粋≫
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人生山あり谷ありで、途中でくじけることもあるだろうけれど、めげずにゆっくりと進もうというメッセージが込められています。
当たり前なことを当たり前だと思わず、日々の生活に感謝しながら過ごせると、それだけで幸せな気持ちになれるでしょう。
母の愛は偉大だった
今回は、Kiroroの「未来へ」の歌詞の意味を考察しました。母の愛に満ち溢れていて、まさしく偉大だったことが分かりましたね。
子どもの頃に気づくことができなかった母親の優しさや気遣いなど、心に響くものがたくさんありました。
これからも感謝の気持を忘れず、その都度伝えていこうと思うことができました。
「ありがとう」は魔法の言葉です。
みなさんも今まで以上に感謝の気持ちをたくさん伝えてみてくださいね。