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【インタビュー】6人で生み出す唯一無二の物語。SUPER FANTASYの歩んだ軌跡から紐解く彼らの魅力。 (1/2)

“おとぎ話の世界に飛び込んでハッピーエンドを迎えにいく”をコンセプトに活動するSUPER FANTASY。全く新しいエンターテインメントを常に提示し続ける彼らは一体どんなグループなのだろうか。結成から8年、紆余曲折がありながらも自分たちを信じ、突き進んできた彼らの言葉に寄り添い、SUPER FANTASYの魅力を紐解いていこうと思う。

総合エンターテイメントを届ける


──まずは、SUPER FANTASYがどのようなグループなのか、HAKUさん教えていただけますか?

HAKU:SUPER FANTASYとは、おとぎ話の世界へと飛び込んで、見てくださる全員をハッピーエンドへ連れていくというコンセプトのグループです。2017年に結成して、今年で8年目を迎えているんですけど、紆余曲折ありまして、まだ大きいステージを目指している途中です。


──SUPER FANTASYの魅力とは?

HAKU:僕たちはダンス&ボーカルグループなんですけど、他のグループさんとは違って総合エンターテインメントという形でライブをお届けしています。
ペンライトを振り回すライブではなく、席に座ってミュージカルを観ているような映像・演技・ダンス・歌を駆使して皆さんにエンターテインメントをお届けしていて、そこが僕たちのいちばんの魅力かなと思います。


──他の皆さんは、魅力についてどう考えていますか?

YUTO:僕たちは曲と曲の間にストーリーを繋ぐ映像があるんです。物語を語る映像なんですけど、そこで自分たち自ら演技をつけようとみんなで考えたり、僕たちは曲が始まることを「物語に飛び込む」と言うんですけど、物語に飛び込む前に雰囲気作りをするために冒頭にストーリーテラーとして、主にHAKUとRUKAがね?

HAKU:舞台で言う謎の男役じゃないですけど、物語を展開していくためのあらすじを話すというか。作品によって全て声色も変えたりしていますね。

YUTO:今でもずっとより良いものを追求しているグループだと思います。


──では、メンバー間で盛んにディスカッションを行う?

YUTO:そうですね! 台本なども自分たちで考えたりしています。


──いいですね。RUKAさんとYAMATOさんはいかがですか?

RUKA:僕は昨年の10月にお披露目された新メンバーなんですけど、そのときから感じていたのがメンバー全員が創作というかクリエイティブな視点がすごいということでした。
僕自身も自分が思い描くものやいいと思った意見を出し合って突き詰めていくということに携われているのがすごく楽しい。「こういうものをやってみよう」と挑戦をして、それが良くても悪くてもフィードバックしてレベルアップしていける感じが強みなのかなと思います。

YAMATO:他のグループだとライブ毎にセットリストを考えて変えていくということができると思うんですけど、僕たちは3部作で物語を届けていて物語が続いていくからこそ、決まったセットリストでお届けしているんです。
それがどこか変わらない映画を観ているような、物語を常に楽しめることが魅力だなと思います。
作品によるんですが"Loveletter"という曲があります。それも含めて一作、一作に深みがあって、他のグループにない魅力だと思います。


──同じセットリストでやることで生まれる強度もあるだろうし。

YAMATO:そうですね。


──RYOGAさんはいかがですか?

RYOGA:メンバー 1人1人にも強みがあったりして、僕とTSUBASAさんだったらアクロバット。なので曲中にアクロバットするシーンも多くて、それプラス演技もやってダンスもやって、歌もやる。他のグループとは一線を画す魅せ方というか、そこにハマっていただけたら抜け出せない。その部分をもっともっと強みとして大きくしていけたらと思ってます。


──最後にTSUBASAさんはいかがでしょう。

TSUBASA:コンセプトだったり世界観だけを切り取ると少しお堅いイメージがあるかもしれないですけど、僕らは劇場公演もやっていて。
そっちのステージではそれぞれの個性であったり、中身を楽しめたりするので世界観に浸ってもらえるので僕たちのことを知ってくれた方は、劇場公演にも来ていただけるともっと僕たちの深みを知っていただけるのかなと思います。



3人がグループを守ってくれたから

──HAKUさんが最初におっしゃった紆余曲折の中にはコロナ禍でメンバーが欠けてということもあったと思います。体制をまた整えていかないといけないということは並大抵のことじゃないと思うし、その時期は体感的にどうでしたか?

HAKU:ハッピーエンドを歌ってここまでやってきたんですけど、初めてバッドエンドを感じました。本当に終わりだと正直思っちゃいました。
でも、そこで終わってしまっていたらバッドエンドだったかもしれないけど、続けていけばただ旅の途中なだけであって、最終的にはハッピーエンドにできるのではないかという気持ちはありました。

メインボーカルというポジションは元々2人だったですけど、今は1人になって。2人用に制作された楽曲を歌えなくなったりとか、コンセプト上2人いないと成り立たない曲をやるのも厳しい。
僕たちの強みがどんどん失われていった気もしたんですけど、YUTOとTSUBASAと3人で何があってもSUPER FANTASYを守っていこうと決意して、ここまでやってきて良かったなと今は思えています。


──とても辛い期間ではありましたよね。

HAKU:そうですね……。そんなライブも出来ない、メンバーもいない、何も出来なかった状態から立て直せたかなって思います。


──そのグループのピンチを救ったのが、RUKAさん、YAMATOさん、RYOGAさんの3人。2023年10月から活動開始ということはちょうど1年が経つタイミング。3人の活躍っぷりは先輩たちにどう映っていますか?

TSUBASA:最初はなんか猫を被っている感覚がありましたけど(笑)。ステージに立ったり、一緒に時間を過ごしていく中でそれぞれ良さが見えたり強みを引き出したり、逆にもっと意見をくれるようにもなったりと切磋琢磨できる関係だなと思います。

YUTO:やっぱり新しい風を巻き起こせる3人が入ったことによってフレッシュな気分になりました。それぞれの特技が今までの僕らの中にはなかったものだったりもして。
RUKAはSNSが得意で、コンテンツ作りの才能がある。あとはお菓子作りも得意で、それがファンタジーと相まって相乗効果を生んでいる。
ボーカル面では、HAKUがボーカルで僕とTSUBASAはパフォーマーだったんですけど、その中に期待の新星であるYAMATOのハイトーンボイスが入ってくれて、いろんな曲がまた歌えるようになりました。以上です。


RYOGA:え? 僕は?

YUTO:RYOGAは僕と顔が似てて、よく間違えられるので……。こっちからしたら迷惑してます。

RYOGA:こっちも!こっちも!


──(笑)。幅がかなり広がったということですね!

HAKU:3人では出来なかったこと、過去のメンバーがいても出来なかったことをこの3人が入ったことで出来たりもして。本当にこの3人で良かったなと思います。


──全く新しいグループに生まれ変わったという感覚もある。

HAKU:そうですね、本当にそうかもしれません。


──RUKAさん、YAMATOさん、RYOGAさんは1年やってみていかがですか?

RUKA:正直、こんなにたくさんの活動ができて、先日はフィリピンにも行けて。想像していなかったことが起こっているなと思います。
加入当初はスケジュールをこなすことに精一杯だった部分もあったけど、振り返ってみると濃い時間。全てが楽しくて不思議な感覚になります。

YAMATO:加入前、僕とRUKAは練習生という形でレッスンを受けたりしていて。そのときはとにかく人前でパフォーマンスがしたい、マイクを持って歌いたいという気持ちだけでした。
そこからまさかSUPER FANTASYのメンバーになって、全国各地へライブに行かせていただいたり、初海外がアーティストしてパフォーマンスを届けるために行くことになるなんて思ってもなかった。それがこの1年間で起きるなんてと思います。
本当にグループを守ってくれた3人に感謝ですし、このグループに加入できたことが幸せだなと感じる1年間でした。

RYOGA:僕は元々、SUPER FANTASYの弟グループで活動していて、ずっと彼らの背中を見ていて。ワンマンライブも見に行っていましたし、コンセプトもめっちゃいいなとずっと思っていたグループでした。
見ていた側から見せる側になってみて、悩んだこともありましたけど、意見を言い合える仲なんです。この1年間でより信頼し合える仲になれたのかなって。


YUTO:生意気になってきましたよ!

RYOGA:いやいや!この環境があるからこそ、パフォーマンス力向上に繋がっていると思うんですよね。


──いい雰囲気が流れているな〜。HAKUさん、YUTOさん、TSUBASAさんには結成してこれまでどのあたりに力を入れてやってきたかをお聞きしたいです。

HAKU:大きいライブにみんなで向かっていく姿勢というのは変わらないですけど、それ以上に大事にしているのは、信頼。ここは結成当初から大事にしていることです。
それこそ3人が入るときも、スキルは後からでも追いつくから、それよりも人間力。一緒に活動していく上で大事なのは信頼や人間性だと思うから、そこだけはブレずにやってきました。


──間違いないですね。これから物語が続いていくためにもそこは重要なことですよね。TSUBASAさん、YUTOさんはいかがですか?

TSUBASA:変わらず世界観を守っていくためにも、やっぱり人数が減った分、自分ももっとできることを増やしていかなきゃいけないっていうところで。
それまではメインがラップとダンスだったんですけど、歌の部分でHAKUに負担をかけすぎないように経験値の少なかった歌を自分なりに極めたりとか。
後輩も入ってくる中で背中を見せられるように頑張ってきました。演技や歌、技術面に重きを置いて活動を続けてきました。


YUTO:僕が貫いていることは、物語を届けるということでパフォーマンスのときに「俺を見ろ!」というスタンスは絶対取らないこと。僕たちの音楽を伝えるために自分がいる。自分のテクニックやスキルを介して音楽や物語を届けたいという意識を常に持ってやっています。


──なるほど。なかなかそのスタンスって出来ないですよ。やっぱり表舞台に立つなら自分を見ろって思ってしまうと思う。

HAKU:思いますね(笑)。

YUTO:そういう気持ちも大事だともちろん思いますけど。HAKUはセンターとして力強い歌声で魅了してくれているので!
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おとぎ話の世界に飛び込んでハッピーエンドを迎えにいく、全く新しいエンターテインメントプロジェクト。 2017年2月にデビューし、毎週日曜日に赤坂の専用劇場にて定期ライブを行う。 2018年にはオリコンインディーズ年間ランキングで20位にランクされ、2019年3月には自身の史上最大規模となるZep···

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