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「黒毛和牛上塩タン焼680円」の歌詞の意味を考察!肉だけにユニークな1曲?

『黒毛和牛上塩タン焼680円』は2005年2月9日にリリースされた、大塚愛の7枚目のシングル。作詞作曲ともに大塚愛が手がけています。思わずよだれがでてきそうなタイトルですがどんな意味なんでしょうか。歌詞とともに考察していきましょう。

「黒毛和牛上塩タン焼680円」の黒毛和牛上塩タンはなんのこと?


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ずぅーっと会いたくて待ってたの
あみの上に優しく寝かせて
あなたに ほてらされて
あたしは 色が変わるくらい
≪黒毛和牛上塩タン焼680円 歌詞より抜粋≫
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Aメロから焼肉には欠かせない網が登場してますが、肝心の黒毛和牛上塩タンは登場していません。

代わりに網の上で色が変わるくらいに、ほてっているあたしが登場しています。

実際にお肉を焼くと赤色が褐色になりますが、ここでは人がほてって赤色に変わる様子を黒毛和牛上塩タン焼に例えているようです。

また、ずぅーっと会いたくて待っていた存在ということは、この歌にでてくるあなたは恋人でしょうか。

優しく寝かせられるという状況を想像すると、美味しそうなタイトルに反して大人な雰囲気が漂っているようにも思えます。

Aメロの段階で今回の主人公は歌っている女性自身であり、その女性がタイトルである黒毛和牛上塩タン焼に例えられているということ。

そして、恋人とのやりとりを歌った歌詞ではないかと考察できます。

また、ただの塩タンではなく上塩タンということで、あたしは特別な存在だという意味にも解釈することができるのではないでしょうか。

▲大塚愛-黒毛和牛上塩タン焼680円【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

キラキラ光る粒の飾りでオシャレに見える理由は?


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キラキラ光る粒の飾りで オシャレ
≪黒毛和牛上塩タン焼680円 歌詞より抜粋≫
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キラキラ光る粒の飾りというのは、タイトルと同様何か別のものに例えているのでしょうか。

この前のフレーズに出てきていたようにあたしは「ほてらされている」状態なので、身体がほてったために出てきた汗でしょうか。

それとも充実した恋をしているときに醸し出されているキラキラした幸せなオーラなのでしょうか。

目に見えるものと目に見えないものどちらの解釈もできるようですが、どちらであってもあたしは今の恋愛を楽しんでいる様子が伺える気がします。

また、大塚愛から何か特別なもので着飾らなくても、あたしそのものがオシャレだと褒めてもらえているようにも考えられます。

私を1番にしてほしいし、私以外を見ないで欲しい恋心


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誰よりもあたしだけ1番にして
心の中にあたしだけ映して
≪黒毛和牛上塩タン焼680円 歌詞より抜粋≫
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1番ではあたしの様子を歌っていましたが、2番からはあたしの恋人に対する気持ちを歌っています。

恋愛経験がある人は、自分を1番に見て欲しいし、自分以外のことは考えてほしくないと思ったことは1度はあるのではないでしょうか。

私自身も恋人に対して不安に思ってしまうときがあります。

その瞬間は無意識のうちに周りと比べて自信がないときに出てくる感情だと私は思います。

繰り返しになりますがこの歌の主人公であるあたしは黒毛和牛上塩タン。

焼肉店に限らず飲食店に行くと魅力的なメニューが並んでいて、どれにしようか迷ってしまいますよね。

そんな時にも迷わず自分を選んで欲しいという意味にも、捉えることができるかもしれません。

好きだからこそ不安になるのも恋心


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だぁいすきよ もっと もっと あたしを愛して
だぁいすきよ あなたと 1つになれるのなら
こんな幸せはないわ・・・お味はいかが?
≪黒毛和牛上塩タン焼680円 歌詞より抜粋≫
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サビではあたしが今の気持ちを素直に伝えています。

大好きという言葉はもちろん、あたしを見て欲しいという不安な気持ちも「もっともっと」とストレートに表現されているようです。

また、あたしはこんな幸せはないと恋人と過ごす瞬間に浸っていますが「お味はいかが?」と、ひとりよがりになっていないかと心配な気持ちも見え隠れしているようです。

恋愛している姿を焼肉に例える大塚愛のセンスのユニークさ

『黒毛和牛上塩タン焼680円』は恋愛を楽しみながらも不安な気持ちになっているちょっぴり大人な1曲でした。

ちなみに、このシングルにはカップリングとして『本マグロ中トロ三〇〇円(緑色)』と『つくね70円』の2曲も収録されています。

すべて食べ物と値段がタイトルになっていますが、金額を全て足し合わせると当時の税込販売価格である1,050円になるんです。

この曲だけでなくCD全体を通して遊び心が溢れている、大塚愛ならではの1枚です。

1982年大阪府生まれ。シンガーソングライター。 「さくらんぼ」「プラネタリウム」など多数のヒット曲を手がけるほか、楽曲提供や絵本制作、イラストレーション、さらには、初めての小説「開けちゃいけないんだよ」を「小説現代 2020年9月号」(講談社)に寄稿するなどマルチに活躍。最新作として···

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