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Vaundy「そんなbitterな話」の歌詞の意味を考察!恋の苦さの裏に隠された2人の愛の形とは?

Vaundyが2023年3月13日にリリースした『そんなbitterな話』。「ABEMA」オリジナル恋愛番組「花束とオオカミちゃんには騙されない」の主題歌にもなっている曲です。今回はそんなこの曲の歌詞の意味を考察していきます。

サブスク時代に現れたマルチアーティストVaundy

Vaundyは作詞や作曲、アレンジを全て自分でこなしながら、セルフプロデュースなども手掛けるマルチアーティスト。

2019年春頃からYouTubeにて楽曲を投稿開始しています。

2024年夏時点でYouTubeとサブスクリプションのトータル再生数は76億回以上を突破し、CMやドラマ、アニメなど各方面でタイアップ曲に多数起用されている今注目のアーティストです。

今回考察していく『そんなbitterな話』は「ABEMA」オリジナル恋愛番組「花束とオオカミちゃんには騙されない」の主題歌にもなっています。

▲Vaundy-そんなbitterな話【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

この曲は、ゆったりとしながらもノリのいいサウンドに乗せた歌詞が、じんわりと聴く人の心に響いてきます。

苦い」と何度も歌詞に出てくるこの曲は、恋の辛さを少しずつ引き出しているかのようです。

ここから『そんなbitterな話』の歌詞の意味を詳しく見ていきましょう。

上手く行かない恋のもどかしさを表す歌詞


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思い出すようなmidnight
苦い思い出もblueも
僕ら離れても案外
隠し持ってる
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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何度も思い出すような夜中を、苦い思い出もブルーな感情も含めて2人は過ごしてきたのではないでしょうか。

そして、お互いが離れたところでも隠し持っていることに、実は2人とも気づいているのかもしれません。

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言い合ったよね good night
そんな退屈なflowも
僕らここまで案外
うまくやってたよね
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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「おやすみ」と言い合うまでの退屈な流れも、2人でなんとか繋いできたという感じでしょうか。

「案外」と言っていることから、相性がピッタリと言えるような仲ではなかったけれども、歩み寄って頑張ってきたというニュアンスが伝わってきます。

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こんなことじゃあ
出会わなきゃよかったな
そんなことじゃあ
ラブコメみたいなくだりで
間違えて運命の誰かに会って
恋しちゃうような甘みだが
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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「やっぱり出会わない方が良かった」と主人公は後悔していますね。

しかし、それでは「甘み」を感じるほどに単純な人生になってしまうと言っているように聞こえます。

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ほろ苦い、そう苦い
僕たちの望む愛やらの出口は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬように
ほろ苦い、そう苦い
僕たちの思う愛やらの未来は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬように
愛おしいのさ
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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2人の望んできた愛の形はとても苦いものであっても、消えたり忘れたりは決してしないもので、見ることもできない複雑な愛おしさがあると主人公は感じているようですね。

恋の苦さは2人の癖になっている


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それはもちろんhot and black
颯爽と火傷しな
でも会話はまだ続けるぜ
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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「もちろん」というところから、この恋に暗い部分があることは当然だと主人公は考えているのだと思いました。

また、恋の温度も火傷するほどに高まっている様子が伝わってきますね。

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思い出してるそのgood time
酔っ払ってたよ、そのflowは
僕ら近くても案外
隠し持ってたよね
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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2人の良かった時間は、お互いに恋に酔っていたからこそ生まれた瞬間なのかもしれません。

近くにいたのに隠し持っていたものがあるところが、また苦さを感じさせます。

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こんなことじゃあ
出会わなきゃよかったな
そんなことじゃあ
ラブコメみたいな2人を
間違えて運命の何かが繋いで
恋していたような甘さだが
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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「運命の何か」が繋ぐものは、ラブコメのようなありがちな2人だと言っているかのようです。

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ほろ苦い、そう苦い
僕たちの望む愛やらの入口は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬほどに
苦すぎるから
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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2人の愛の始まりは、順調ではなかったのかもしれません。

「苦すぎる」という表現からも、2人で送ってきた日々の辛い部分を抽出しているように感じました。

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癖になった、その苦味は
甘さなど「いいから」と置いてきたよ
濃い刺激食らった その味蕾が
いうんだよ
これはそう
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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苦味はもう2人の癖になっていて、主人公はその苦さがあるからこそ繋がっていられるような感覚になっているのではないかと思いました。

「濃い刺激食らった その味蕾が」という言葉では、舌の感覚を表す「味蕾」と「未来」が掛けられているように感じます。

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ほろ苦い、もう苦い
僕たちの思う愛やらの未来は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬゆえに
愛おしいのさ
≪そんなbitterな話 歌詞より抜粋≫
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最後は「忘れることもできぬゆえに」愛おしいと言っています。

「ゆえに」という言葉に落ち着いたのは「これが自分たちの愛の形だ」と主人公が納得できたのではないかと思いました。

甘さを取り除いた恋の風味を伝える歌詞に注目

今回はVaundyの『そんなbitterな話』について歌詞の意味を考察しました。

一見は恋の「苦さ」に目が行きがちな歌詞でありながら、実は「甘さを置いてきた」というストーリーが隠されていることが伝わってきましたね。

今回の考察を参考にしながら、ぜひあなたなりの解釈を広げてみてくださいね。

Vaundy(バウンディ)。アーティスト 24歳。 作詞、作曲、アレンジを全て自分でこなし、デザインや映像のディレクション、セルフプロデュースも手掛けるマルチアーティスト。 2019年春頃からYouTubeに楽曲を投稿開始。 「東京フラッシュ」「不可幸力」など、耳に残るメロディーを持つ、···

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