“野球”にちなんだフレーズ満載

──発売された『チューストライク』は、ポップでまさに王道な楽曲でしたね!
塩月希依音(以下、塩月):ノリノリなパーティーチューンになっています。きっと私たちNMB48のファンの方にも懐かしいと感じていただける楽曲になっていると思いますし、幅広い年代の方に楽しんでいただけると思います。
川上千尋(以下、川上):注目してほしいのは“野球”です! 私は野球が大好きなのですが、まさかNMB48に野球がてんこもりの歌詞の曲が誕生するとは思ってなかったです。恋に悩んで、崖っぷちに立たされて、次こそは!と恋に挑む姿を野球で表現しているのがすごく面白いなと思いました。

芳賀礼(以下、芳賀):そもそもこの『チューストライク』というタイトルは“ツーストライク”から作った造語なんです。なので、全体的に野球に絡めた歌詞になっています。追い込まれて焦ってしまう感じは共感していただける部分もあるんじゃないかと思います。振り付けにも野球の動きが出てきたり、表情でも分かりやすく歌詞を伝えたいと思っている、ファンの皆さんにとっても馴染みやすい曲になれば嬉しいです。

小嶋花梨(以下、小嶋):サビは、恋に夢中だけどうまくいっていないという歌詞なのですが、Aメロでは〈モテないタイプじゃないのに〉って、すごく自分のことをポジティブに見ているんですよ。恋をしている方もそうじゃない方も、この曲を聴いて前向きになってほしいです。
──飾りっ気のない女の子の思いが綴られていて、共感できるフレーズばかりというのも『チューストライク』という楽曲の魅力だと感じました。

塩月:曲の出だしの〈ショウウインドウ 鏡にして 自分をチェックしたけど〉という歌詞は私が歌っているのですが、私生活でもこれをやっちゃっています(笑)。お店の前を通るときに、ガラスを鏡にして自分を見てしまうので、(作詞の)秋元(康)さんは私のことをどこかで見てたのかなって思ってしまいました(笑)。(歌詞で描かれているのは)ちょっと自信過剰な主人公ですが、自分自身もそれに近いところがあるのかなと思うので、歌いやすくもあり、めちゃくちゃ共感できる歌詞だなと思いました!


川上:私は2番のサビです。恋について語っている曲ですが、2番のサビは〈ファールで粘りたい〉とか〈内野安打でいい〉とか、仕事で落ち込んだときにも励まされる歌詞になっているなと思います。いろいろなボールに手を出してみて、1回でもうまくいったらいいというポジティブな気持ちになってもらえたらいいなと思いました。
──青原さんは今回、初選抜ですよね。ぜひ初選抜の意気込みも聞かせてください!

青原:はい! 今回は初めて選抜に選んでいただいてすごく嬉しいです。私のお姉ちゃんもNMB48のメンバーとして活動しているのですが、実は、今回、NMB48で初めて姉妹同時選抜入りさせていただきました。これから青原姉妹としてももっと大きな存在になれたらと思っています。
──先ほど、芳賀さんから振り付けについて少しお話も出ましたが、改めて今回の振付のポイントは?


青原:私はサビの〈三振ばかりで いつも落ち込んでいた〉という歌詞のところで、バットを振って悲しげな顔をするところが気に入っています。すごく面白いと思うので、釘付けになって見てもらいたいです。
小嶋:歌詞の通りに、かっこつけたり、「自分イケてるでしょ?」って自信を見せたりする振り付けがありながらも、ウブでかわいらしい振り付けもあるので、そのギャップを意識して踊りたいと思っています。ギャップや二面性をぜひ楽しんでもらえたらと思います。
──今回の衣装もとってもかわいいですね! お気に入りのポイントを教えてください。

小嶋:まず色味が大阪・関西万博をイメージした赤と青を取り入れていただいています。今、NMB48として「大阪から世界へ」を目標に掲げて活動しているので、2025年の1発目のシングルとしてはそういう意味でも素敵な衣装だなと思っています。この衣装を着てたくさん大阪から盛り上げていけたらって思います!
芳賀:私は袖の部分が好きです。ジャケット撮影のときに希依音さんが袖のチャックを開けていて、すごくオーラがあって。開けるだけで雰囲気が変わって、それが本当にかっこよかった!
塩月:チャックを開けると裏地がヒョウ柄になっていて面白いんですよ。
小嶋:NMB48の衣装はヒョウ柄を取り入れていただくことが多いんです。今回もヒョウ柄の入ったすごくNMB48らしい制服になっていると思います。

青原:私はルーズソックスが好きです。今時の感じできらびやかな靴下って初めてで。靴下だけ見てもすごくオシャレだし、この履き方はきっと新しいトレンドになると思っています!
