FRUiTY

トップバッターを飾ったのは、北海道発のご当地アイドル・FRUiTY。元気一杯に登場したFRUiTYは1曲目「Fight!」から北海道を背負った力強いパフォーマンスを披露。集まったファンや客席からも歓声が上がる。

「Predator」では妖艶さも交えたステージングで観客を引き込み、MCでは自己紹介で担当カラー・担当フルーツも紹介。さらに「ねえこっちむいて」「Follow me」など人気曲を次々と披露し、手拍子やコールが自然に巻き起こった。


FRUiTYらしさを全開に、地元アイドルとしての誇りと愛情が詰まった鮮やかなオープニングアクトとなった。
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わーすた

世界標準KAWAIIを体現するアイドルグループ「わーすた」が登場すると、観客の熱気がさらに高まる。
オープニングSEに続いて披露されたのは、テレビアニメ『アイドルタイムプリパラ』のオープニングに起用された「最上級ぱらどっくす」。
ポップなメロディとユーモアに富んだ歌詞、そしてカラフルな衣装に身を包んだメンバーの弾けるようなパフォーマンスが、瞬く間に会場を笑顔で包み込む。

続く「タピオカミルクティー」は、TikTokなどでも話題を集めた人気ナンバー。「美味しい!」「おかわり!」のコール&レスポンスで観客との距離を縮めつつ、タピオカの擬音を取り入れたリリックとダンスはキュートながらも中毒性があり、一緒に踊るファンの姿も印象的だった。

最初のMCでは昨年ぶりに北海道でライブをすることに喜びを語ったわーすた。メンバー小玉梨々華は地元が北海道ということで本番前から楽しみにしている様子をSNSでも伺わせていた。
中盤では「わーるどすたんだーど」や「君とtea for two」、青い春のきらめきを描いた「詠み人知らずの青春歌」を立て続けに披露。
可愛いだけじゃない、楽曲ごとの世界観に合わせて表情やパフォーマンスを柔軟に変化させるプロフェッショナルなステージに、観客は引き込まれていった。

「清濁あわせていただくにゃー」では、KAWAIIとちょっと毒のある世界観を見事に共存させたのち、9月24日発売の両A面シングルより「Sweet Fancy Chu-n」をパフォーマンス。かわいいを盛りだくさんに詰め込んだ乙女心をくすぐるファンシーな演出が光った。

終盤に向けては、ライブ定番曲「いぬねこ。青春真っ盛り」で大合唱が起こり、観客との一体感が最高潮に。さらに「えいきゅーむちゅーでこうしんちゅっ!♡」では、まるで告白を受けているようなドキドキ感を届け、ラストまで走り抜けるような勢いで締めくくった。

ポップカルチャーと音楽の融合を体現する彼女たちのステージは、世界で活躍するアイドルならではの魅力と結成11年目からの可能性も存分に見せつけた圧巻のパフォーマンスだった。
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