Mrs.GREEN APPLE フェーズ3第1弾シングル「lulu.」の意味
『lulu.』は、2026年1月12日に配信リリースされたMrs.GREEN APPLE(ミセス)の新曲です。2025年末でフェーズ2を終了し、2026年1月1日から新たにフェーズ3が始まったミセスが放つ第1弾シングル。
国民的モンスターバンドとなったミセスが、フェーズ3ではどんな魅力を発揮してくれるのか楽しみですね。
タイトルの『lulu.』には、どんな意味が込められているのでしょうか。
「lulu」は、言語によって意味が異なります。
英語は「素晴らしい人」、ハワイ語は「穏やか、平和」、スワヒリ語やアラビア語は「真珠」、ドイツ語は「大切なもの」を意味します。
「lulu」と似た響きを持つフランス語の「Loulou」は、親しみや愛情を込めた愛称として使用される言葉です。
これらの意味から「ルル」というかわいらしい響きを持つタイトル『lulu.』には、「大切な人」と言う意味が込められているのではないかと思います。
さらに、ピリオドをつけることで終わりと始まりを描き、命のつながりを表していると捉えることができますね。
ミセスのフェーズ2が終わり、新たにフェーズ3が始まった、ということも意味しているのかもしれません。
「葬送のフリーレン」のオープニングテーマに起用
『lulu.』は、日本テレビ系アニメ『葬送のフリーレン』第2期のオープニングテーマです。原作から大好きで愛読していたというミセスの大森元貴。
彼が描く命のつながりや大切な場所、人への想いが繋がっていくような歌詞は、死生観や輪廻転生なども思い起こさせます。
『葬送のフリーレン』は、魔法使いフリーレンの「人の心を知る旅」の物語。
永遠の命を持つフリーレンが、人間の仲間と共に旅を続ける中で、人の命の儚さや受け継がれていく想いを知り、人間を深く理解していくようになります。
そんな『葬送のフリーレン』のテーマと『lulu.』の歌詞は深くリンクしていると感じます。
『lulu.』の歌詞の意味を紐解いていきます。
「lulu.」のテーマ「命のつながり」

----------------
終わりが来たら
なんて言おう
どうせなら ほら
哀しくない様に
いつかのあなたの言葉が
酷く刺さってる
温かく残ってる
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
もし、最期の時を迎える日が訪れたらどんな言葉をかける?
悲しくならないように、どんな言葉を残せばいいのか自問自答します。
誰にでも訪れる大切な人との別れを描き、命は永遠ではないことを改めて説いているようです。
大切な人の言葉が心にあるからこそ、生きる強さが湧いてきます。
----------------
知れば知るだけでいいのに
何かを求めてしまう
大丈夫
どこにも行かないよ
どこにも行けないよ。
ね。
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
知るだけで満足なはずなのに、もっとその先を求めてしまう。
人の果てしない欲が描かれています。
「行かないよ」は自分の意志ですが、「行けないよ」は、本当は行きたいのに不安を感じていたり、諦めたりしている証拠。
人の欲や弱さを描いた部分です。
----------------
探してるもの見つかったら
何かが途切れちゃいそう
ただ鼻歌に隠し ラララ
続く日めくりカレンダー
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
目標を達成したら何かが壊れてしまいそう。
例えば、モチベーションや一緒に行動していた人との関係。
燃え尽き症候群のような気持ちを想像させ、目標までの過程が楽しいのだと語ります。
もやもやとした気持ちをごまかしながら続く日々の長さを、日めくりカレンダーで表現しているのです。
----------------
忘れないのに
何故か遠くなる
瞳の裏にいつも君は居る
今も ずっとそう
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
忘れてないのに、忘れるはずないのに、時間が記憶を遠ざけていってしまう。
記憶は時間と共に薄れてしまうものかもしれません。
でも、大切な人の存在はずっと瞳の中に、心の中にある。
どんなに時が流れてもそれは変わらないという、揺るぎない想いが描かれています。
----------------
いつかね
もう少しね
世界に優しい風が吹いたら
何か変わるのでしょうか
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
自分を取り巻く環境に対して、変わってほしいという願いは「葬送のフリーレン」で描かれる世界にも通じるものです。
「自分ではなく、相手や周囲に変化を求めている」というニュアンスになります。

----------------
いつかね
もう少しね
私が優しく在れたら
何か変わるのでしょうか
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
1番で相手に「変わってほしい」と願っている気持ちは、2番では「自分が変わったら」にシフトします。
今いる世界を変えるためにできることを考えている姿に、成長を感じさせます。
生きづらさを抱える人が多い世の中。
1番、2番の歌詞共に「優しさ」が登場します。
少しの優しさがあれば、世の中はもっとうまく回っていくのかもしれません。
----------------
「帰りたい場所がある」
誰もがこの星の子孫
約束はね
大事にね
温かく残ってる
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
「帰りたい場所」は、家族が待つ家、大切な人のいる場所、故郷など聴く人によってさまざまな場所を想像させ、ノスタルジーを刺激します。
誰もが持つ「帰りたい場所」の存在が自分を強くしてくれ、前に進めるのだと伝えたいのではないでしょうか。
「誰もがこの星の子孫」という壮大なフレーズが『lulu.』のテーマと言えるでしょう。
地球という星の下に生まれた脈々とつながる命。
「誰もがこの星の子孫」というスケールの大きな言葉に、人と人とのつながりを感じさせます。
「約束は大事に残ってる」と自分の心の中に、大切な人の温もりがあることを再確認します。
----------------
あの日の思い出に
優しく包まれ歩こう
寂しさの涙を流すこともあるでしょう
「帰りたい場所がある」
誰もがこの星の子孫
あの時のね
≪lulu. 歌詞より抜粋≫
----------------
たとえこの世にいなくても、生きていく希望を与えてくれる大切な人の存在。
人は、思い出があるから生きていけるのではないでしょうか。
たとえ寂しさを感じることがあっても、心の中のその人が、いつも自分を包んでくれるはず。
大切な人を失った経験のある人に、とても寄り添ってくれる歌詞です。
心の中にその人の存在があれば、共に生きていけるのだと、優しく語りかけてくれています。
命は繋がっている、この先もずっと繋がっていく、なぜなら「誰もがこの星の子孫」なのだから。
あなたがくれた温もりは今も残っている、と優しく締めくくり、温かな感情を呼び起こさせてくれます。
『lulu.』は、命について深く考えるきっかけにもなる、壮大なテーマの楽曲です。
ミセスが描くこの星の命の物語

『lulu.』はMrs.GREEN APPLEのフェーズ3始動の第1弾シングルです。
『葬送のフリーレン』第2期のオープニングテーマに起用されており、アニメの世界観とリンクする歌詞が印象的です。
命のつながりを「誰もがこの星の子孫」と言うフレーズで描いた壮大な物語でありながら、歌詞の一つ一つに共感したり、救われたと感じたりする人も多いはず。
ぜひ、ミセスのフェーズ3の始まりに期待して『lulu.』を聴いてみてください。
【Mrs. GREEN APPLE PROFILE】 大森元貴 (Vo/Gt) 若井滉斗 (Gt) 藤澤涼架 (Key) 2013年結成。2015年EMI Recordsからミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。 以来、毎年1枚のオリジナルアルバムリリースと着実なライブ活動を続け、2019年12月から行われた初の全国アリーナツアー「エデ···
