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YUIが溜め込んでいた世間への矛盾や葛藤の叫びとは!?『How crazy』

『How crazy』という曲をご存知でしょうか?この曲は、YUIが2007年に発売した2ndアルバム『CAN'T BUY MY LOVE』の一曲目に収録されている曲です。 『How crazy』は直訳すると「なんておかしいんだ」という意味になります。この曲にはYUIさんがこれまで感じてきた世間に対する矛盾や葛藤を表現した曲です。また「有名になるにつれて周りは私をあるひとつのイメージしか抱かなくなっていった」という状況になったYUI自身の不安を表現した曲でもあります。


『How crazy』という曲をご存知でしょうか?この曲は、YUIが2007年に発売した2ndアルバム『CAN'T BUY MY LOVE』の一曲目に収録されている曲です。

『How crazy』は直訳すると「なんておかしいんだ」という意味になります。この曲にはYUIさんがこれまで感じてきた世間に対する矛盾や葛藤を表現した曲です。また「有名になるにつれて周りは私をあるひとつのイメージしか抱かなくなっていった」という状況になったYUI自身の不安を表現した曲でもあります。


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尊敬できない大人のアドバイス
アタシはあなたみたいにはなりたくないと思った

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世間のイメージとはかけ離れたとてもメッセージ性の強い歌詞。大人は様々なことをうるさいくらい言ってきます。お金のこと社会のことそして自分のこと。そんなアドバイスなんか必要ない、アタシは私らしく生きるんだという強い想いが込められています。「アタシ」とカタカナになっていることで気持ちの強さを感じます。

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努力を続けた学生だって結果にならなきゃ家族はきっと悲しむ
世渡り上手がうまくはいってもそんなの尊敬できない人生 um Baby
矛盾ばっかな感情をいったいいつまで抱えて生きてゆくのでしょう?

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ここでは、YUIの不安な思いが表現されています。結果ばかりが評価される世の中だけれど、努力してる姿つまり過程も大切なんじゃないか?ということを伝えています。

当時のYUIは映画『タイヨウのうた』の主演をしたり、タイアップが多くなったりと世間に知られるようになってきた時期でした。しかし、有名になるにつれてあるイメージが先行してしまい本人の意思関係なく語られるようにもなってきました。そんなイメージを払拭するためにこの曲をアルバムの最初に持ってきたのです。

「How crazy わかったようにアタシのこと話すのはやめてよ」


このサビの部分にYUIが伝えたかったことが集約されています。サビには、「How crazy」というフレーズが何度も繰り返されています。何度も繰り返される「How crazy」は叫び、「わかったようにアタシのこと話すのはやめてよ」は、YUIの「心の声」のように聞こえます。「How crazy」というフレーズの繰り返しはまさに悲痛な叫びのよう。世間は「かわいい」というイメージでしか彼女を見ることができず、曲を評価してくれないことにうんざりしていたことでしょう。

これを読んでいるアナタも『How crazy』と叫びたいのかもしれませんね。

TEXT:川崎龍也

2004年2月のソニーミュージックSDグループオーディション本選にて各レーベルにて争奪戦となり、その後、Sony Music Recordsと契約。 映画「タイヨウのうた」では主演に抜擢されるなど、アーティスティックな才能に溢れ、同世代を中心に、幅広い世代に絶大な支持を得る。 現在はバンド「FLOWER···

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