挑戦的で感動的な3周年ライブ
──まずは、3月9日にKT Zepp Yokohamaにて開催された、3周年ライブについてお聞きしますが、このライブは皆さんにとってどんなライブになりましたか?
齋藤有紗(以下、齋藤):ラフ×ラフにとって挑戦的なライブになったと思います。というのも、夏のイベントで「Zeppに立ちます」と宣言をして、当時は正直私たちがZeppを埋めるなんて、まだまだ遠くの感覚だった。なので、挑戦するという意味合いで宣言させていただいたんですけど、全員で一致団結して、「絶対にZeppを埋める」という覚悟を持って挑んだライブだったんです。
──なるほど。
齋藤:結果的には、ラフ×ラフにとって大切なライブになりましたし、グループとして大前進できたと実感できるライブ。あと、当日のサプライズとなりましたが3周年ライブから吉村萌南が復帰ということもあり、8人が揃った、ラフ×ラフの強みを皆さんに見せることができたんじゃないかなと思っています!
──覚悟を持って挑んだライブ、目の前にはどんな風景が広がっていましたか?
齋藤:こんなにたくさんの“ラフり隊”がいたんだなと、再確認することができたというか。私たちのためだけにこれだけたくさんの方が集結して、応援してくれる方たちが側にいてくれる、すごく幸せだなと思ったし、嬉しかったです。何より、吉村萌南が帰ってきてくれたことで、最後はみんな泣いていましたね。会場の一体感がすごくて、私自身心を動かされた1日でした。
──感動的なライブでもあった。吉村さんはこのライブで復活されましたが、いかがでしたか?

吉村萌南(以下、吉村):私も泣いちゃいましたね(笑)。まず、Zeppのステージで復活させていただくという環境がありがたいなと思いましたし、その会場が地元である横浜、KT Zepp Yokohamaだったことがすごく嬉しかったです。正直、リハーサルの段階までは涙は引っ込んでいて、泣くつもりもなかったんですよ! でも、“ラフり隊”が満員になった会場を見たら、やっぱり……きちゃいましたね。
──やはり、目の前に広がる景色は感動的でしたか?
吉村:どこで復活するのか、告知をしたわけではなかったので、皆さんがどういう反応をしてくれるのかすごく気になっていたんですけど、会場で光るオレンジのペンライト、まるでオレンジの海の中のような空間で歌えたことはすごく感動的でした。改めて、この8人だから叶えたい、叶えなきゃいけない夢があるんだなと、歌った瞬間に思いました。
──素敵ですね。日比野さんは、いかがですか?

日比野芽奈(以下、日比野):ラフ×ラフにとって、KT Zepp Yokohamaというステージはすごく大きい舞台で。2025年は決して上がり調子の年ではなく、停滞どころかむしろ下がることもあった年だったので、正直不安が先行していました。ただ、ツアーを完走した2025年でもあり、そのツアーからたくさんの人たちが私たちを観に来てくれた。集大成と言ったら「まだまだ」と言われてしまいそうですが、現時点でのラフ×ラフの1つの集大成をお見せすることができたのかなと思います。
──きっと新たな欲も出てきたタイミングだと思うし。
日比野:そうですね。きっとこれ以上の景色もあるんだろうなと思ったし、もっといい景色をこの8人で見たいという新たな野望が生まれましたね。私は、メンバーのことが大好きだし、ファンの方も大好き! いま目の前にいる全ての人と一緒にもっといい景色見たいという覚悟が決まった、そんなライブでした!
走り抜けた3年間、それぞれの想い
──活動を続けていく中で紆余曲折があるのは至極真っ当なことだと思います。そんな中でラフ×ラフは、3年間を走り抜けました。3年間を振り返ると、どうですか?
永松波留(以下、永松):本当に濃い3年間でした。アイドルになっていなかったら、そもそもラフ×ラフに入っていなかったら、10年経っても得られなかった経験や思い出がこの3年間には詰まっていると思うんですね。振り返ると、人生の中でこんなにも「人のため」に言葉を紡いだことがあったのかなと思うんです。
先ほど、日比野が言ったように決して順風満帆な3年間ではなかったけど、何か壁にぶつかった時には「ファンの方がいてくれるから」、「これだけ自分たちを愛してくれる人がいるんだ」と頂く言葉、そして目の前に集まってくれることで言葉を交わし、乗り越えてこれた。すごく大切な存在に出会えた3年間でした。
──きっと3年間の中でマインドの変化もあったと思うんです。最初は目の前のことでいっぱいいっぱいになることだってあったと思います。その中で、「人のために」と思えたタイミングを覚えていますか?
永松:高校卒業して大学に入ったあたり、自分の中の心境の変化がありました。社会人として働く友人もいる中で、私は大学生とアイドルをしている。決して安定する職業ではないアイドルを私は続けていいのかと悩んだタイミングでもあり、母を亡くしたタイミングでもあった。不安や悲しみを抱えながら、ステージに立った時、「自分が心から笑える瞬間はいまで、この場所なんだ」と思ったんです。
辛い時も笑顔にしてくれる空間がそこにはあって、この場所にずっと居たいと思った。私が感じたことを、少しでも多くの人に感じてもらいたいからこそ「人のため」という思いが出てきたんだと思います。
──この3年間で、ラフ×ラフは永松さんにとって大切な居場所になったんですね。
永松:本当にそう思います。
──夏目さんは3年間を振り返ると、いかがですか?

夏目涼風(以下、夏目):もう3年も経ったんだなというのが、正直な感想ですね。私がオーディションを受けようと決意したのが、高校2年生の時進路を考えていた時期なんですけど、芸能界しか夢がなかったんですよ!その時、佐久間(宣行)さんのオーディションを見つけて!落ちたら芸能界を諦める覚悟で、「人生どうにでもなれ!」と振り切って受けたオーディションで合格をいただけたので、本当にこの場で活動できていることがありがたすぎるんです。
それこそライブでキラキラする瞬間も最高ですし、ラフ×ラフだからこそ挑戦できるバラエティもたくさんあって、天職を見つけたなと思っています!
──夢を叶えたわけですね。率直に楽しすぎる?
夏目:本当にお仕事が大好きなんですよ! ラフ×ラフは生きがいです! もちろん学生時代も楽しかったし、友人と遊ぶ時間も大好きなんですけど、「涼風はお仕事が生きがいだよね」と友人から言われるくらい、家族も友人も応援してくれる。この3年間で出会えた方も温かくて最高だし、この8人で今活動できてる時間がかけがえなく、なくしたくない。これからも大切にしていきたいと思っています。
──素晴らしいですね。佐々木さんはいかがですか?
佐々木楓菜(以下、佐々木):本当に手探りの3年間だったなと思います。楽しいこともあれば辛いこともあって、その度に立ち止まって悩んで、どうしたらいいんだろうとやっていたら3年が経過してた。
徐々にアイドルという職業の楽しさも、辛いことの乗り越え方も自分の中で掴めるようになってきて、最初の1、2年は本当にほぼ立ち止まって悩んでいたんですけど、ようやく3年目は自分の中では走り出せた年になったと思っていますね。あっという間だったけど、自分の中でたくさん悩んで、自分のことだったり、世の中のことだったり、色々と知ることができて、成長できた3年間だったなと思います!
──3年目で走り出せるようになったきっかけはあったんですか?

佐々木:作詞・作曲をやらせていただくようになったことが大きなきっかけだと思います。自分でゼロイチを生み出すことで、グループに直接的に貢献できることが見つかったというか。1年目、2年目は「私は何のためにこのグループにいるんだろう」と悩む時間が多かったので、今は「曲を作ることで私はメンバーに貢献できるんだ」ということが自信に繋がっているんだと思います。
──クリエイターじゃないですか! ゼロイチを考えると、新たに生みの苦しみを実感したり?
佐々木:そうなんです! 最近、苦しんでいますね……(笑)。最初は楽しいだけで制作できていたものが、最近ではありがたいことに私の曲をきっかけでラフ×ラフを好きになるという方も増えてきた。「次の曲楽しみにしてるよ」、「期待してるよ」という言葉をいただくたびに「前作を超えなければ!」とプレッシャーを少し感じるようになりました。
──それは完全にクリエイター脳になっていますね。高梨さんは3年を振り返ると?
高梨 結(以下、高梨):私は、芸能界に元々小さい頃から入りたかったわけではなかったので、デビュー当初は、ただがむしゃらに走っていた印象があって、こうやって走り続けたら3年、5年と勝手に時間が進むと思っていたし、当たり前にアイドル人生が続いていくと思っていたんです。
でも、1周年が近づいたタイミングでメンバーが1人卒業しちゃって、「アイドルができるって当たり前じゃないんだな」と初心にかえることができたんです。それと同時に8人でいられることも当たり前じゃないし、佐久間さんのもとでアイドルができてるって本当に恵まれてることだなと思った。そこから、このチャンスを生かすも殺すも自分次第というか、お仕事への向き合い方がそこから変わった気がします。

──なるほど。
高梨:この3年間、メンバーと毎日一緒にいるからこそ感じ取れるそれぞれの成長、きっと私がいちばんメンバーの素敵なところを知っていると思うんです。それぞれが成長してその相乗効果によってラフ×ラフがどんどん素敵なグループになっている! 本当にここにいるのが楽しいなと思っています!
──では、そんな高梨さんに、3年間でラフ×ラフがいちばん成長した部分を発表してもらっていいですか?
高梨:え?! いちばんですか?! トップ3でもいけますよ!
──おっ! では、3位から発表をお願いします(笑)。
高梨:第3位は、ビジュアル! 見ての通り、みんなめっちゃ可愛いんですよ! そして第2位は、対応力。メンバーをサポートする力やバラエティでの一挙手一投足、「ここでそう言ってくれて、助かる!」ということが年数が経つにつれて増えました!
──いいですね! では、栄えある第1位は……?!
高梨:第1位は、みんなの言葉や笑顔、内から出る表現がすごく豊かになったなと思っています! 紡ぐ言葉、もちろん年齢も影響していると思いますけど、どんどんファンの方により届きやすい言葉を紡ぐようになった。私が隣で聞いていても胸に響く言葉だったり、ライブ中にふと出る表情が曲の世界観にのめり込めんでいるというか、すごく素敵な表情をみんながするようになりました。
今年の目標は脱・陰キャ?!
──素敵なグループに成長しましたね! この流れでラフ×ラフの魅力を藤崎さんにお聞きしようと思います。
藤崎未来(以下、藤崎):うーん、高梨に全て言われた感が否めませんが……(笑)。私たちってあまり陽キャ気質ではなく、根っこの部分はみんな陰キャだと思うんです。でも、その中でバラエティを頑張るアイドルとして3年間走り抜けたのは、すごいことだなと思っていて。それこそ最初の1年なんて根っこの部分は出せないじゃないですか。というかバラエティを頑張りますと言って、陰キャなんてヤバい(笑)。
でも、今となっては根っこの部分がいい意味で武器になっているというか、佐久間さんにも「お前たちは陰キャだな」ってよく言われるようになったし、番組でご一緒した他のアイドルさんには消極的になって話しかけれませんし、そういう部分が画面を通して伝わってきてる印象があって、そんな女の子たちがバラエティを頑張っている、そこが魅力になってきたのではないかなと思っています。
──大喜利は、佐久間さんがプロデューサーだと宿命的な部分もありますしね。
藤崎:そう、宿命なんです! でも、そんな宿命に向いてない女の子がラフ×ラフにはいるんです。特にバラエティで最初の頃は話せなかったし、振られて喋ることも多かったですけど、3年間で成長したんだなと……、だからラフ×ラフはある種、成長コンテンツです! 皆さんに育てていただきたい!
──成長コンテンツ! いい例えですね! 現在はアイドル戦国時代ですが、ラフ×ラフがもっと上に上がっていくために必要だと思っていることはありますか?

齋藤:難しい! ただ、私たち以外にもたくさんバラエティを主戦場とするアイドルさんがいる中で、どう個性を出していくかということが今後の課題なんじゃないかと思っているんですけど、楽曲に関しては、佐久間さんが「ラフ×ラフはみんなを応援する曲が向いてるんじゃないか」と言ってくださっていて。
私たちは根が陰キャで、性格もクソ真面目。でも、クソ真面目だからこそ私たちができる表現があると思うんです。自分たちをさらけ出して、弱みも強みにしていく。「こんな私たちでも」じゃないけど、みんなの背中を押す楽曲を皆さんに届けられる、4年目はそういう年にしていきたいですね。
藤崎:2026年の目標は「脱・真面目」だったけどね。
──経過報告的には、「脱・真面目」に向かっていますか?
齋藤:まだ難しいですね……(笑)。
日比野:根が陰キャと言われて、誰も否定しないところがさ、真面目さに繋がってる気もするよね。
夏目:え?! 涼風は、めっちゃ嫌なんだけど!
藤崎:でもさ、しょうがないよね! 四捨五入しちゃうとそうなっちゃうから(笑)。
「ありのままでいいんだよ」と背中を押す
──(笑)。では、15thデジタルシングル「Yondanda」のお話をしましょう。先ほど、「みんなを応援する曲」という話もありましたが、この曲はまさにだなと。まずは、どういう楽曲に仕上がりましたか?
吉村:「Yondanda」は、一言で言えば“応援歌”という感じだと思うんですけど、ただ、「頑張れ、頑張れ」と言うのではなく「ありのままでいいんだよ」とメッセージが込められている気がします。MVでは、等身大の自分たちを見せることができたと思いますし、弱い部分というか、私たちがもがいてきたこの3年間をファンの方たちは理解してくださっていると思うので、そういう部分でも共感していただけるのではないかなと思います。
「もがいて、もがいて、ここまでやってこれた」私たちの姿を重ね合わせてもいいですし、自分の過去を重ね合わせてもいい。ファンの方に「自分も頑張ろう」と思っていただける楽曲に仕上がっていると思います。
──実際にデモを聴いた時の感想や歌唱やパフォーマンスをされて、感じたことも教えてください。
高梨:今作で作詞・作曲・編曲を担当された、Tamurapanさんとは、「何満開」という楽曲でもご一緒させていただいているんですが、2曲通じて思うのは、フレーズがスッと頭に入ってくるというか。Tamurapanさん自体が、本当にすごく明るい方で“楽しくなったら笑う”という感じの人なんですけど、だからこそこういった歌詞、素直な言葉を紡ぐことができるんだなと思うんです。
「Yondanda」の歌詞って読んでいただくと分かるんですが、きっと誰しもが抱えたことのある感情が綴られているんですよね。そんな歌詞だから、パフォーマンスをしていても自分を気取ることがなく肩の力をすごく抜けて、いい意味でリラックスしてこの曲に向き合えているなと思います。

佐々木:決して難解ではないのに、すごくパワーを持った言葉がたくさん使われていて、パッと聞いたら誰でもわかるようなわかりやすい言葉だけど、よく歌詞を読み解いてみたらものすごく深いことを言っているんです。
Dメロの〈上手に言えない気持ちがあるそれが嘘だと思われたくはない〉というフレーズが特に自分の心情にリンクしちゃって。上手に言えない、自分の中でも言語化できない葛藤だったり矛盾が心の中にはあるけど、それが言葉にできないことだけで嘘とは思われたくない、モヤモヤするけど本当に思っている感情なんだということをこの2行に集約していると思う。読めば読むほど、深い歌詞がすごくお気に入りですね。
夏目:歌詞の中に〈“しなやかにもっとしなやかに”〉というフレーズがあるんですけど、このフレーズは、Tamurapanさんの楽曲の中にもあるフレーズなんです。そのフレーズを私たちの楽曲にも入れてくださったことにTamurapanさんからの愛をすごく感じるんです。本当に嬉しい!!と思いました!

──いいですね。今作「Yondanda」はどんな時に聴いてほしい楽曲ですか?
佐々木:受験の前日とか! “ただ頑張るのではなくて、今まであなたがやってきたことがあるから大丈夫だよ”という背中を押す曲なので、受験の前やテストの前、今まで頑張ってきたことを発揮する場面でぜひ、聴いてほしいです。
永松:大会前がピッタリじゃない?! 私は、バラエティで大喜利をする時にこの歌が脳裏で流れるんです! もちろん積み上げたものややってきたことは大事だけど、結局最後は勢いだなと思うんです。ラストサビの前で高梨と藤崎がメロディに乗せてではなく、セリフで〈今なら大丈夫だ〉と言ってくれるんですけど、そこを聴くと今持っている全部の力を出せる気がするんですよ! セリフの言い方も含めですけど、大会前に聴いて力を出してほしいなと思います。
日比野:私は、新しい環境に行って思うようにいかないと悩んだ時にぜひ聴いてほしいです。今の季節っていちばん難しい時期というか、5月病もあるし、仕事を辞めたいと思うタイミングだったりもするじゃないですか。だから、今の時期に聴いてほしいなと思います。本当にありのままのあなたでいいよと伝えたい。
特に〈もしも疲れちゃったら 時々は休んでさ 足元に揺れる花と視線合わせ〉という歌詞がすごく好きで! 「頑張れ!」とエールを送る曲ってたくさんあるけど、「Yondanda」はそうじゃなくて、休んでいいし、下向いてもいいよねって肯定してくれる、優しい楽曲なので。
──今の皆さんの話を聞いていたら、「Yondanda」は今後のラフ×ラフにとって鍵となる作品なのかって思うんですけど、そう言われたらどうですか?
日比野:Tamurapanさんに提供していただいた2作品がパフォーマンスとしてもレベルが高い楽曲だからこそ、「もっともっとパフォーマンスを磨かなければ」という気持ちにもなって。だからこそ、みんなも特に「何満開」と「Yondanda」は力を入れているし、「パフォーマンスが上がったね」と言われるきっかけになった楽曲にもなっていると思うので、鍵になっている感じがします。
──自分たちの背中も押してくれる曲に仕上がりましたね。恒例の質問で推しフレーズを聞こうと思っていたけど、皆さんが熱く語ってくれましたね。追加で言いたいって方はいますか?

高梨:〈全然自信はないけど どっかで全身が騒いでる〉というフレーズがすごく好きで。自分も今アイドルやってて、目標が武道館なんですけど、武道館に行くまでの明確なビジョンは見えてないというか、ハウツーはまだ分からないし、どうしたら武道館に行けるか、ロードマップは誰も持ってない。自信はないんですけど、そこに向かっていく前向きな気持ちや行動したいっていう気持ちは、3年間持ち続けてきたので!
「全身が騒いでる」感じというか、すごく自分の中で刺さりますし、私自身もライブに向かう電車の中で「Yondanda」を聴いて「今日頑張ろう」と思うので、この歌詞が好きです。
吉村:私もそこが好きな歌詞の1つで。理由はないけど、「今行けそう、今頑張れそう」みたいな時ってあると思うんですけど、それと同時に「踏み出していいのかな」と自信がない時にこの歌詞が背中を押してくれるんです。「何満開」の歌詞にも〈理由なんて正解じゃなくても ただ突き通せばいい〉という歌詞があって、Tamurapanさん歌詞には、踏み出すのに勇気がない時に「今行っていいんだよ」と背中を押してくれる力があると思います。
──他にもありますか?
齋藤:私は、〈ヤッホー〉が好きです(笑)。なぜ「ヤッホー」という言葉があるのか、考えたんですけど、自分に対して呼んでるのかなと自分の中で気づいた時、歌詞の中の〈ヤッホー〉にも聴く人それぞれの意味があるんだなと思ったんです。自分に対する〈ヤッホー〉、人に伝えたい〈ヤッホー〉、いろんな意味が込められていると思います。
日比野:深いけど、リーダーが言うと、面白く聞こえちゃう(笑)。
藤崎:結ちゃんが言うと、スッと入ってくるかもしれないけどね(笑)。
齋藤:もっと横文字を使うべきだったか……(笑)。ヤッホーのハウツー、ヤッホーのロードマップ!
大喜利を取り戻す?! 先に見据える夢
──それだと意味が分からないけど(笑)。でも武道館へのロードマップは作っていかなければいけないと思いますが、4年目に突入して、今後どうしていきますか?
藤崎:ロードマップとして、3周年アニバーサリーライブがあった時に、大喜利が下手すぎて佐久間さんに封印されてしまったんです、実は。大喜利をやってきたアイドルなのに大喜利が封印されるっていう、すごくピンチな状況かもしれないんですけど、逆に3年間やってきた大喜利のブランディングがなくなったっていうブランディングなのかなと思っていて。
今回6月6日に新宿某所にてフリーライブがあるんですけど、そのタイトルが「~1500人笑わせないと"夏"来ません!~」というタイトル。私たちがZeppを超えた先の景色っていう1500人と、Zeppをほぼ満員の状態でライブしたはずなのに個性である大喜利を封印された私たちの前に立ちはだかる大きな壁、それを突破して大喜利を改めてラフ×ラフの個性だよねって言ってもらえるように、そしてZeppの先に進めるようになるフリーライブが、まず1個大きなロードマップの1つ目にあるかなって思っています。
──「~1500人笑わせないと"夏"来ません!~」、なかなかのハードルじゃないですか?!
藤崎:まず、1500人来てもらわないといけないし、大喜利で滑るようなことはあってはならない!という。

日比野:大喜利を取り戻す日にしなければいけない!
藤崎:魔王・佐久間から封印された大喜利を取り戻す!
──それが、6月6日にあると。今はそこに向かってということですね。
藤崎:はい! ただ大喜利だけじゃないところを魅せれる期間ではあると思っているので、そこをしっかりと魅せつつ、パフォーマンス向上させて、大喜利もパフォーマンスもしっかり真面目にやってますよというところをフリーライブで見せれたらいいなって思っています!
──当日は、ぜひ笑いに来てください!という感じですね?
藤崎:本当に! 笑いに来てほしい! 滑らせに来ないでほしい(笑)。
日比野:夏が来なくなっちゃう!!
──無事、夏がやってきたら考えていることはありますか?

永松:夏フェスがやはりすごく大切になってきますし、アイドル戦国時代の中で自分たちがどのくらいの立ち位置にいるのかっていうのを、いい意味でも悪い意味でも感じる期間だなと思っているので、もし大喜利を取り戻せて夏が来た場合、「やっぱりラフ×ラフ成長できてたね」と実感できるように、一個一個のライブを大切にしていきたいなと思っています。
──では、最後に改めて目標・展望を教えてください。
日比野:それこそ、夏を取り戻せた時に一番最初に浮かぶ大きなイベントは、TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)で、特に私は次で人生で9回目とかになるんですね。前回のTIFでは、PR大使もさせてもらったりと、思い出があるイベントなんですけど、そんなに出させていただいてるにも関わらず、まだメインステージに立ったことがないので! ラフ×ラフとして8人でメインステージに立てるようになるっていうのが、今明確な一つの目標な気がします。
高梨:ちょっと先の目標にはなるんですけど、3月にKT Zepp Yokohamaにたくさんの方に来ていただいたので、次の周年は必ずもう一段上のステージでやりたいなと思っています。ホールクラス、2000人・3000人ぐらいを埋められるようにこの1年間行動していきたい。
それには何が大事かなと思ったら、やっぱり曲をたくさんの人に聴いてもらう、バズるのが一番の近道なのかなと思っていて、それこそ6月6日のフリーライブで曲をたくさんやると思うんですけど、その中の一曲でもいいから誰かに刺さって、それをたくさん拡散していただけたら、きっとTIFのメインステージへの近道にもなると思う。とにかくフリーライブにたくさんの人、1500人以上の方に来ていただいて、そこでラフ×ラフを知っていただきたいなというのが目標です!

TEXT 笹谷淳介
PHOTO 井野友樹
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