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TM NETWORK「Get Wild」が長年愛される続ける秘訣は?歌詞の意味を徹底考察

『Get Wild』は、1987年4月8日にリリースされたTM NETWORKの代表曲であり、『シティーハンター』のエンディング曲です。40年近い時を経てもなお愛され続ける不朽の名作。その魅力を歌詞の意味と共に考察していきます。

アニメ「シティーハンター」エンディング主題歌として長年愛される名曲

▲TM NETWORK「Get Wild」Official Music Video
TM NETWORKの『Get Wild』は、1987年4月8日にリリースされました。

アニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとして広く知られている名曲。

筆者は幼少期に『シティーハンター』を見ていたため、記憶が曖昧で、オープニング主題歌だと記憶違いしていました。

それほどに強烈なインパクトを残しています。

2023年には、リリース日の4月8日が「『Get Wild』の日」に認定。

楽曲の知名度や影響の大きさを感じます。

劇場版『シティーハンター 天使の涙』でもエンディングテーマに起用され、作品を代表する楽曲にもなっている『Get Wild』。

40年近くも愛され続け、存在感を放ち続ける名曲の秘密を、歌詞を読み解きながら深堀りしていきます。

引用:https://www.sonymusic.co.jp/artist/TMNetwork/discography/
https://www.sonymusic.co.jp/artist/TMNetwork/info/551307

冴羽獠と香の関係性を彷彿させる歌詞

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アスファルト タイヤを切りつけながら
暗闇走りぬける
チープなスリルに身をまかせても
明日におびえていたよ
≪GET WILD'89 歌詞より抜粋≫
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静かに入ってくるイントロの美しい旋律と、歌い出しの歌詞が印象的です。

暗闇を車で疾走する。分かりやすいスピードというスリルに逃げても、迫り来る「明日」という現実からは逃れられません。

「チープなスリル」というのが皮肉に聞こえます。漠然とした不安から逃れるには、チープなくらいのスリルがちょうどいいのかもしれません。

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It's your pain or my pain or somebody's pain
誰かのために生きられるなら
It's your dream or my dream or somebody's dream
何も こわくはない
≪GET WILD'89 歌詞より抜粋≫
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誰かのために生きたいと思えた時、人は強くなれるのでしょう。

自分のためだけに生きている時は、明日が来ることすら恐ろしくても、自分以外の誰かの存在が介入しただけで、力を発揮できるのです。

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Get wild and tough
ひとりでは解けない愛のパズルを抱いて
Get wild and tough
この街でやさしさに甘えていたくはない
≪GET WILD'89 歌詞より抜粋≫
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「ひとりでは解けない愛のパズル」という歌詞にもあるように、人は一人では生きて行けません。

大切な誰かが加わることで息ができる。

愛のパズルを解くことができる誰かがいるから、優しさに甘えたくないと思える、強い自分になれるのでしょう。

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Get chance and luck
君だけが守れるものがどこかにあるさ
Get chance and luck
ひとりでも 傷ついた夢をとりもどすよ
≪GET WILD'89 歌詞より抜粋≫
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自分の無力さを嘆きたくなる瞬間は、人生の中で何度もあります。

そんな時「君だけが守れるものがどこかにある」という歌詞が背中を押してくれますね。

他の誰でもなく自分だけが守れるものを探すことが、人生なのかもしれません。

また、この歌詞は『シティーハンター』という作品にもよくハマっています。

冴羽獠は凄腕の始末屋ですが、香という相棒が存在します。

香はたくましい女性ですが、危険な世界で生きていけるような人間ではありません。

言わば、守ってあげなくてはならない存在です。

人間離れしたハンターとしての才能を持ち、どこか孤高の存在感を放つ彼が、それでも人間ぽさを失わないのは、香の存在が大きいのではないでしょうか。

「Get Wild」の歌詞に滲み出す人生観

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クルマのライトにkissを投げては
車道で踊るあの娘
冷たい夜空をステージにして
哀しくおどけていたね

It's your pain or my pain or somebody's pain
誰かのために愛せるのなら
It's your dream or my dream or somebody's dream
きっと 強くなれる
≪GET WILD'89 歌詞より抜粋≫
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誰かのために生きたり、愛したり。

自分以外に守りたいもの、大切なものがあるだけで、人は生きる力を持てるのです。

冴羽獠は一人でも生き抜ける凄腕のハンターですが、始末屋という仕事柄、抱える孤独も闇もあるでしょう。

そんな時、相棒でありながら始末屋ではない香の空気が、彼の張り詰めた糸を緩めてくれるのかもしれません。

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Get wild and tough
ひとりでは消せない痛み心に抱いて
Get wild and tough
この街で自由をもてあましたくはない
Get chance and luck
君だけが守れるものをみつけだしたら
Get chance and luck
ひとりでも 傷ついた夢をとりもどすよ

Get wild and tough
ひとりでは解けない愛のパズルを抱いて
Get wild and tough
この街でやさしさに甘えていたくはない
Get chance and luck
君だけが守れるものがどこかにあるさ
Get chance and luck
ひとりでも 傷ついた夢をとりもどすよ
≪GET WILD'89 歌詞より抜粋≫
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「ひとりでは消せない痛み」も、心許せる、大切な人と一緒なら乗り越えられる。

きっと、痛みは消えなくても、抱えて生きていけるくらいには楽になれるのではないでしょうか。

『Get Wild』の歌詞には、全体的に孤独感が漂っているように感じます。

しかし悲壮感はなく、どこか暖かいのは、決して一人ではないからでしょう。

この世界で、愛する誰かと巡り会えたから、もっと強くなれる。もっとタフになれる。

強く、優しく、しなやかに生きていけるのかもしれません。

『Get Wild』の歌詞に滲む人生観も、この曲が長年愛される理由の一つといえそうです。

「Get Wild」と「シティーハンター」の最強タッグ誕生秘話


この曲を作った時のことを、小室哲哉はインタビューで語っています。

TM NETWORKとして、売れる曲を出さなければならない崖っぷちの時期。

そんな時に決まった、エンディング曲の仕事。

自身の音楽理論を詰め込み、こだわり抜いた曲作りをしたことが伺えます。

音楽の大きな魅力の一つは、歌い手の心を込めた歌にあるのだと思います。

気持ちの乗った歌は、聴く人の心を打ち、その感情が伝播するからこそ、歌を聴いただけで、遠い過去の光景や気持ちが蘇るのでしょう。

しかし、『Get Wild』に関していえば、こだわり抜いた音楽理論によって生まれた、洗練された音楽性も大きな武器です。

いつ聴いても古くならず、強い個性と存在感を放ち、輝き続ける。

『Get Wild』が、いつの時代でも色褪せることなく愛され続ける秘訣は、小室哲哉がこだわりを持って生み出したサウンドにもあるといえるでしょう。

さらに、制作側の意見として、『シティーハンター』のラストシーンから、キレイにエンディングに入りたいという要望があったことも重要な要素だと思います。

どれほど女性に甘く、だらしない姿を見せても、最後はかっこいい冴羽獠で終わる。

そのラストシーンから、『Get Wild』の静かなイントロでエンディングに繋がる瞬間は、何度観ても心が震えました。

『Get Wild』と『シティーハンター』という最強タッグ誕生の秘訣は、アニメ制作側と音楽制作側のこだわりが生み出した化学変化なのかもしれません。

名曲は一人では生まれないのだということを、改めて教えてくれる名曲です。

引用:https://www.snrec.jp/entry/2020/05/01/110001
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/09/03/articles/20230903s00041000481000c.html


小室哲哉(Key)、宇都宮隆(vo)、木根尚登(g)によるユニット。 前身のSPEEDWAYを経て、1984年「金曜日のライオン」でデビュー。 圧倒的なパフォーマンス、シンセサイザーを多く導入した前例のない音楽性、歌詞表現、ミュージック・ビデオに人気が集まる。 小室が渡辺美里などに楽曲提供···

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