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THE BACK HORN 自分たちの音楽への誇りを改めて胸に刻んだ「運命開歌」ツアーファイナル【ライブレポート】

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THE BACK HORNの全国ワンマンツアー【KYO-MEIワンマンツアー ~運命開歌~】が、6月12日(日) 新木場STUDIOCOASTにてファイナルを迎えた。同ツアーは2月21日の東京・TSUTAYA O-EAST公演を皮切りに、全国35本のライブを実行。菅波栄純(Gt.)が「聖火リレーのようだった」と例えたように、各地で繋いできた熱気が、勢いよく燃え盛るようなファイナルだった。

公開日:2016年6月16日 更新日:2018年3月29日


この記事の目次
  1. ・THE BACK HORN 最新情報
  2. ・配信情報
  3. ・リリース情報
  4. ・ライブ情報
  5. ・イベント情報
  6. ・THE BACK HORN Profile

THE BACK HORNの全国ワンマンツアー【KYO-MEIワンマンツアー ~運命開歌~】が、6月12日(日) 新木場STUDIOCOASTにてファイナルを迎えた。同ツアーは2月21日の東京・TSUTAYA O-EAST公演を皮切りに、全国35本のライブを実行。菅波栄純(Gt.)が「聖火リレーのようだった」と例えたように、各地で繋いできた熱気が、勢いよく燃え盛るようなファイナルだった。




青紫に彩られた会場は、夕暮れと夜の境目を切り取ったかのようで、これから始まる夜と現在を現しているかのように見えた。そんな境目が血色のよい赤一色で染め上げられると、THE BACK HORNが姿を現し、菅波の奏でるリフがムーディに鳴る「暗闇でダンスを」でステージの幕が開けた。

”新木場―!”と激しく煽り立てる山田将司(Vo.)は前へとぐっとせり出すと、髪をかき上げ咆哮するかのように歌い、岡峰光舟(Ba.)と松田晋二(Dr.)が奏でる音の重なりはオーディエンスへとずっしりとリズムを与えていく。2曲目「ダストデビル」が奏でられる頃には、会場内にはサークルモッシュが形成され、人々がひしめき合いながら音を感じ合っていた。松田は今回のツアー「運命開歌」を”みんなで一緒に歌いたいライブ”だと例えていた。その思いをオーディエンスはしっかりと受け止めており、「戦う君よ」では大合唱が起こるなど、バンドとオーディエンスとが音を重ね合い一つの音楽を形成するシーンが多々見られた。



 全てをかけて先の未来へと強く歩みだす思いが込められた「その先へ」、ベースソロから爆発するように火が付いた「胡散」、和のエッセンスを仄かに持つサウンドが哀愁を掻き立てた「赤眼の路上」。THE BACK HORNの楽曲は肌で散りつくような荒々しさがありながらも、同じ傷を分かち合うような慈しみが感じられる。まさに、人間がつくった音楽であることが感じられる、生きた音を全身に叩き付けてくれるようなバンドではないだろうか。「コワレモノ」では、曲中にメンバー紹介とともにソロ回しを披露。続けて、菅波が”神様だらけのー!?”とコールすると、1回目から”スナック”と大きなレスポンスが返ってきたことに、”今日は完成度高いね!”と満足げな表情。その後も、「シュプレヒコールの片隅で」「悪人」を通して貪欲に求めあい、ぐちゃぐちゃと混ざり合っていた。



 会場内の熱気は凄まじく、床は立ち込める蒸気でじっとりと湿り、フロアには湯気が立ち込めていたように見えた。そんな光景に松田は”今は8分咲きくらい。本当はかなりいい花が咲いているって言いたいけど、ここで言うのはね”と、濁した余白が”まだまだそんなもんじゃないだろう?”と問いかけているかのようだ。菅波は”8分咲きっていいよね。8分でも綺麗だし、蕾でもいい味があるし”と切り出すと、”過程もいいよね。おかちゃん”と、穏やかさを感じる福島なまりで岡峰にパス。それを受けた岡峰は”過程? ホーム(家庭)のことかと思った”とうっかりな聞き間違いをしていた。その後は山田も参加して”新木場じゃなくて東京の方がいい” “SHINKIBAならTOKYO”と、呼びかけのバリエーションを考えたりと、まったりとした時間が流れるトークを繰り広げた。



 そんなトークとのギャップを明確にしたのは「君を守る」。”Stay with me 離れないでいて”と甘く囁きかける山田の歌声に酔いしれると、「冬のミルク」「美しい名前」と立て続けに胸に染み渡るバラードナンバーが放たれた。

 再びのMCでは、「運命開歌」というツアータイトルになぞらえて、「運命イカイカ」なるイカのお菓子の制作を検討していたことが山田の口から明らかに。メンバーは”このことは死ぬまで話さないって言ったでしょ”と口ぐちに零したかと思えば、提案者である山田が1人で盛り上がっていたことを暴露。山田は”いつか夢を叶えましょう(笑)”と笑みをこぼしながらも、今だ製作を諦めていないことをほのめかした。

”暗闇を指す一筋の光”と例えられる彼の音楽。山田はその例えを”おこがましいことなのでは”と悩むこともあったと明かすと、”改めて自分たちの音楽に誇りを持つことができた。やってきたことに間違えはないと感じたツアーだった”と、これまでの歩みを振り返り確かになった気持ちを真摯な瞳で語っていた。



後半戦は「tonight」を皮切りに、「魂のアリバイ」「シンフォニア」「刃」など攻撃的なナンバーを立て続けに披露。魂を削るような生々しい彼らの音楽に触発されたのか、余力は残さないといわんばかりに暴れつくすオーディエンス。ラスト「カナリア」まで、天高く拳が突き上げられ、ダイバーが続出し、雄々しい歌声が響き渡っていた。



 松田より”運命開歌したことが宣言”されたアンコールでは、「舞い上がれ」「罠」「コバルトブルー」を披露。ボルテージが上がり切ったオーディエンスからのアンコールは鳴りやまず、勢いのままにWアンコールへ突入。正真正銘のラストを飾った「無限の荒野」では、皆が笑顔を咲かせながら気持ちよさげに大合唱を響かせていた。全21曲を披露し終えたTHE BACK HORNは、惜しむような歓声に見送られながらも、颯爽とステージを後にした。

 ライブ終盤には秋にニューシングルをリリースすること、11月にホールツアー「『KYO-MEIホールツアー』~月影のシンフォニー~」を開催することが発表された。同ライブはストリングスを交えた特別編成のライブとなり、ファイナルは中野サンプラザで開催される。



TEXT:河内香奈子
Photo:Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER)

■THE BACK HORN@新木場STUDIOCOAST セットリスト
1.暗闇でダンスを
2.ダストデビル
3.戦う君よ
4.その先へ
5.胡散
6.赤眼の路上
7.コワレモノ
8.シュプレヒコールの片隅で
9.悪人
10.君を守る
11.冬のミルク
12.美しい名前
13.tonight
14.魂のアリバイ
15.シンフォニア
16.刃
17.カナリア

ENCORE
1.舞い上がれ
2.罠
3.コバルトブルー

DOUBLE ENCORE
1.無限の荒野

THE BACK HORNは1998年に結成されたオルタナティヴ・ロックバンド。山田将司(Vo.)、菅波栄純栄純(Gt.)、岡峰光舟(Ba.)、松田晋二(Dr.)の4人からなり、岡峰を除くメンバー全員が、東京ビジュアルアーツの出身。「聞く人の心をふるわせる音楽を届けていく」をモットーに、ハードコアやグランジ、ヘヴ···

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■リリース情報
今秋、ストリングスを交えての初のホールツアーを5都市で開催するTHE BACK HORNは、24作目となるシングルも発売決定!

詳細は後日、公式サイトで発表される。
http://www.thebackhorn.com/


■ライブ情報
2016年11月に初となるホールツアー「KYO-MEIホールツアー」〜月影のシンフォニー〜の開催が決定。

THE BACK HORN「KYO-MEIホールツアー」〜月影のシンフォニー〜
[2016年]
11月11日(金)大阪・NHK大阪ホール
11月18日(金)福岡・福岡国際会議場メインホール
11月24日(木)愛知・日本特殊陶業市⺠会館ビレッジホール
11月27日(日)宮城・仙台電力ホール
12月08日(木)東京・中野サンプラザホール

http://www.thebackhorn.com/news/p/detail/s_id/2/d_c_id/1/id/21274/

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