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この曲でQUEENに堕ちる!「Don't Stop Me Now」をトリビアを含めて紹介

イギリス発の世界的ロックバンド、QUEEN。2001年にはロックの殿堂入りも果たしています。このバンドの数々の名曲の中から、日本でもお馴染みの「Don't Stop Me Now」を、歌詞の中に含まれているトリビアを交えて、ご紹介します。

燃えながら宇宙を駆け巡る「恋愛の高揚感」を歌った名曲

QUEENは、フレディ・マーキュリー(vo.Key)、ブライアン・メイ(g.vo)、ロジャー・テイラー(ds.per.vo)、ジョン・ディーコン(b)の4人からなるイギリス発の世界的ロックバンドです。

フレディ・マーキュリーの、バンドのメンバーに出会ってからの人生を描いた映画、「ボヘミアンラプソディ」の大ヒットでも有名になりましたね。

QUEENの大ヒット曲や名曲は数々あります。

その中でも、今回のオススメしたいのは恋愛の高揚感を歌った「Don't Stop Me Now」。

▲Queen - Don't Stop Me Now (Official Video)

この曲が醸し出す高揚感は「燃えながら超高速で宇宙を駆け巡る」くらいのすごさです。

この「Don't Stop Me Now」を聴くと恋愛をしたくなること間違いなし!
加えて、スピード感あふれるサウンドもグッドなんです。

まだ聴いたことがない人は、ぜひ聴いてみてくださいね。

そして、この曲の歌詞には実は驚きのトリビアが隠されているんです。

さっそく歌詞を見ていきましょう。

ゆったりと高揚感に浸る曲の始まり


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Tonight I'm gonna have myself a real good time
I feel alive…
And the world turning inside out, yeah
and floating around in ecstacy
So (Don't stop me now)
(Don't stop me)
≪Don't Stop Me Now 歌詞より抜粋≫
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【対訳】
今夜 僕は 心から楽しむんだ
生きがいを感じている
世界は 僕がひっくり返すんだ Yeah
僕は高揚感の中に浮かんでいる
だから今 僕を止めないで 僕を止めないで
≪Don't Stop Me Now 歌詞より抜粋≫
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序盤は、泣けるピアノバラードの始まりなのか…?と思ってしまうほど、ゆったりとしたメロディで曲が始まります。

幸せな恋愛の高揚感に浸っている雰囲気が、歌詞からも伝わってきますね。

でも、この部分はジェットコースターに例えると、ゆっくりと坂を登っているところ。
この後から急にスピード感あふれるメロディに変わっていきます。

恋愛感情が超高速で高まっていく


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I'm a shooting star leaping through the sky
Like a tiger defying the laws of gravity
I'm a racing car passing by
like Lady Godiva
I'm gonna go, go, go
There's no stopping me
≪Don't Stop Me Now 歌詞より抜粋≫
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【対訳】
僕は 空を駆け巡る流れ星
重力を拒絶する虎のように
走り抜けるレーシングカー ゴディバ伯爵夫人のように
僕は駆け抜ける 誰にも 僕は止められない
≪Don't Stop Me Now 歌詞より抜粋≫
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「空を駆け巡る流れ星」も「重力を拒絶する虎」も(もし重力がなかったら、どんなに虎は速く走れるでしょう!)、「走り抜けるレーシングカー」も、恋愛感情が超高速で高まっていくのを表していますね。

でも、それでは歌詞に出てくる「ゴディバ伯爵夫人のように」って何だろう?と思いませんか?

そんなあなたのために、ゴディバ伯爵夫人のことを調べてみました。(笑)

一糸まとわぬ姿で馬に乗って駆け抜けたゴディバ伯爵夫人


ゴディバ伯爵夫人とは、「愛に満ちた物語」を持つ人なんです。
そんな人となりを示すエピソードを一つご紹介しましょう。

ゴディバ伯爵夫人は、イギリスの小さな町コベントリーに、領主である夫のレオフリック伯爵とともに暮らしていました。

当時、このコベントリーで暮らす人々は重い税金に苦しんでいたそうです。

そんな領民のために彼女は立ち上がりました。伯爵に税を引き下げるよう願い出たのです。

この申し出に対し、伯爵はとんでもない条件を突きつけます。

それは、「一糸まとわぬ姿で馬に乗り、町中を駆け回れたのなら税を下げる」という耐えがたいものでした。

しかし、彼女はその身を投げ出し、本当に伯爵の条件通りに実行してみせたのです。

領民はゴディバ伯爵夫人に敬意を表し、その姿を見ようとはしませんでした。

上記の逸話を敬愛し、QUEENはこの曲の歌詞でも「愛に満ちた存在が走り抜ける」と言いたいのかもしれませんね。
ゴディバ伯爵夫人は「愛の象徴」なのかもしれません。

ちなみに、ベルギーの高級チョコレート店の「ゴディバ」という店名は、このゴディバ伯爵夫人のことだそうですよ。

やっぱり恋愛はすばらしい!


その他にも恋愛のすばらしさ、高揚感を表す例えが次々と出てきます。

そして、何度も繰り返される「楽しんでいる」「僕を止めないで」という言葉。

この曲を作ったフレディ・マーキュリーにとって、恋愛は心から楽しめるすばらしいものだった…。

そして、この曲そのものも高揚感があって、止まらないスピード感があり、愛にあふれたすばらしいものですよね。

恋愛も音楽も、どちらも楽しみたくなってくる「Don't Stop Me Now」。

「その曲なら知っているよ!」という人も、よかったらまた聴いてみませんか?
恋愛と同じように、触れるたびに新しい発見があるのではないでしょうか。

TEXT 三田綾子

イギリス・ロンドン発のロックバンドQueen。 ボーカル兼ピアノ担当のフレディ・マーキュリー、ギター担当のブライアン・メイ、ベース担当のジョン・ディーコン、ドラム担当のロジャー・テイラーの男性4人組バンド。 デビューは1973年。メンバー全員が作詞作曲ができ、様々な楽器を使いこなす事···

この特集へのレビュー

男性

Queen最高

2020/06/15 12:11

個人的には、若者の夢を追い続ける意思の強さ、その楽しさを表してるんだと思ってましたが
こんな考え方もあるんですね

男性

2019/10/16 15:51

こういう解釈の仕方もあるんですね。
自分が知っている範囲だともっと過激なものだったので(笑)

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