Simon & Garfunkel

Simon & Garfunkel（サイモン＆ガーファンクル）は、1957年にニューヨークで結成された60年代を代表するフォークユニット。2人の美しいハーモニーが生み出す、心地よいサウンドで人気を博した。1970年に惜しくも解散したが、その後は再結成を繰り返している。

小学校時代からの親友であったポール・サイモン（Vo/G）とアート・ガーファンクル（Vo）は、1957年にトム＆ジェリーとして活動をスタート。大学の間は学業に専念したが、その後1963年にユニット名をサイモン＆ガーファンクルとし再びタッグを組む。

1964年1stアルバム「水曜の朝、午前3時」でデビュー。発売当初はさほど売上が伸びず苦戦していたが、アルバム中の「The Sound of Silence」に手を加えてシングルとしてリリースしたところ大当たりとなる。この曲は1967年公開のアメリカ映画「卒業」のテーマソングとしてさらなる大ヒットを記録。サイモン＆ガーファンクルは、映画のサウンドトラックも担当している。

1970年にリリースしたアルバム「Bridge Over Troubled Water」（邦題:明日に架ける橋）が全世界1000万枚を超える売上を記録し、グラミー賞も受賞するという大成功を収める。

しかし、このアルバムを最後にユニットは解散。以降はそれぞれソロ活動を続けている。度々再結成ツアーを敢行し、多くの観客を動員していることから未だに根強い人気を誇っていることが伺える。

2人が世に送り出した名曲の数々は、多くのミュージシャンにカバーされ、年代を超えてもなお世界中のあちこちで歌い継がれている。