咲さき乱みだれて ぽとりと落おちる椿つばきよ
枯かれることも 萎しおれることもしないで
美うつくしい姿すがたで 自みずから切きり落おとすの
永遠えいえんでいたいの そう告つげるように…
しがみつく その愚おろかさ 美うつくしい命いのちよ
いつか見みた あの日ひの君きみのような 美うつくしい花はな
焼やけ野原のはらに 降ふり積つもる雪ゆき 描えがいて
蝉せみの声こえに 君きみは掻かき消けされていった
やがてその姿すがたは 動うごかぬ椿つばきとなり
冬ふゆが訪おとずれては 「ここよ。」と僕ぼくを呼よぶ…
はらはらと 散ちりゆくような 命いのちはいらない
凛りんとした あの日ひの花はなのような 儚はかない影かげ
地ちに広ひろがる 君きみの想おもいは 健気けなげすぎて
花はなを落おとし 音おとを立たてて
踏ふみ出だす僕ぼくを 引ひき止とめる…
しがみつく その愚おろかさ 美うつくしい命いのちよ
いつか見みた あの日ひの君きみのような 美うつくしい花はな
ひらひらと 舞まい散ちるような 命いのちはいらない
凛りんとした あの日ひの君きみのような 儚はかない花はな
咲saきki乱midaれてrete ぽとりとpotorito落oちるchiru椿tsubakiよyo
枯kaれることもrerukotomo 萎shioれることもしないでrerukotomoshinaide
美utsukuしいshii姿sugataでde 自mizukaらra切kiりri落oとすのtosuno
永遠eienでいたいのdeitaino そうsou告tsuげるようにgeruyouni…
しがみつくshigamitsuku そのsono愚oroかさkasa 美utsukuしいshii命inochiよyo
いつかitsuka見miたta あのano日hiのno君kimiのようなnoyouna 美utsukuしいshii花hana
焼yaけke野原noharaにni 降fuりri積tsuもるmoru雪yuki 描egaいてite
蝉semiのno声koeにni 君kimiはha掻kaきki消keされていったsareteitta
やがてそのyagatesono姿sugataはha 動ugoかぬkanu椿tsubakiとなりtonari
冬fuyuがga訪otozuれてはreteha 「ここよkokoyo。」とto僕bokuをwo呼yoぶbu…
はらはらとharaharato 散chiりゆくようなriyukuyouna 命inochiはいらないhairanai
凛rinとしたtoshita あのano日hiのno花hanaのようなnoyouna 儚hakanaいi影kage
地chiにni広hiroがるgaru 君kimiのno想omoいはiha 健気kenageすぎてsugite
花hanaをwo落oとしtoshi 音otoをwo立taててtete
踏fuみmi出daすsu僕bokuをwo 引hiきki止toめるmeru…
しがみつくshigamitsuku そのsono愚oroかさkasa 美utsukuしいshii命inochiよyo
いつかitsuka見miたta あのano日hiのno君kimiのようなnoyouna 美utsukuしいshii花hana
ひらひらとhirahirato 舞maいi散chiるようなruyouna 命inochiはいらないhairanai
凛rinとしたtoshita あのano日hiのno君kimiのようなnoyouna 儚hakanaいi花hana