伊豆いずの七島ななしま 春雨はるさめ濡ぬらす
けさの出船でふねの 帆ほを濡ぬらす
泣ないてね 泣ないて見送みおくる 御神火ごじんかの
煙けむりほのぼの 旅たびの船ふね
ハ どうしょか 椿つばきの花はなが散ちる
粋いきな旅たび衆しゅうに なぞかけられて
娘心むすめごころの とつおいつ
忍しのぶね 忍しのぶ月夜つきよの 相模灘さがみなだ
波なみのうわさが 恥はずかしい
ハ どうしょか 椿つばきの花はなが散ちる
下田しもだ通かよいか 八丈はちじょう行ゆきか
更ふけて汽笛きてきが 身みにしみる
五十ごじゅうね 五ご十三里じゅうさんりは風かぜ便だより
ハ どうしょか 椿つばきの花はなが散ちる
伊豆izuのno七島nanashima 春雨harusame濡nuらすrasu
けさのkesano出船defuneのno 帆hoをwo濡nuらすrasu
泣naいてねitene 泣naいてite見送miokuるru 御神火gojinkaのno
煙kemuりほのぼのrihonobono 旅tabiのno船fune
ハha どうしょかdousyoka 椿tsubakiのno花hanaがga散chiるru
粋ikiなna旅tabi衆syuuにni なぞかけられてnazokakerarete
娘心musumegokoroのno とつおいつtotsuoitsu
忍shinoぶねbune 忍shinoぶbu月夜tsukiyoのno 相模灘sagaminada
波namiのうわさがnouwasaga 恥haずかしいzukashii
ハha どうしょかdousyoka 椿tsubakiのno花hanaがga散chiるru
下田shimoda通kayoいかika 八丈hachijou行yuきかkika
更fuけてkete汽笛kitekiがga 身miにしみるnishimiru
五十gojuuねne 五go十三里juusanriはha風kaze便dayoりri
ハha どうしょかdousyoka 椿tsubakiのno花hanaがga散chiるru