6月がつの風かぜがドアミラーに張はりついたままで
渋滞じゅうたいの向むこう海うみに出でると少すこしましになる
「この後あとで何処どこへ行いくの?」
「そんなこと僕ぼくわからない」
「窓まど開あけて 何なにか見みえる?」
「空そらが見みえるだけだよ」
「あ、ちょっと待まって 今いま夕陽ゆうひが沈しずむ もう少すこし黙だまってよ」
きっと何なにかが想おもい出だせるよ
僕等ぼくらがしがみついてる意味いみがわかる
君きみが手ての中なかで転ころがしてる飴色あめいろのピアス
まるで僕達ぼくたちの時間じかんのよう
気きまぐれに光ひかる
「わかるでしょ?」
「わからないよ」
「そんなこと聞きかないでくれ」
「波なみの音おと聞きこえてるよ」
「僕ぼくは何なにも聞きこえない」
「ちょっと見みて ほら桃色ももいろの雲くも あんなの見みたことないね」
きっと僕等ぼくらは疲つかれてるだけ
深呼吸しんこきゅうをしてみたら
景色けしきが回まわりだす
たどり着つく場所ばしょはいつも
狭せまくて肩かたも抱だけない
だけどまだ君きみがとても大切たいせつだと想おもうから
そっと佇たたずむ夕ゆうまぐれには
耳みみを傾かたむけようか
バックミラーに遠とおざかる街まち
何なにもないままでいいよ
何処どこまでも行いこう
ちょっと待まって
今いま夕陽ゆうひが沈しずむ
もう少すこし黙だまっていよう
きっと何なにかが想おもい出だせるよ
僕等ぼくらがしがみついてる意味いみがわかる
6月gatsuのno風kazeがgaドアミラdoamiraーにni張haりついたままでritsuitamamade
渋滞juutaiのno向muこうkou海umiにni出deるとruto少sukoしましになるshimashininaru
「このkono後atoでde何処dokoへhe行iくのkuno?」
「そんなことsonnakoto僕bokuわからないwakaranai」
「窓mado開aけてkete 何naniかka見miえるeru?」
「空soraがga見miえるだけだよerudakedayo」
「あa、ちょっとchotto待maってtte 今ima夕陽yuuhiがga沈shizuむmu もうmou少sukoしshi黙damaってよtteyo」
きっとkitto何naniかがkaga想omoいi出daせるよseruyo
僕等bokuraがしがみついてるgashigamitsuiteru意味imiがわかるgawakaru
君kimiがga手teのno中nakaでde転koroがしてるgashiteru飴色ameiroのnoピアスpiasu
まるでmarude僕達bokutachiのno時間jikanのようnoyou
気kiまぐれにmagureni光hikaるru
「わかるでしょwakarudesyo?」
「わからないよwakaranaiyo」
「そんなことsonnakoto聞kiかないでくれkanaidekure」
「波namiのno音oto聞kiこえてるよkoeteruyo」
「僕bokuはha何naniもmo聞kiこえないkoenai」
「ちょっとchotto見miてte ほらhora桃色momoiroのno雲kumo あんなのannano見miたことないねtakotonaine」
きっとkitto僕等bokuraはha疲tsukaれてるだけreterudake
深呼吸shinkokyuuをしてみたらwoshitemitara
景色keshikiがga回mawaりだすridasu
たどりtadori着tsuくku場所basyoはいつもhaitsumo
狭semaくてkute肩kataもmo抱daけないkenai
だけどまだdakedomada君kimiがとてもgatotemo大切taisetsuだとdato想omoうからukara
そっとsotto佇tatazuむmu夕yuuまぐれにはmagureniha
耳mimiをwo傾katamuけようかkeyouka
バックミラbakkumiraーにni遠tooざかるzakaru街machi
何naniもないままでいいよmonaimamadeiiyo
何処dokoまでもmademo行iこうkou
ちょっとchotto待maってtte
今ima夕陽yuuhiがga沈shizuむmu
もうmou少sukoしshi黙damaっていようtteiyou
きっとkitto何naniかがkaga想omoいi出daせるよseruyo
僕等bokuraがしがみついてるgashigamitsuiteru意味imiがわかるgawakaru