父ちちを亡なくした男おとこはひとり 大海原おおうなばらへ舟ふねをだす
育そだちざかりが待まつ家いえの 明日あしたの為ためと舟ふねをだす
涙なみだがかわく暇ひまもなく 魚さかなの群むれが通とおりすぎてく
けれど男おとこは 無なくしたものを 探さがし出だすように網あみを引ひく
今日きょうという日ひが 荒波あらなみでも
海うみは変かわらず 青あおのまま
潮しおの流ながれが 指さしている 沖おきへ沖おきへと
それを知しってか 知しらないのか 育そだちざかりの 腹はらがなる
母ははを亡なくした女おんなはひとり 涙なみだの顔かおで髪かみをとく
女おんなもまた 母ははであり こんな時ときこそと髪かみをとく
今日きょうという日ひが 雨降あめふりでも
雲くもの上うえでは 青あおのまま
風かぜに運はこばれ 舞まう木この葉はが 空そらへ空そらへと
それを追おいかけ 走はしりだす 無邪気むじゃきに笑わらう 幼おさなき子こ
荒波あらなみでも 雨降あめふりでも
前まえも見みえない 暗闇くらやみでも
育そだちざかりも 幼おさな子ごも
男おとこも女おんなも みんな知しってる みんな向むかってる
闇やみの向むこうの 向むこう側がわの 海うみも空そらも 青あおのまま
深ふかく高たかく 美うつくしく 海うみも空そらも 青あおのまま
父chichiをwo亡naくしたkushita男otokoはひとりhahitori 大海原oounabaraへhe舟funeをだすwodasu
育sodaちざかりがchizakariga待maつtsu家ieのno 明日ashitaのno為tameとto舟funeをだすwodasu
涙namidaがかわくgakawaku暇himaもなくmonaku 魚sakanaのno群muれがrega通tooりすぎてくrisugiteku
けれどkeredo男otokoはha 無naくしたものをkushitamonowo 探sagaしshi出daすようにsuyouni網amiをwo引hiくku
今日kyouというtoiu日hiがga 荒波aranamiでもdemo
海umiはha変kaわらずwarazu 青aoのままnomama
潮shioのno流nagaれがrega 指saしているshiteiru 沖okiへhe沖okiへとheto
それをsorewo知shiってかtteka 知shiらないのかranainoka 育sodaちざかりのchizakarino 腹haraがなるganaru
母hahaをwo亡naくしたkushita女onnaはひとりhahitori 涙namidaのno顔kaoでde髪kamiをとくwotoku
女onnaもまたmomata 母hahaでありdeari こんなkonna時tokiこそとkosoto髪kamiをとくwotoku
今日kyouというtoiu日hiがga 雨降amefuりでもridemo
雲kumoのno上ueではdeha 青aoのままnomama
風kazeにni運hakoばれbare 舞maうu木koのno葉haがga 空soraへhe空soraへとheto
それをsorewo追oいかけikake 走hashiりだすridasu 無邪気mujakiにni笑waraうu 幼osanaきki子ko
荒波aranamiでもdemo 雨降amefuりでもridemo
前maeもmo見miえないenai 暗闇kurayamiでもdemo
育sodaちざかりもchizakarimo 幼osaなna子goもmo
男otokoもmo女onnaもmo みんなminna知shiってるtteru みんなminna向muかってるkatteru
闇yamiのno向muこうのkouno 向muこうkou側gawaのno 海umiもmo空soraもmo 青aoのままnomama
深fukaくku高takaくku 美utsukuしくshiku 海umiもmo空soraもmo 青aoのままnomama