とても静しずかだった
誰だれにも会あわなかった
今日きょうからやっと始はじまる
本当ほんとうの僕ぼくの始はじまりの夜明よあけ
誰だれにもきっと聞きこえないような
小ちいさな声こえであの歌うたを歌うたった
気きを抜ぬけばきっと挫くじけてしまいそうな
僕ぼくの背中せなかを蹴飛けとばす歌うたを
鴉からすが鳴ないていた
空気くうきが冷つめたかった
町まちは群青色ぐんじょういろの眠ねむりの底そこでまだ夢ゆめを見みていた
誰だれもがきっと旅立たびだつ朝あさの中なか
心こころの中なかでその歌うたを歌うたった
気きを抜ぬけばきっと挫くじけてしまいそうな
その人ひとだけのためにある歌うたを
誰だれにもきっと聞きこえないような
小ちいさな声こえであの歌うたを歌うたった
振ふり向むけばきっと手招てまねきしている
弱虫よわむしな僕ぼくを振ふり切きるために
誰だれもがきっと旅立たびだつ朝あさの中なか
心こころの中なかでその歌うたを歌うたった
気きを抜ぬけばきっと挫くじけてしまいそうな
僕ぼくの背中せなかを蹴飛けとばす歌うたを
とてもtotemo静shizuかだったkadatta
誰dareにもnimo会aわなかったwanakatta
今日kyouからやっとkarayatto始hajiまるmaru
本当hontouのno僕bokuのno始hajiまりのmarino夜明yoaけke
誰dareにもきっとnimokitto聞kiこえないようなkoenaiyouna
小chiiさなsana声koeであのdeano歌utaをwo歌utaったtta
気kiをwo抜nuけばきっとkebakitto挫kujiけてしまいそうなketeshimaisouna
僕bokuのno背中senakaをwo蹴飛ketoばすbasu歌utaをwo
鴉karasuがga鳴naいていたiteita
空気kuukiがga冷tsumeたかったtakatta
町machiはha群青色gunjouiroのno眠nemuりのrino底sokoでまだdemada夢yumeをwo見miていたteita
誰dareもがきっとmogakitto旅立tabidaつtsu朝asaのno中naka
心kokoroのno中nakaでそのdesono歌utaをwo歌utaったtta
気kiをwo抜nuけばきっとkebakitto挫kujiけてしまいそうなketeshimaisouna
そのsono人hitoだけのためにあるdakenotameniaru歌utaをwo
誰dareにもきっとnimokitto聞kiこえないようなkoenaiyouna
小chiiさなsana声koeであのdeano歌utaをwo歌utaったtta
振fuりri向muけばきっとkebakitto手招temaneきしているkishiteiru
弱虫yowamushiなna僕bokuをwo振fuりri切kiるためにrutameni
誰dareもがきっとmogakitto旅立tabidaつtsu朝asaのno中naka
心kokoroのno中nakaでそのdesono歌utaをwo歌utaったtta
気kiをwo抜nuけばきっとkebakitto挫kujiけてしまいそうなketeshimaisouna
僕bokuのno背中senakaをwo蹴飛ketoばすbasu歌utaをwo