春はるも待またずに ほころぶ花はなに
そそぐ陽ひだまり 石畳いしだたみ
この坂さかを 右みぎへ折おれれば 高台寺こうだいじ
恋こいの名残なごりを 愛いつくしむように
鐘かねが鳴なります 京都きょうと二寧坂にねんざか
肩かたに手てを添そえ 転ころばぬように
そんな優やさしい 気配きくばりが
今更いまさらに 消きえてはかない 夏なつすだれ
秋あきが色いろづく 清水寺きよみずでら
夢ゆめが揺ゆれます 京都きょうと二寧坂にねんざか
何処どこでどうして 躓つまずいたのか
歩あるき慣なれてる 坂さかなのに
ささめ雪ゆき 遠とおいおもかげ 抱だきしめて
くぐる八坂やさかの 思おもい出で鳥居とりい
明あかるすぎます 京都きょうと二寧坂にねんざか
春haruもmo待maたずにtazuni ほころぶhokorobu花hanaにni
そそぐsosogu陽hiだまりdamari 石畳ishidatami
このkono坂sakaをwo 右migiへhe折oれればrereba 高台寺koudaiji
恋koiのno名残nagoりをriwo 愛itsukuしむようにshimuyouni
鐘kaneがga鳴naりますrimasu 京都kyouto二寧坂ninenzaka
肩kataにni手teをwo添soえe 転koroばぬようにbanuyouni
そんなsonna優yasaしいshii 気配kikubaりがriga
今更imasaraにni 消kiえてはかないetehakanai 夏natsuすだれsudare
秋akiがga色iroづくduku 清水寺kiyomizudera
夢yumeがga揺yuれますremasu 京都kyouto二寧坂ninenzaka
何処dokoでどうしてdedoushite 躓tsumazuいたのかitanoka
歩aruきki慣naれてるreteru 坂sakaなのにnanoni
ささめsasame雪yuki 遠tooいおもかげiomokage 抱daきしめてkishimete
くぐるkuguru八坂yasakaのno 思omoいi出de鳥居torii
明akaるすぎますrusugimasu 京都kyouto二寧坂ninenzaka