遠とおく離はなれてても孤独こどくに溺おぼれても
強つよく握にぎりしめたその手てが離はなれても
独ひとりにはなれない
オシャレを忘わすれた母親ははおやを 女おんなのくせにと責せめるなかれ
無邪気むじゃきだった君きみを守まもる為ために 迷まよわず選えらんだ戦闘服せんとうふく
疲つかれ果はてて眠ねむる父親ちちおやを だらしが無ないと見誤みあやまるな
今いまは握にぎらぬその掌てのひらは 硬かたく分厚ぶあつく 君きみを支ささえてきた
争あらそいあう時ときも許ゆるし合あえぬ時ときも
同おなじ命いのちを分わかち合あい生いきているなら
遠とおく離はなれてても孤独こどくに溺おぼれても
強つよく握にぎりしめたその手てが離はなれても
独ひとりにはなれない
元気げんきなくせに急きゅうにあなたは 「私わたしがもし死しんだらね」とか話はなし出だす
その言葉ことばの先さきを聞きかぬよう 早はやく眠ねむれよとドアを閉しめた
憎にくしみに似にた愛いとおしさ 温ぬくもりに似にた寂さびしさ
台所だいどころからカレーの匂におい 「よく似にてるね」と言いわれるのが嫌いやだった
胸むねが痛いたむ訳わけを僕ぼくはまだ知しらない
言葉ことばに出来できない理由りゆうもまだ解わからない
家いえを出でるその日ひにあなたがくれたのは
苛立いらだち遠とおざけた宝物たからものでした
遠tooくku離hanaれててもretetemo孤独kodokuにni溺oboれてもretemo
強tsuyoくku握nigiりしめたそのrishimetasono手teがga離hanaれてもretemo
独hitoりにはなれないrinihanarenai
オシャレosyareをwo忘wasuれたreta母親hahaoyaをwo 女onnaのくせにとnokusenito責seめるなかれmerunakare
無邪気mujakiだったdatta君kimiをwo守mamoるru為tameにni 迷mayoわずwazu選eraんだnda戦闘服sentoufuku
疲tsukaれre果haててtete眠nemuるru父親chichioyaをwo だらしがdarashiga無naいとito見誤miayamaるなruna
今imaはha握nigiらぬそのranusono掌tenohiraはha 硬kataくku分厚buatsuくku 君kimiをwo支sasaえてきたetekita
争arasoいあうiau時tokiもmo許yuruしshi合aえぬenu時tokiもmo
同onaじji命inochiをwo分waかちkachi合aいi生iきているならkiteirunara
遠tooくku離hanaれててもretetemo孤独kodokuにni溺oboれてもretemo
強tsuyoくku握nigiりしめたそのrishimetasono手teがga離hanaれてもretemo
独hitoりにはなれないrinihanarenai
元気genkiなくせにnakuseni急kyuuにあなたはnianataha 「私watashiがもしgamoshi死shiんだらねndarane」とかtoka話hanaしshi出daすsu
そのsono言葉kotobaのno先sakiをwo聞kiかぬようkanuyou 早hayaくku眠nemuれよとreyotoドアdoaをwo閉shiめたmeta
憎nikuしみにshimini似niたta愛itoおしさoshisa 温nukuもりにmorini似niたta寂sabiしさshisa
台所daidokoroからkaraカレkareーのno匂nioいi 「よくyoku似niてるねterune」とto言iわれるのがwarerunoga嫌iyaだったdatta
胸muneがga痛itaむmu訳wakeをwo僕bokuはまだhamada知shiらないranai
言葉kotobaにni出来dekiないnai理由riyuuもまだmomada解wakaらないranai
家ieをwo出deるそのrusono日hiにあなたがくれたのはnianatagakuretanoha
苛立iradaちchi遠tooざけたzaketa宝物takaramonoでしたdeshita