雪の夜 歌詞 吉幾三 ふりがな付

飲のんでも飲のんでも 酔よえない時ときは
あなたが恋こいしい 寒さむい夜よる
煙草たばこのけむりが 目めにしみる時とき
あなたに逢あいたい 雪ゆきの夜よる
受話器じゅわきをにらんで 一人ひとり酒ざけ
今夜こんやも鳴ならずに 一人ひとり酒ざけ
お揃そろいのマフラー 一人ひとりで巻まいて
声こえだけ聞ききたい 雪ゆきの夜よる

車くるまのドアの音おと カーテン開あけて
何度なんどもふいたワ ガラス窓まど
あなたには帰かえる 家いえがあるけど
私わたしは待まつ身みネ 雪ゆきの夜よる
みゆきのレコード 聞ききながら
わがままな女おんなの 一人ひとり酒ざけ
ふいてもふいても 泪なみだあふれて
あなたが恋こいしい 雪ゆきの夜よる

降ふっても降ふっても 止やまない雪ゆきは
雨あめより嫌いやだネ 淋さびしいネ
いつしか消きえてた 人ひとの足跡あしあと
つけてヨあなたが 雪ゆきの夜よる
泪なみだをふかずに 眠ねむる夜よは
薄うすめのグラスと 一人ひとり酒ざけ
街がい灯とうつまみに 窓まど少すこし開あけ
夢見ゆめみて眠ねむるヨ 雪ゆきの夜よる