嘘うそ吹ふけば流ながれる人ひとの波なみ 甘あまい思考しこうでのぼせる脂肪しぼう
横道よこみちの屋根やねの下隅したずみ 黄色きいろい歯はが微笑ほほえみ寄よる
同情どうじょうしていたあなたさえ 素知そしらぬ振ふりで肌はだを剥むく
痛いたい痛いたいと叫さけんでも 生暖なまあたたかい熱ねつが
居いない居いないと嘘うそをつき 指ゆびを数かずう
そこここに隠かくした夜よる月つき
両端りょうたん吊つり上あげられた唇くちびるの中なか 私わたしの胸むね 一面いちめんの百合ゆりの壁かべ
考かんがえることを止やめたら 確たしかに何なにもなくていい
痛いたい痛いたいと叫さけんでも 生暖なまあたたかい熱ねつが
居いない居いないと嘘うそをつき 指ゆびを数かずう
灯あかりから零こぼれ出でる夢ゆめ 消けさず触ふれず眺ながめるだけ
失うしなったあの春はるも 六畳ろくじょう間まも随分ずいぶん慣なれてしまったようで
枯かれても百合ゆりと言いえましょうか
痛いたい痛いたいと叫さけんでも 生暖なまあたたかい熱ねつが
居いない居いないと嘘うそをつき 指ゆびを数かずう
何なにももう要いらないのに 君きみが与あたえるは愛あい
居いない居いないと嘘うそをついたのは私わたし
気きづかないで
嘘uso吹fuけばkeba流nagaれるreru人hitoのno波nami 甘amaいi思考shikouでのぼせるdenoboseru脂肪shibou
横道yokomichiのno屋根yaneのno下隅shitazumi 黄色kiiroいi歯haがga微笑hohoeみmi寄yoるru
同情doujouしていたあなたさえshiteitaanatasae 素知soshiらぬranu振fuりでride肌hadaをwo剥muくku
痛itaいi痛itaいとito叫sakeんでもndemo 生暖namaatataかいkai熱netsuがga
居iないnai居iないとnaito嘘usoをつきwotsuki 指yubiをwo数kazuうu
そこここにsokokokoni隠kakuしたshita夜yoru月tsuki
両端ryoutan吊tsuりri上aげられたgerareta唇kuchibiruのno中naka 私watashiのno胸mune 一面ichimenのno百合yuriのno壁kabe
考kangaえることをerukotowo止yaめたらmetara 確tashiかにkani何naniもなくていいmonakuteii
痛itaいi痛itaいとito叫sakeんでもndemo 生暖namaatataかいkai熱netsuがga
居iないnai居iないとnaito嘘usoをつきwotsuki 指yubiをwo数kazuうu
灯akaりからrikara零koboれre出deるru夢yume 消keさずsazu触fuれずrezu眺nagaめるだけmerudake
失ushinaったあのttaano春haruもmo 六畳rokujou間maもmo随分zuibun慣naれてしまったようでreteshimattayoude
枯kaれてもretemo百合yuriとto言iえましょうかemasyouka
痛itaいi痛itaいとito叫sakeんでもndemo 生暖namaatataかいkai熱netsuがga
居iないnai居iないとnaito嘘usoをつきwotsuki 指yubiをwo数kazuうu
何naniももうmomou要iらないのにranainoni 君kimiがga与ataえるはeruha愛ai
居iないnai居iないとnaito嘘usoをついたのはwotsuitanoha私watashi
気kiづかないでdukanaide