よみ:そうまとう
走馬灯 歌詞
-
ヒグチアイ
- 2019.9.25 リリース
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肩書かたがきが名刺めいしの真まん中なかに書かかれていて
親おやがくれた名前なまえはいつのまにか消きえた
ママでもない 主任しゅにんでもない
おまえでもない おばさんでもない
わたしはどこにいるんだろう
わたしじゃないなにかに成なり代かわっていれば
言いわれたことに傷きずつきにくいことを知しってから
頼たよってた 頼たよりきってた
迷まよいはなくて 迷まよう暇ひまもなくて
わたしから逃にげてきたんだよ
朝起あさおきて鏡かがみの前まえで
おまえは誰だれだと呟つぶやく
卒業そつぎょう証書しょうしょをもらったときは
たしかにたしかにわたしだった
あの頃ころに戻もどりたいのは
楽たのしかったからじゃなくて
疑うたがうことなく何者なにものでもない
わたしがいたから
どれぐらい稼かせいで なにを買かったのか
だれとのんで どれだけ寝ねてないかを
競きそっている 飲のみ屋やの隅すみで
大切たいせつなもの 守まもるために
上手うまく笑わらえるようになるんだ
虚むなしさを 照てらした街灯がいとう
全部ぜんぶ捨すてたいと 思おもう夜よる
捨すてらんないよな 簡単かんたんじゃないよな
だから うまく ごまかしてる
つまづいて 立たち止どまれば
脳裏のうりに浮うかぶ走馬灯そうまとう
スカートの下したに体操服たいそうふくはいて
坂さかをのぼる 赤あかい自転車じてんしゃ
あの頃ころに戻もどりたいのは
楽たのしかったからじゃなくて
疑うたがうことなく何者なにものでもない
わたしがいたから
親おやがくれた名前なまえはいつのまにか消きえた
ママでもない 主任しゅにんでもない
おまえでもない おばさんでもない
わたしはどこにいるんだろう
わたしじゃないなにかに成なり代かわっていれば
言いわれたことに傷きずつきにくいことを知しってから
頼たよってた 頼たよりきってた
迷まよいはなくて 迷まよう暇ひまもなくて
わたしから逃にげてきたんだよ
朝起あさおきて鏡かがみの前まえで
おまえは誰だれだと呟つぶやく
卒業そつぎょう証書しょうしょをもらったときは
たしかにたしかにわたしだった
あの頃ころに戻もどりたいのは
楽たのしかったからじゃなくて
疑うたがうことなく何者なにものでもない
わたしがいたから
どれぐらい稼かせいで なにを買かったのか
だれとのんで どれだけ寝ねてないかを
競きそっている 飲のみ屋やの隅すみで
大切たいせつなもの 守まもるために
上手うまく笑わらえるようになるんだ
虚むなしさを 照てらした街灯がいとう
全部ぜんぶ捨すてたいと 思おもう夜よる
捨すてらんないよな 簡単かんたんじゃないよな
だから うまく ごまかしてる
つまづいて 立たち止どまれば
脳裏のうりに浮うかぶ走馬灯そうまとう
スカートの下したに体操服たいそうふくはいて
坂さかをのぼる 赤あかい自転車じてんしゃ
あの頃ころに戻もどりたいのは
楽たのしかったからじゃなくて
疑うたがうことなく何者なにものでもない
わたしがいたから