リトル・ヴァンパイア 歌詞 The Songbards ふりがな付

不機嫌ふきげんそうな顔かおで 汚きたない鏡かがみを見みる
重おもたい瞼まぶたの向むこう 幼おさない瞳ひとみがある

薄暗うすぐらい校舎こうしゃの影かげ 踏ふみ出だす勇気ゆうきもなく
青白あおじろい肌はだを眺ながめ すり抜ぬけた夏なつを思おもう

重かさなっていくその手てを見みた
眩まぶしい光ひかりの中なか 君きみが輝かがやくなら 僕ぼくはここにいよう
始はじまりもしないまま終おわって 僕ぼくなんていなくたってきっと

恋こいが訪おとずれて 君きみはずっと遠とおくの 知しらない場所ばしょへ
僕ぼくはこのままで きっと何なにも変かわらないで 暗闇くらやみに紛まぎれ
恋こいに憧あこがれて 僕ぼくはずっと遠とおくの 君きみを想おもって
いつか訪おとずれるはずさと今日きょうも恐おそれている 光ひかりを恐おそれている

温あたたかい湿しめった風かぜ 黒くろく重おもたい空そら
すぐに降ふり始はじめた 僕ぼくを誘さそう雨あめだ

失うしなってゆくその光ひかりに 遠とおざかるこの想おもいは
君きみが知しらないまま この雨あめと流ながれてゆく

始はじまりもしないまま終おわって 僕ぼくなんていなくたってきっと

愛あいに気きがついて 君きみはずっと遠とおくの 知しらない場所ばしょへ
僕ぼくはこのままで きっと何なにも変かわれないで 暗闇くらやみに紛まぎれ
恋こいに憧あこがれて 僕ぼくはずっと遠とおくの 君きみを想おもって
いつか訪おとずれるはずさと今日きょうも君きみの影かげ 形かたちをなぞっている

変かわろうとしないまま終おわって
救すくえない運命うんめいをずっと嘆なげくだけさ
僕ぼくはきっと臆病おくびょうな人間にんげんみたいに

恋こいを確たしかめて 僕ぼくはずっと遠とおくの 君きみを想おもって
愛あいに憧あこがれても 君きみはずっと遠とおくで 誰だれかを想おもって
僕ぼくはこのままで きっと何なにも変かわれないで 暗闇くらやみに紛まぎれ
いつか訪おとずれるはずさと今日きょうも君きみの影かげ 形かたちを探さがしている